高齢者の伴侶への虐待や、疲れ果てての結末に哀しくなる。何時からか、看取ることが介護に変わり、職業として成り立った。金さえ払えば、親の面倒を看なくてもよくなり、施設に入れて面会にも行かない。自分の親でありながら、他人の扱い。
子ども達に迷惑はかけられない、と親は充てにしない。その結果、悲惨な事態に陥る。介護に疲れた、という気持ちは痛い程わかる。認知症の症状も多々あるので、気温や天気に左右される。体調の変動が激しいと、その対応に疲れ果てるのだ。
核家族になったからだろうか?高度成長で、富裕者への待遇が高まり、低所得者への風当たりが強い現状に、加えて若者離れが拍車をかける。結婚しても子どもは産まない。個人への生活スタイルだから、とやかくは云えず、寂しい老後となる。
生き難い世の中になりつつあって、自分を保つのは更に困難である。贅沢はしていないが、食べることは大切だ。家庭での遣り繰りに徹し、外食は控える。還暦を迎えると、素材の新鮮さと素朴な味に感謝する。自然の恩恵を戴くこと自体が歓び。
どんな小さなことでも感謝。それ以外はあり得ない。人との繋がりや、出会いや別れにも、祈りと感謝が共にある。些細な幸せを想い、小さな喜びを祈る。思いも掛けないやさしさに触れるのも、千歳一隅の幸せだ。宇宙の摂理、森羅万象の神秘さ。
劉邦、最終回に感無量。作者の人物描写の見事さに、物語を読めたことはあり難い。仕事を辞めたら、読み直しができるのも愉しみ。庭弄りをしつつ、友人の訪れに珈琲を淹れ語らう。季節の山菜をおかずに、食事を摂る。自然の恩恵があれば。
はり灸さんから、お灸が届く。ポストに入る重さを考えていたら、心尽しが同封されていた。素敵なお菓子をありがとう。ちょっと飾っておいて、仕事が終わったら帰宅して、珈琲と戴きますね。歯痛と肩凝りにがっくりしていたので、元気が出てきました。
枇杷苗も、鉢仕立てだと根が回ってしまう。地植にしたら勢いがよくなる。フェンスの外に植えるかな。