枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

雨の来訪者・皐月

2024年06月09日 | Weblog

 昨夜からの雨音に、今朝はのんびりと起きたが如何せん訪問者は絶えない。枇杷の袋が落ち、熟れかけた実が転がっている。鵯の無謀さに甚く感心しつつも、半ば厭きれる也。篠突く雨等平気らしく、見回りを終えると直ぐに来訪。

 今までにも飛来することはあったが、果実の味には気づいてなく一昨年辺りからの来訪だ。寒肥に用いる糠と粗塩だけなのも、甘く皮の柔らかさを保ち果汁満ちての旨さであろう。枇杷は樹で熟し、収穫してはないのも狙われ易い。

 販売を目的にしてではないから、生き物との共存は妥協するしかない。今年は剪定強にしたのもあり、日毎の訪問に諦め。樹が大きくなり過ぎた顛末もあって、作業が一人では難しいことと追い払う気力は失せ心境複雑なれど観念。

 図書館に予約本は、田舎所以の有難さ新刊手にすること多し。自分なりの工夫と、多くを望まずも有難くと暮らす也。晴耕雨読・旧暦の愉しみを見つけられるに感謝して、訓えられるを歓びに。それも人生、心鎮めれば更に務むれる。

 自分都合は戒め、自然からの恩恵を受ければと思う中葛藤生じる為り。初めに還り、清んだ気持ち失わずとも。一人で生きること非ずも、逝くのは独りと覚え物事過たず心がけ闇から彼方へと瞳凝らす。

コメント (2)
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