哲ノート

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直接投票の怖さ

2016-06-25 00:20:52 | 出来事
イギリスでの国民投票の結果から…。

事前から最後は成熟したイギリスの良識が勝ってEU残留かと思われたが、結果はEU離脱という道を国民は選んだ。

人によって物事の考え方、捉え方など違って当たり前だし、もし同じだとものすごく恐い面もある。

だから今回の結果も国民一人一人が(たぶん)自身の意思による直接投票からの結果であり、

それがストレートに反映されての結果であるから、たとえ自分の考え、思い通りにならなくても、すっきり判断された分はある面納得できるのではないか。

(今回は結果が拮抗しており、国を二分するような結果を招くかもしれないが)

何も疑うことはなく結果は結果であり、それに至るまでのプロセスには右往左往したかもしれないが、直接投票というものはこれほど単純で正確なものはないと思う。

間接的な投票であったり、すでに事前に筋書きができていたり、ただの“信任投票”であったり…と、手が届かないところでの仕組みは、少なからず“わだかまり”というものが

発生してしまうもので、このような意思決定方法が先進国でみごとに行われたことは、大変意味深いことと思う。

いまの日本にこのような決定方法が定着するかはわからないが、今回の結果は少なくても「直接投票」の明快さとともに怖さをも含んだものとなった。
コメント
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