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歌人 土屋正夫先生 生誕100年記念墓参吟行会 2-2

2015年08月02日 12時55分52秒 | 短歌


      創刊 昭和34年1月  題字 石川 蒼丘氏         『輕雪』を創刊されたありし日の土屋 正夫先生

土屋先生のご紹介(現編集発行人鶴岡先生の弔辞より一部転載)

「国民文学」に入られ短歌をはじめてから73年、私たちの『輕雪』を主宰されてから49年、その間、日本歌人クラブの中央幹事、千葉県歌人クラブ会長、市原歌人会世話人代表など、公の
お仕事にも尽くされました。
平成8年には千葉県教育功労賞を受賞、平成9年には皇居お歌会始めのご陪聴に招かれ、平成10年には勲五等瑞宝章を受章、同じく平成10年には第15歌集『鳴泉居』で日本歌人クラブ賞を
受賞されました。

晩年のお歌(編集委員会選より五首)

  百歳まで月々十首の歌詠まむ詠まめと書けり最後の書簡
  気力失せし身は行方なく来たり臥すソフアよ迎へむ人いまはなく
  戸袋より雨戸引き出す力なし子の影見れば遠くわが呼ぶ
  午前三時起きて書き出す『新武園雑記』これにて筆折る覚悟の一篇
  わが年譜九十年は仕上げありまだまだ生きるつもりの未完

この度、土屋正夫先生 生誕100年記念墓参実施に、改めて先生のご指導に感謝を申し上げながら先生をお偲びする機会に恵まれました。

平成19年 第49巻 第6号 追悼号掲載歌私の5首
  つつしみて仰ぐ御影の召さるるは大島紬まこと似合ふも
  先生が親しく語れる巻頭言もはや学べぬと寂しさつのる
  検索をすれば訃報記事多くして先師の偉大さつくづく知るも
  再びは念願叶はぬ食事会カメラマン役もただ一度にて
  ひとたびを共に語りし先生のお姿永遠にブログに収む

先生のご生家訪問、墓参は午前中に行い、午後は市原市歴史散策に、上総国分寺・国分尼寺を見学致しましたのでご紹介させて頂きます。

千葉県市原市[国分寺・国分尼寺] 見学
国分寺の建立 (パンフレットより転載)
 国分寺は、今から 1250年 ほど前、聖武天皇の詔によって、国の平和と繁栄を祈るために全国60カ所 余りに建てられた僧寺と尼寺からなる国立寺院で地方の仏教や文化の中心となりました。
 上総国分寺はその中でも規模が大きく、伽藍も良く整った代表的な国分寺といわれています。


          「上総国分寺跡」の表示石                            仁王門


  国分寺薬師堂(市原市指定文化財)                       薬師堂の見事な軒下の造作



             薬師堂天井画(羯鼓を奏する飛天)              薬師堂厨子                将 門 塔
                                    (市原市指定文化財)           (市原市指定文化財)

       市原市国分寺七重塔の礎石
     65mを超す巨大な塔が建っていました。
     この礎石は,鋸山から運んだようです。

国分尼寺見学
 よみがえる天平の甍 (いらか)・ 今ひらく 天平の扉  

国分尼寺は寺域が全国で一番広く、発掘調査によって付属施設を含めた古代寺院の全貌が初めて明らかになった国分尼寺跡として、昭和 58年  に遺跡の主要部が国の史跡に指定されました。
平成 5年度 には、文化庁の「ふるさと歴史の広場」事業として建設した「復元中門」と展示館を公開。平成 9年度 には「復元回廊」を公開しました。 
(以上パンフレットより転載させて頂きました)    
               
               復元回廊                           寺名を墨書した土器

平成20年11月26日歴史探訪の折りに詠みました私の歌です。

  「法花寺」と書く墨書土器おのづから国分尼寺跡の証となれり  嘉子  

               復元中門                        瓦を積み上げた 「瓦台」
以上の写真はパンフレットより頂きました。
       詳しくはこちらへ http://www.rizardon.com/~nakai/kokubuniji.htm 

とてもの一日でしたが、ご参加の皆様は常日頃から健康管理もよろしく、鶴岡先生のご案内を頂きながら土屋正夫先生生誕100年記念の墓参をはじめ、歴史散策の旅を無事に
終了することが出来ました。
はじめてご参加のお方は、土屋先生をご存じなく、先師の多くを知ることが出ました有意義な一日となりました事と存じます。
宿題のお歌を作りますための資料にもなります事と一日を振り返って見ました。
皆様お疲れ様でございました。  
      

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2 コメント

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いい旅でしたね (matsubara)
2015-08-03 09:52:39
先生を偲ぶ充実した旅でしたね。
まだ上総国国分寺へは行っておりませんので
いつか行きたいです。
こんなに遺跡が残る国分寺は珍しいですね。
美濃国国分寺は礎石が残るだけです。
返信する
matsubaraさま (oko)
2015-08-03 18:40:18
ご丁寧に有り難うございます。
運転が出来ればご案内出来ますのに申し訳ございません。
こちらの国分尼寺は寺域が全国で一番広いとされており、歴史探訪で多くの方が訪ねおりますことを聞いております。
返信する

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