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平成26年 第54回 白扇書道会展

2014年07月15日 07時00分00秒 | 書道


7月8日(火)  は千葉市遺族会総会開催日でした。
来賓接待、閉会の言葉などに緊張し無事終了にホットしながらも  も加わり、重い足を引きずりながらの帰宅でした。
書道展の結果発表は7月の中頃と伺っておりましたが、ポストにはその結果通知らしきハガキが投函されておりました。
最初に目にしましたのはハガキの表でした ドキドキ、もしかして選外の通知 かもと、なかなか通知面に目を移すことができませんでしたが、結果は嬉しい白扇会賞入賞通知を頂き、
天にも登る思いでした。

2年前に秀作を頂きましてから昨今は賞に恵まれず、特に今春は術後と言う厳しい情況に体力、気力を整えながらのレッスンでした。
出展作品は空海の「風信帖」(国宝)の1通・3通 225文字を臨書致しました。
改めて「風信帖」について学んで見ました。

風信帖  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E4%BF%A1%E5%B8%96

空海最澄に宛てた尺牘3通の総称です。
国宝に指定されており、指定名称は弘法大師筆尺牘三通(風信帖)(こうぼうだいしひつ せきとく さんつう)。(HPより)
 

   
   『風信帖』(1通目)原本

1通目の狭義の『風信帖』です。
書風は王羲之書法に則した謹厳なもので、それは「風」や「恵」その他が『蘭亭序』と酷似していることでも立証できます。
特に「恵」の最後の点を右側に大きく離し、収筆を上方にはね上げる運筆は王羲之の書法の特徴の一つで、この収筆のはね上げにより、運筆のスピード感と切れ味を字形全体の
印象として感じさせる効果をもたらす王羲之書法に傾倒する人の筆跡にはこの運筆が見られ、米芾の『蜀素帖』の中の「穂」や「盡」にも認められる。


                 3通目の『忽恵帖』(こつけいじょう)原本
3通目の『忽恵帖』(こつけいじょう)は「忽恵書礼」の句で始まるのでこの名がある。
書風は流麗な草体で内熟した境地を示しています。   
1通の清書に6時間余を要しましたが、5通仕上げた中で最後の作品を先生に選んで頂きました。
提出完了時は全身から力が抜けたかのように疲労感を感じましたが、練習に悔い無し   術後の身であっただけに自らを励まし、満足感も味わうことが出来ました。
そして、この度、夢の様な結果を頂き、ただただ先生のご指導に感謝を申し上げております。
会場は通常、千葉県美術館で開催されますが、今秋まで耐震工事のために使用出来ませんので、今年度まで成田書道美術館にて開催の運びとなりました。
会場が狭いために、入選ですと2日間のみの展示ですが、今年は6日間展示をして頂けますことにとても有難く思っております。
作品展示期間は8月26日(火) ~ 31日(日)までの の期間に、 の暑さに加えて、遠方でもありますが、私の作品よりも「成田山名物のウナギのご馳走」を期待しております
子ども達に同伴を約束してもらいました。

コメント (10)
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