今年の収穫、野鳥の襲来と早めにしたら味が薄い。枇杷は、樹で熟すため採ってからとならない。品種にも因るらしく、茂木や房州は影響が少なかった。田中の粒は大きく、それだけに数日間を要した気がする。自然の掟に抗えずと想う。
夏に収穫時する甜瓜、子どもの頃の記憶だがお盆前後だ。麦藁の上に転がる金の玉は、太陽の雫が溜まったように見える。あの懐かしい香りには出遭えないものの、青空市に思わず瞳がいく。果物全般に農薬散布と、口内痒くたまらず。
林檎も、無農薬とは程遠いため余程の気持ちがない限り買わない。人体に影響はないそうだが、明らかに蕁麻疹症状と落ち着かず滅入る。判断の基準も、個人差が有り異なる体質と心得え安易には。枇杷葉暮らしにてを潔しとする也。
昨夜は、夕焼けの宙で観える範囲が彩どりされていた。梔子の花咲き、薄闇に浮かぶ白は穢れない清さ保ちつつ。初夏時、木が混見合い剪定し少なくした。紫陽花も繁り挿し木で増え、南天の勢い年末を待てるのは愉しみに通じるとも。
生きてのこと、向かう先はあちらへの境と覚え努める。其々の想いあるを違えず、森羅万象の訓え学ぶこと受入れて逝く為り。後楽園散策に参加、鶴の姿見て日航機墜落事故繋り愕然と。