独り居の充実ライフを求めて!

ご訪問を頂きまして有り難うございます

短歌通信 『月見草』 を頂きました

2019年12月26日 18時01分35秒 | 短歌


        

                        ブログ「つきみそう」のご紹介 http://blog.goo.ne.jp/tsukimiso17
編集人松原様編集後記より
「今年は、改元の最初の年となりました。
 即位礼正殿の儀を前後して大洪水に見舞われた関東の河川が氾濫するという非常事態でしたが、その後都内に虹が現れ、素晴らしい予兆でした。
 それに794年の平安京へ遷都された日も奇しくも10月22日で、即位礼正殿の儀と一致したようです。」
 
『月見草』の素敵な題字は編集人松原様、素敵な表紙画「おおばぎぼうし」は編集人のご友人のT様と伺っております。

毎号、《作品鑑賞》を心待ちに致しておりますが、今号は上皇陛下のお歌をご紹介を頂きましたのでご覧いただきたく存じます。

今号も大切な皆様の1人に加えて頂き、35首のご指導を頂きました幸せに感謝を申し上げまして『月見草』のご紹介をさせて頂きました。

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第一回 千葉市短歌大会に参加しました

2019年11月25日 12時29分52秒 | 短歌

                        第一回 千葉市短歌大会

           日 時 令和元年11月24日() 10:00~12:00
           会 場 千葉市文化センター 

            


 第一回 千葉市短歌大会 入賞歌のご紹介

         千葉市長賞

           空の色海の色にも似て悲し安房を蓋へるブルーシートは

         千葉市市議会長賞

           ことのほか暑き今年夏さなか夫の抗癌治療はじまる

         千葉市教育長賞

           ひざをつき子らにむかへば息詰めてわが声を待つ読み聞かせの会

         短歌協会会長賞

           台風の過ぎて四日め独り居の妹にやうやく電話の通ず

         優秀賞

           養老川の上に立ちたる夏の虹二重に見えてしばらく残る

         優秀賞

           梅雨空に気力の萎ゆる日のつづき散歩の道に梔子かをる

         優秀賞

           つゆ光りスナップゑんどう取る手元かまきり孵化したちまちに散る

         優秀賞

           間食に出されしプリンに匙を入れ夫しばらく掬へずにをり

         優秀賞

           エアレース最終回とぞわが街にエンジン音の轟きわたる

         優秀賞

           新型の掃除機買へば梱包にプラスチックをはやも使はず

今まで千葉市には短歌協会が存在しておりませんでした。
令和元年を迎えました5月発会式を行い、夏休みを利用して小、中、高、大の学生さん達の短歌大会を開催致しました。
そしてこの度、記念すべき第一回短歌大会開催の運びとなり、短歌大会に出席して先輩の皆様の入賞歌に学ばせて頂きました。
投稿歌41首、当日参加者は30名でした。各賞の表彰に続いて、出席者の投稿歌の歌評を頂きました。
千葉市長賞に輝きました 三重子様のお歌は「安房を蓋(おほ)へる」と被害の大きさを表現したことが良いとのことでした。
千葉県の安房地方はいまだにブルーシートの家屋の群れが広がっております。
たとえ雨漏りを防いだとしても、家の中はカビだらけで悪臭を放ち、住める状態ではないとの報道に我が家に住んでおります県民の1人として申し訳なく心を痛めております。
この度の投稿歌の多くが台風15号の被害を詠まれた歌でしたが、優秀賞の「かまきり孵化したちまちに散る」
に繊細な表現が良いと。
優秀賞最後のお歌の「梱包にプラスチックをはやも使はず」は新しい感覚が素晴らしい!との歌評でした。

残念にも選には漏れました 「スーパにて配りくれたる大福を妻と分けあふ敬老の日よ」 ですが、「スーパ」は× → 「スーパー」
○ですので
「スーパー」でしたら入賞でしたので提出時は良く見直すことが大切とお話がありました。

私の 「遺骨収集に携はる人類学者さへ骨の故国を判じ難かり」 は、わかりにくい歌と頂き、残念に思っております。
歌の意味ですが、遺骨収集に激戦地から持ち帰ったお骨が日本人のお骨ではないと判明したにもかかわらず厚生省が長い間、隠し通したことへの批判の歌でしたが、そこまでは読みきれないとのことでした。
どなた様か添削を頂けましたら幸いに思います。   

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本場の富有柿を頂きました

2019年11月19日 01時25分39秒 | 短歌

                     

今年も本場の美味しい柿をたくさん頂戴いたしました。
Mさま、ご厚意の程に心から御礼を申し上げます。
朝晩はお寒くなりました。
ご多忙の折にご夫妻様のご健勝をお祈り申し上げます。
孫は柿が大好きですのでおやつを楽しみにしております。
誠に有り難うございました。     

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友人からご主人様の追悼詩集を頂きました

2019年11月01日 20時42分01秒 | 短歌

                                              

                       詩集の題名「遠くへ」の作品は最後に綴られておりましたのでご紹介させて頂きました 

著者の村上久江様は短歌教室の先輩、素晴らしいお歌を学ばせて頂いておりますが、詩歴も長く多くの作品を発表されておいでのお方です。
ご主人様は、60歳の時に大腸がんが発見されてから15年余の闘病生活に耐え、平成31年3月6日にご逝去されました。合掌
短歌作品にもご主人様を偲ぶ多くのお歌を詠まれていますので一部ご紹介させて頂きます。

       十五年余の闘病終へて夫生の点滅ゼロにして逝く
       生を超へ逝きたりし夫淡くあはく刻は流るる病院の一室
       体温のほの残りゐる夫の身体額(ひたひ)撫でつつ終(つひ)の別れす
       苦しみの身体さつぱりと脱ぎて夫遺影のなかに笑みて和(な)ぎをり
       玄関を開け「ただいま」とぽつり言ふ返事なき闇に百合の香れる

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短歌「大賀ハス」について詠むことができました

2019年09月05日 14時19分31秒 | 短歌

2017年4月29日の 大賀ハスについて孫と学ぶ のブログですが、大賀ハスについて知って頂きたく再度紹介させて頂きました。

孫の小学校4年生の社会科の教科書に「大賀ハス」についての記述がありました事に故郷の貴重な出来事でしたので、孫との会話を広げたく、2000年前のハスの種が発見
されました東京大学のグランドに平成29年3月23日(木)  の1日、孫と見学に出向きました。
東京大学のグランドから丸木舟が発見され、船底についた花跡に「ハスの種があるに違いない!」の大賀博士のお考えから昭和26年、寒さの残る3月、私の先輩でもあります千葉市立花園中学校(当時は第七中学校でした)の全校生徒による「ハスの種を探す作業」が開始されたのでした。
当時、私は千葉市立畑小学校5年生でした。 小学校から歩いて30分の現場に毎日毎日見学に行ったことが蘇ります。

故郷の大切な思い出として泥炭層から発見された丸木舟、最初の1輪が咲いた「伊原醤油屋さん」の家、当時のご主人、又、種を見つけた女生徒の話、等々が孫の教科書に掲載されておりましたのでとても懐かしく思い出しました。
孫のおかげで教科書に学ぶことができましたので教科書の写真、および私が撮影しました写真をご覧いただきたくご紹介させて頂きます。

先ずは記念碑のある場所
       
        JR新検見川駅下車から間もなくの表示              記念碑は東京大学検見川総合運動場の一角にあります

 
       丸木舟が発掘され後にハスの種が発見された場所に昭和39年7月18日この遺跡の近くに大賀ハス発掘記念碑が建立された

以下の  は孫の小学校4年生の教科書より 
  
 
                          
        
          ひと粒の種子を見つけた方は、昭和26年当時は千葉市立花園中学校2年生の西野真理子さんの先輩のお話です。


     3個発見にも開花は西野真理子さんが見つけた1個のみ

 
大賀博士と千葉市花見川区畑町 伊原茂氏(今は亡き醤油屋のおじさんが懐かしい!)宅に咲いた1輪の花を見るお二方

「最初の大賀ハス1輪を咲かせた伊原茂様の思い出」HPより
「伊原家(伊原醤油屋)の広い庭の中央、醤油の豆をむすのに使った古い鉄釜を据え博士からの指示どおり田の泥を入れ泥に植えて育てられた。
   このかいあって昭和27年7月18日見事な淡紅の花を開いた。
   ほかでは開花しないで、ここだけ開花したのは、ひとえに伊原さんの一年間の丹精のたまものである。」(HPのお言葉より転載)

上記にご紹介はわが郷土の大切な思い出です。
長い間、短歌に詠んでみたい!と思いながら、なかなかまとまりませんでしたが、孫の教科書に掲載されました懐かしい事柄に、今年、大賀ハスの素敵な歌が発表されました事、
初めての象鼻杯に喉を潤しました事等々に13首を詠むことができました。そしてこの度、おかげ様で結社の「長月集」にご指導を頂くことができました。
先生に御礼のメールをいたしましたら先生談「実際の経験が作品を確かなものにしています。」と頂きました。
ご覧いただけましたら幸いに存じます。


      『輕雪』 題字 石川 蒼丘氏  隔月刊

最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。  

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千葉市稲毛浅間神社参拝~ 三陽メディアフラワーミュージアム散策

2019年05月11日 11時32分18秒 | 短歌

5月6日()、短歌教室の都合のよろしかった友人5名と千葉市ゆかりの家に咲く白雲木の見学~近隣の散策に出かける予定でした。
しかし残念!HPで確認しましたら月曜日は休館日でした。
ただ白雲木は垣根越しに見ることができますとのことですが、「どうしましょう?」に、「せっかくですから出かけましょう」に実施することに致しました。

先ずは「千葉市ゆかりの家・いなげ」  及び説明はHPより転載

 
              千葉市ゆかりの家・いなげ                         千葉市ゆかりの家・いなげに咲く白雲木

「千葉市ゆかりの家・いなげ」
についてHPより
明治中期以降、保養地として多くの文人墨客が訪れた稲毛は、海岸線の松林を中心に、別荘・別邸が建てられました。
この家もそのうちの一つであり、昭和12年には、中国清朝のラストエンペラー愛新覚羅溥儀の実弟である溥傑と妻・浩が、半年ほどこちらに居を構え、新婚生活を送りました。
保養地としての稲毛の歴史を今に伝える貴重な和風別荘建築として、千葉市地域有形文化財(建造物)に登録されています。

「白雲木」 について
白雲木は、白い小花を鈴なりにつける姿が空にたなびく白雲にみえることから、その名がつけられた小高木で、5月はじめ頃になるとかわいらしい花が咲きます
(※開花状況については、施設に直接お問い合わせください。)
皇室と縁のある浩が、溥傑と結婚し満州国に渡るときに、貞明皇后より白雲木の種子を拝受しました。
裏庭にある白雲木は、その孫木であり、夫妻の次女である福永嫮生氏から、この家の一般公開を記念して、寄贈していただきました。

つきみそうさんは10年前、2009年5月9日に千葉市の「白雲木」を紹介して頂いておりましたのでご紹介させてさせて頂きました。

   https://blog.goo.ne.jp/tsukimiso17/e/4d2acdbd4016e9bfd93b25be51505870#comment-list

 

「白雲木」について
 中国・清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)の弟の溥傑(ふけつ)(1907~94)が新婚時代を過ごした千葉市稲毛区稲毛の旧邸で、かつて宮中にしか植えることが
 許されなかったといわれるハクウンボク(白雲木)が見ごろを迎えている。  
 溥傑の妻、浩(ひろ)さんが、当時皇太后だった貞明皇后から「日中をつなぐ新しい命の花を咲かせてほしい」と贈られた種を親族が育て、10年目の2009年、初めて満開となった。
(つきみそうさんのブログより)

  この度、目的の「白雲木」は垣根越しに見ることができましたが、開花にはまだちょっと早かったようです。5月12日()頃が見ごろではないかと思っております。

「稲毛浅間神社参拝」


           国道14号線からも目印になります大鳥居                           本殿に向かって


            霊峰富士を神と仰ぐ富士信仰の古社                 令和元年初めての参拝記念

                  稲毛浅間神社のご紹介    http://www.inage-sengenjinja.or.jp/        

安産、子育ての神として信仰され、平安時代初期の大同 3 年 (808) に静岡県の富士浅間神社からご神霊を勧請したものです。   
東京湾に面したこの小高い砂丘上に赤土を盛り上げて富士山の形に作り、三方に登山道を設け、その頂上に富士山の方向である西に向けて社殿を建立してあります。   
7月15日の大祭には近隣の1,3,5,7歳の幼児は必ず参拝する習慣が続いています。   
また、その祭礼に行われる神楽は、県指定の無形文化財で、永正元年 (1504) に九州地方から来た、当時の神主が、村人たちに伝授したのが始まりです。  
治承4年 (1180) には源頼朝が、東六郎胤頼を使者として御弊物を捧げて武運長久を祈願したのを初め、千葉常胤以来、代々の千葉氏の信仰が篤かったことが古記録などにより伺い知れます。
(以上はHPより)

この日は参拝客もまばらにご朱印も待たずに頂けましたが、5月1日は大勢の参拝客にご朱印を頂きますにも何時間も列をなしたそうです。

参拝後は「 三陽メディアフラワーミュージアム 」千葉市花の美術館へ歩を進めました

    三陽メディアフラワーミュージアム」のご紹介   http://park.tachikawaonline.jp/garden/61_chibaflower.htm

高さ23m総ガラス張りの温室や季節毎にテーマを変える室内花壇が人気!広大な敷地に約1,600種48,000株もの植物を植栽しています。


        入口から全景を眺める・こいのぼりが泳いでいました                       中庭から温室を見る

   
               中庭から本館を見る                          タブレットを操作する85歳の素晴らしい先輩


 
                                 素晴らしい!温室を見学しました

 
                                                        ラッパバナナの花


 


 
               旅人の木                            初めて見ました「旅人の木」・「種」について


 
          ちょっと一休み、皆様おつかれさまでした                     入口に咲くネモフィラの絶景に別れを告げて

5月6日(に恵まれ、15,000歩の散策を楽しむことができました。
広い会場のほんの一部のご紹介ですが、以前に伺いました時よりもとてもきれい!は友人たちの感想でした。
きれいに整備され、美しく咲き誇る沢山のお花さんたちに癒されましたひと時を過ごすことができました。
ランチも以前よりも美味しい!も友人たちの感想に、とても美味しく皆様も満足のご様子にランチもコーヒータイムも楽しいひと時でした。

 

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「つきみそう」様のお庭のお花のご紹介

2019年04月29日 11時09分08秒 | 短歌

      お世話になっております「つきみそう」様のご紹介  https://blog.goo.ne.jp/tsukimiso17

    
                長屋門を訪問して (平成19年5月31日)

               所在地 岐阜県羽島郡岐南町薬師寺5-23                  
               管理者 松原武徳・京子様 (京子様撮影より)

もう10年も前になりますが、念願の松原家の長屋門を訪問させて頂きました折の過去のブログも紹介させて頂きました。
この度、庭のお花をご紹介くださいました事に素晴らしいお庭を懐かしく思い出しております。
大切に管理されておいでの長屋門展示室と共にご覧いただけましたら幸いに存じます。

松原様より「庭のお花に寄せて」 のご紹介
前田さんからお送りいただいた、たくさんの花の写真を見て、我が家のものも紹介することにしました。なぜか同じ花はひとつもありません。
かつては、我が家もオオテマリ、コデマリ、アメリカハナミズキ、ムギナデシコ、フリージァもありましたのに、管理が悪くて枯らしてしまいました。
過去のブログを見ると、こんなに多くの植物が消えてしまったのかと愕然とします。
クロロウバイだけ亡父が植えたもので、50年位庭にあります。 

 
                   ムスカリ                             ツツジ

 
          セイロンベンケイソウ                          ツツジ

 
              ツバキ                               ボタン

 
            シロヒトエヤマブキ                          シ ラ ー

 
             クロロウバイ                            ハナニラ

2019.04.29(月) 1506 PV |338 UU |2867164ブログ中 3542

この度、友人のお庭の美しいお花を多くの皆様にご覧いただきまして御礼を申し上げます。
感謝の気持ちを保存させて頂きました。 

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平成30年度(第20回)NHK全国短歌大会(TV報道より)

2019年03月09日 12時05分11秒 | 短歌

 



           平成30年度の投稿総数                            選者の先生方
近藤芳美賞の発表
  
 
       平尾三枝子様おめでとうございます             尊敬する友人が緊張の中にも最高に耀いていらっしゃいました
     
                        近藤芳美賞に耀きました平尾三枝子様の作品15首のご紹介

平尾三枝子様のコメントから一部転載
あれから73年、先人の方々が苦労を重ねて築いてこられた平和に翳りが見えはじめたように思える昨今、何かせずにはいられない気持ちで詠んだ歌にこのような名誉ある賞をいただけましたこと
驚きとともに厳粛な気持ちで受けとめております。

                   

   
       大会大賞3作品は平成31年1月19日(土)大会当日NHKホールにて発表されました事にどんなにか感激されました事と思います。 

  
          小・中学生の入賞者とご家族の皆様                         満席の会場の様子

  
          平成31年度は「大」                       選者・関係者・入賞者の皆様 

友人・知人・同好会の皆様の入賞・入選歌ご紹介

 「入賞の部」

  秀作(坂井 修一先生選)  退院のわれを迎へしおにぎりは夫の結びし小さき富士山         岡山県 平 尾 三枝子様       

  秀作(坂井 修一先生選)  「芸術は飾りにあらず武器である」モノクロームの(ゲルニカ)語る   岡山県 平 尾 三枝子様   

「入選の部」

  入選  朝露に紫紺の色のつやめきて初捥ぎの茄子夫持ち帰る    千葉県 鶴 岡 伸 子様

  入選  草刈りて青き香りの立つ庭にオニヤンマ飛ぶ行きつ戻りつ    千葉県    横 山 いつ子様

  入選  (題詠) 草を抜く吾の肩先に止まりたる道虫としばし休息     千葉県 岩 津 美 子様

入賞・入選をされました皆様、おめでとうございます今後ますますのご隆盛をお祈り申し上げます。
残念!「入選作品集」を何回繰りましても私の名前を探すことはできませんでした。 
                                      

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平成31年2月度 『輕雪』 歌会は1泊旅行 2ー2

2019年03月02日 10時17分15秒 | 短歌

日目 平成31年2月27日(水)
「行程」 
朝食後→ タクシー2台に分乗して → 「屏風ヶ浦」見学 → 「飯岡刑部岬展望館」見学 → かんぽの宿「旭」へ → 送迎バスにて → 旭駅へ12:12発千葉行き乗車

 
         美しい海岸を眺めながらの朝食会場を後にして                              思い出のスタンプ

「屏風ヶ浦」見学へ

 
          屏風ヶ浦と刑部(ぎょうぶ)岬の説明板                   屏風ヶ浦の上に飯岡刑部(ぎょうぶ)岬展望館・灯台を望む
「屏風ヶ浦」について
2016年に国の名勝及び天然記念物に指定されました「屏風ヶ浦」は当施設の足元から銚子市名洗町まで続く高さ60mにも及ぶ岸壁です。

  
              屏風ヶ浦を背にして記念撮影                      津波に襲われた跡も消え静かな現在の港を望む

「飯岡刑部(ぎょうぶ)岬展望館」 ~光と風~ 見学
屏風ケ浦(びょうぶがうら)の西端に位置する高さ約60mの断崖絶壁にあり、太平洋と九十九里浜を一望できます。
ここから眺める夜景は絶景で、街灯かりに「LOVE」の文字を見出したカップルは結ばれるという「うわさ」です。
また、この刑部岬からの景観は、「日本の朝日百選」「日本の夕陽百選」「日本夜景遺産」「日本の夜景100選」「関東の富士見百景」に選ばれています。
周辺は上永井公園として、整備されています。

 
         飯岡刑部(ぎょうぶ)岬展望館 ~光と風~を見学                    飯岡刑部(ぎょうぶ)岬展望館の位置

最大7.6メートルの津波が襲った千葉県旭市
千葉県の北東部にある旭市では、東日本大震災での死者・行方不明者があわせて16人、住宅も336棟が全壊するなど大きな被害を受けました。 
2階パノラマ展示室には東日本大震災における飯岡漁港の被害状況の映像が展示されておりました。

 
          3.11飯岡漁港に津波が押し寄せて来た頃の写真                3.11の飯岡漁港 15時10分44秒 と記され津波が荒れ狂う写真

 
                 飯岡灯台                           飯岡刑部岬展望館の展望台より復興された飯岡漁港を望む
「飯岡灯台」について
飯岡灯台は60メートルの断崖絶壁の上に建つ「飯岡刑部岬展望館~光と風~」の脇にある小型の灯台。
隣接する展望デッキからは市内や九十九里浜が一望でき、朝夕の景色は特に圧倒される。
平成30年6月19日に一般社団法人日本ロマンチスト協会が行っている「恋する灯台プロジェクト」で飯岡灯台が「恋する灯台」に県内で初認定されました。
※灯台の上には登れません。

 
     屏風ヶ浦・飯岡刑部岬展望館を見学後、帰路に眺めた美しい飯岡海岸            飯岡海岸を後にした町中の看板に「また来ますね」と

「飯岡刑部岬展望館」見学 → かんぽの宿「旭」に立ち寄り荷物受け取りる → 送迎バスにて → 旭駅へ12:12発千葉行き乗車 → 千葉へ

宿泊の歌会は過去ログ『輕雪』短歌教室「洸の会」吟行会に綴りました平成26年7月6日(日)~ 7日(月) に「国民宿舎 サンライズ 九十九里」 に於いて行いましてからこの度は5年ぶりの
宿泊歌会でした。
に恵まれました2日間、綿密な計画から実施までご尽力を頂きました宮原様,登坂様のお二人様に心より御礼を申し上げます。 

【歴史倶楽部の皆様へ】
ご一緒させて頂きました 歴史倶楽部 平成21年5月度定例会 千葉県 匝瑳市(そうさし)・旭市 の旅  に、素晴らしい友人に恵まれ、充実した旅の思い出は懐かしさと感謝の気持ちで
いっぱいです。

歴史倶楽部でご一緒されました渡辺様より
「10年前の5月13日ですね。 今、すべてを思い出しています。 当日着ていた洋服まで思い出して、懐かしさでいっぱいです。
   これからもお元気でブログをお続けくださいませね。」と、嬉しいお言葉を頂きました。 

旭市の旅に詠む『軽雪』2019年(令和元年)第61巻 第3号(5月号)に掲載

   ラヂオから千葉死者一名発生と三・一一の洋上の記憶

   七.六メートルの津波が襲つた旭市の甚大な被害をパネルになぞる

   旭市への第三波は五時二十六分と破壊されたる時計が示す

   想定の七メートルの津波向けに避難施設なる日の出山公園

   「また来てね飯岡へ」の看板に描かるる名産は笊(ざる)の志ら魚

 

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平成31年2月度 『輕雪』 歌会は1泊旅行 2-1

2019年02月28日 11時42分33秒 | 短歌


        短歌雑誌 「輕雪」 隔月刊                     鶴岡先生からの 
「輕雪」千葉歌会(洸の会)=「煌めく水の流れのように光り輝く歌を詠みましょう」は現在会員8名は編集発行人、鶴岡美代子先生 のご指導を頂いております。

平成31年2月度の「洸の会」は千葉県旭市かんぽの宿 「旭」 に会場を移して下記日程にて歌会を開催致しましたので記録とさせて頂きます。
     日   程  平成31年2月26日(火)  ~ 27日(水)  1泊2日
     宿 泊 地  千葉県旭市かんぽの宿 「旭」  
     交   通  出発 :総武線銚子行 JR千葉駅 10:17 乗車 (乗車時間約1時間20分)
          到着 :旭駅 11:49 → 送迎バス 12:20 乗車にて かんぽの宿 「旭」 へ
     参 加 者  9名(先生を含む)
     歌   会  14:00 ~ 16:00 (事前に2首提出作品について)

かんぽの宿 「旭」 のご紹介(HPより)
全室オーシャンビュー、九十九里浜の浪打ち際に建つ眺望抜群の宿!10Fに展望風呂(露天有)&1Fに7種のお風呂(露天有)
旭の海の幸満載の料理も充実。天気が良ければ客室から朝日も望めます。 

 
          
千葉県旭市 かんぽの宿 「旭」 全景                              千葉県 旭市 の位置
かんぽの宿 「旭」 到着 → 昼食 → 歌会 14:00 ~16:00

「歌  会」

先ず初めに、短歌の「独自性」・「普遍性」について名歌を鑑賞しました。

   東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる   石川啄木の歌
  この歌の重要なポイントに視線の動きがある。
 「東海」という大きな空間を提示するところから始まって、小島→磯→白砂→われ、という順に空間が狭まっていく。
 空間が急速に縮小している印象を受けるとしたら、啄木が、3句目までに3つの格助詞「の」を使って、空間の移動、視線の移動にスピード感を 生み出しているからです。(以上はHPより)

   幾山河超えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく  若山牧水の歌
 「寂しさ」は人の世の悩ましさ、悲しさ、寂しさであってそうした寂しさの消えるような国を
求めて、巡礼のような旅を続けているのです。
 この歌はドイツの詩人カール・ブッセの詩「山のあなた」の影響を受けていると言われています。(以上はHPより)

上記2首の説明を頂きながら「独自性」・「普遍性」について学びました。
晩年に残る歌を詠んだ歌人として、上記歌人のお二人方の右に出る人はいないと思われますと。
故に「あらゆる人に通じるように、晩年に指示される歌が望ましい=基本である。
これらを踏まえて頑張ってまいりましょう。」とご指導を頂きました。
が一同、無理です!

次に会員8名の作品16首についてお互いに感想・意見を交換して、最後に先生のご指導を頂きました。
私を含め、多くの会員が選ばれました作品のご指導に学ばせて頂きました。

 岩津さま作品より  真夜中の雪を見んと寄るガラス戸に雪降る中に吾の立ちをり

 添 削 後 作 品    雪見んと寄る真夜中のガラス戸に雪降る中に立つ吾のをり  

先生のご指導に一同なるほど!と頷きながら厳しい中にも楽しい歌会の時間を過ごしました。 

「歌会」終了後、夕食までの自由時間は  展望室でのお部屋でのおしゃべりタイム等を楽しみました。

 
             10階の展望室よりの眺め                            ホテルからの素晴らしい夕日
楽しかった懇親会

 
         短歌歴の一番長い三浦様によります乾杯                           美味しかった海の幸 
以上、1日目の記録まで致しました。お休みなさい 
2日目は後日とさせて頂きます。  
      

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短歌雑誌『輕雪』2019年 第1号 に掲載頂きました

2019年01月11日 11時54分40秒 | 短歌

     結社の『輕雪』2019年 第1号が届きました。
通常8~10首の掲載ですが、初めて訪ねました「猿島の旅」の貴重な経験に時間をかけて学び、添削を頂きながら12首の掲載を頂きました。
2018.10.30のブログ 横須賀市 国指定史跡「猿島砲台跡」見学の旅 にも整理しましたが、思い出に残りました見学の旅でした。
貴重な旅の計画をしてくださいました友人に御礼を申し上げたく記録と致します。

猿島の旅を計画してくださいましたN様、ご一緒しました友人よりお言葉を頂きましたので記録に残したく思います。
 N様より
 「
2019年第1号お目出とうございます。
    
猿島の短歌、素晴らしい出来映えです。
   
読ませて頂きご一緒したあの時、okoさんが猿島のこの感激を短歌に詠みたい!とのお話を想い出しました。
   
短歌を知らない私ですが12首どの歌も心に響きます。 2019年新年に嬉しいお便りでした。」

 K様より
 「2019年第一号発行おめでとうございました。
    
短歌は全くの素人ですが、ああ・・あの場所で詠んだんだな・・・と情景が浮かんで懐かしく想いだされました。 有難うございました。」

  A様より
  「
横須賀の猿島のあの日の事をこんなにも素晴らしい表現で短歌に詠むことができるokoさんにさすが!としてしまいました。
  
どの歌も心に響きますね。 そして、その節はお世話になりましてありがとうございました。」

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『月見草』 短歌通信 第30号 のご紹介

2018年12月08日 14時46分57秒 | 短歌

                     ブログ「つきみそう」のご紹介 http://blog.goo.ne.jp/tsukimiso17
編集人松原さまより
「今年も短歌誌「月見草」をこのほど発行することが出来ました。
 創刊が平成元年で、毎年年末に出して、30年目。30号という平成最後のこの歌誌を刊行するのも感慨深いものがあります。
 スタート時の会員は、4人で、8ページ。故人となられたり、歌を止められたりしています。
 一人は90歳を超えられて近年出詠を停止。今は14人で、34ページ。ピーク時はもう少しありました。
」と頂きました。

「月見草」の素敵な題字は編集人松原様、素敵な表紙画「しゅうめいぎく」は編集人のご友人のT様と伺っております。

そしてこの度、いつもお世話になっております岐阜県にお住まいの大切な友人から短歌通信『月見草』第30号を  頂きました。
毎号、《作品鑑賞》を心待ちに致しておりますが、今号は美智子皇后陛下のお歌と《歌のふるさと》 ー家島ーのご紹介を頂きましたのでご覧いただきたく存じます。

「今は14人で・・・」の中の1人に加えて頂き、ご指導を頂けます幸せに感謝を申し上げまして「つきみそう」のご紹介をさせて頂きました。

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短歌雑誌『輕雪』2018年 第3号 皐月集に掲載頂きました

2018年06月11日 12時25分10秒 | 短歌


                                                   掲載を頂きました10首

この度の歌は 慰霊友好親善事業20周年記念 「洋上慰霊」 に参加して (3-3) 7年前の「東日本大地震発生」に出合いました思いを寄せさせて頂きました。      

                  日 程 平成23年3月5日 ~ 16日 (11泊12日)
               参加者 44都道府県から 363名 (内千葉県参加者14名)
               乗船名 「ふじ丸」

戦没者遺児が亡き父の戦没地を慰霊訪問したいとの切なる思いから、平成3年に実施して後、平成23年は20周年を迎えました。
これを記念して初めて 「洋上慰霊」 が実施され、千葉県代表として参加の機会を頂きました。
3月5日神戸港に集合して 「ふじ丸」 に乗船、「結団式」 を行い、正午に出航しました。
各地域で延べ13回の慰霊祭を行い、途中上陸したフィリピンでは友好親善の一環として小学校や病院を訪問して学用品や車イスを寄贈いたしました。
11日 「東日本大地震発生」 時は 「サマール島北方洋上慰霊祭」 が行われております時と終了後に艦内放送で知ることとなりました。
艦内放送が頻繁にされるも、海上ではテレビ、電話すべてが不可、被災地の皆様は、不安を隠しきれずに掲示物を真剣に見入っておりました。
15日には最後の 「伊豆諸島近海洋上慰霊祭」 を行い、夕刻からは解団式及び懇親会を行い16日午前8時無事神戸港に帰港しました。
しかし、宮城県を初め、同乗された遺児の自宅が、家族が、被災されました事の情報に、新たな悲しみの慰霊の旅になりました。(当時のブログより一部転載)

  3月12日の慰霊祭に詠む  戦死者と新たな死者への鎮魂に黙祷捧ぐ汽笛とともに

  3月16日に帰国して詠む   帰国後の久久のテレビに絶句する被災地に雪非情に降りて
                 「洋上慰霊」に同乗したる東北の遺児ら被災にいづこにをらむや

7年前のことですので先生にご相談申し上げましたところ「経験した方のみが知る事実ですから大切な歌にしましょう」と励まして頂き学ぶ機会を頂きました。
「洋上慰霊」の折は父を偲ぶ歌ばかりでしたので反省も含めて「東日本大地震発生」の悲しみに改めて想いを寄せさせて頂きました。

多くの皆様にお訪ね頂きまして御礼を申し上げます。
昨日のアクセス状況をご報告させて頂きます。

  日  付     閲覧数   訪問者数       ランキング
2018.06.11(月)    1697     395     2437 位  / 2827262ブログ中 
 

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短歌結社軽雪合同歌集 『遠山』 を刊行しました

2018年03月02日 01時11分26秒 | 短歌

       

短歌結社「軽雪」は今年、創刊60周年を迎え、この度軽雪合同歌集『遠山』が刊行されました。
軽雪に入会以来10年余になりましたが浅学の身、上達はありませんが30首の歌を並べて頂き、喜寿の記念になりました。
私の詠む歌はどうしても戦死の父を偲ぶ歌が多く、この度の題も「ひとつぶの真珠」としました。
戦時中、金はお国に提供?しなくてはならず、母は父から  の指輪のわずかな金を提供して真珠のみを大切に保存し、私の成人式の  に素敵に加工してくれました。
戦死の父と結ばれた、ただ一つの「ひとつぶの真珠」ですが、今日までの長い人生に多くの勇気を与えて頂き励まされて来たように思います。

      「ひとつぶの真珠」30首の一部

    墓石に海軍中尉の彫り深しレイテに果てし父偲ぶ文字

    ひとつぶの形見の真珠に偲びをり征きて還らぬわれ知らぬ父

    われ五歳白木の箱に寄り添ふも父の戦死を知るよしもなく

    かの夏の薄暗き本堂に父の名の白木の箱抱く母は二十五歳

    父戦死(なき)後祖父母に諭され嫁ぎたる母を恋ふ夜の頬の冷たく

    軍服を脱ぐこともなく「鳥海」で通信業務を永久(とは)に励むも

    「お父さ~ん」と呼べど叫べど届かぬか海底の「鳥海」浮かびて来ぬか

    亡き父も眺めたるべし南十字星パラオの空にわれ今あふぐ

    遺児といふ偏見背負ひて生き来しもいま掌の皴は「幸」の草書文字

    喜寿となり戦争遺児ゆゑの苦かりし想ひも今やそよ風のやう

            父が960名の戦友と運命を共にしました 「鳥海」                  平成28年3月1日~10日 洋上慰霊に参加した全国289名の皆様と

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平成29年度(第19回)NHK全国短歌大会(TV報道より)

2018年02月08日 20時06分09秒 | 短歌



                            
ご紹介の大会大賞3作品は平成30年1月20日(土)大会当日NHKホールにて発表されました事にどんなにか感激されました事と思います。

  
近藤芳美賞は「定める、定まる」 O様後列右側の方             近藤芳美賞について      昨年に続いて入選の岡山県 H様の作品8首
                                                                                          (作品集より転載させて頂きました)

岡山県 H様のブログに近藤芳美賞に応募されました15首がご紹介されておりましたので、学ばせて頂きたく保存させて頂きます
(H様のお言葉より)昨年は趣味の読書のつれづれを主題にしましたが、今年は昨今の内外の様々な情勢に対してレジスタンス的な見方を主題にしています。
                  [近藤芳美賞] 入選

              いまだパラドックスの中」

     権力といふは眩しく哀しくて皇帝ダリアのくれなゐ淡し


     風に押されし雲の流れの速きかな強きにおもねて時は流るる

     〈為政者〉をつひ〈偽政者〉と読みちがふまぶしき陽の射す活字の中に

     おのが名を冠せむ欲の果てもなし〈カール・ビンソン〉〈ロナルド・レーガン〉

     八月の白き陽浴びて永遠の『ヒロシマノート』『ナガサキノート』

     白日を咲き登りゆくタチアオイ 日本はいまだパラドックスの中

     核兵器禁止条約交渉の日本の空席に折鶴の黙(もだ)

     疫病のやうに伝はる狂気あり例へばルワンダの悲劇のやうに

     言霊の幸(さきは)ふ国のことなりや国会答弁かほどに貧し

     闇の中にうごめく無数の言葉たち信じたときだけ光る幾ひら

     憲法に護られてゐたはず されどいま法治と人治の境目おぼろ

     幼かりし夫の泳ぎし高浜の海に迫りて巨き原発

     オンカロの十万年の慟哭を地球のマグマに乗せて伝へよ

     正論を語りて淋しき口の端(は)を慰むるごと犬が舐めたり

     戦ひはかくあるべしと思ふなりマオリのハカとウオークライ愛しも


        小・中学校の皆様の大賞作品                       平成30年度のお題は「天」と紹介されました

友人の皆様の入賞・入選歌ご紹介

題詠「山」の部

 秀作(伊藤 一彦先生選)  ペシャワールの山野に育つ一玉のスイカとなれかしわたしの募金            岡山県 H様

 佳作(三枝 昻之先生選)  どれほどの生死を見つめてきたのだらう富士山(ふじ)は樹海を腕(かひな)に抱く   岡山県 H様 

 佳作(三枝 昻之先生選)  ペシャワールの山野に育つ一玉のスイカとなれかしわたしの募金          岡山県 H様

 佳作(佐佐木幸綱先生選)  ペシャワールの山野に育つ一玉のスイカとなれかしわたしの募金          岡山県 H様

 入   選            山裾にけぶるがごとき蕎麦の花 蒜山(ひるぜん)三座にひとときの雨     岡山県 H様

友人・同好会の皆様の入選歌ご紹介

自由題の部

 入選 スーパーの通路で始まる立ち話 献立・ミサイル・パンダの赤ちゃん 岡山県  H  様

 入選 朝の陽を受けて咲きそむ夏椿ひと日のいのち白やはらかし      千葉県 岩津 美子様

 入選 かさかさとけやき落葉を踏みながら繋ぐ手なくて拾ふもみぢ葉       千葉県 岩津 美子様

 入選 骨密度少し上昇この秋の嬉しきことのナンバーワン         千葉県 大屋 まさ様

 入選 雨止みてかやつり草の葉の清し真夏の庭に細くするどく       千葉県 岡崎ひで子様

 入選 八十歳まだまだ我に夢がある無花果苗木五十本植える        千葉県 立野 廣幸様

入賞・入選をされました皆様、おめでとうございます
今後ますますのご隆盛をお祈り申し上げます。
残念!「入選作品集」を何回繰っても私の名前を探すことはできませんでした。 

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