枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

枇杷葉の剪定時期

2023年12月02日 | Weblog

 寒さに向かい身体も気温に慣れつつに、自然の摂理を学ぶ。人工的な温度調整に頼り過ぎると、機能しなくなった時にはどうするのだろう。電気代が安いからと電化住宅への誘いがあったが、厭な予感を拭えなかった。住宅事情で最初からならいいだろうが、変更には大枚必要。

 還暦を迎える時に、自らの生き方を問えば体内の仕組みを知り細胞を活性化させることと気づく。当時枇杷葉は葉を使えればと植えていたが、それに苞が付き花が咲くのを知らなかった。孫が四歳の時、写真を撮っていたのに吃驚した。記憶には、蜜蜂が頻回に飛び交っていた。

 枇杷葉の品種は長崎茂木で、生協から買った実の種を植えて発芽した物だった。南向きの陽当り良好の場所、同じ時期なのに北東で北風のあたる条件は育ちが遅れた。こちらは九年かかり、木丈ばかりが伸び苞が付かず枯れるかと思う頃に。寒さに弱いと、自然より訓えられる。

 枇杷葉茶も、師走の時期が良いと巷に聞き12月と判断したが違和感。毎日新聞に、連載されていた旧暦の暮らしを読み気づいたのが師走・旧暦は1月・新暦のことだ。どのカレンダーや暦を見ても、そういう表記はなく同じに扱われてだ。事象の成り立ちに納得し、自己の学びとする。

 以来、枇杷葉の剪定は旧暦で行う。時期では旬のことにも、手先はかじかみ寒さにめげる日々を毎年続けている。植物の旬や時期には、自然の摂理が含まれていて実に巧く巡廻されている。枇杷葉の剪定時、枝ごと伐るのだがお茶にするのは葉だけではなく木も裂き細かくし乾燥。

 枇杷葉温圧療法での生葉の用い方は、硬くてごわごわのを温めた蒟蒻と併せて行う。春先から夏場にかけ新芽が出て発育する為、柔らかい葉は採らない。生葉は寒中時に焼酎に漬けておくと、年中使える。寒中時には肥料も与えておくのを忘れずに、糠と塩を混ぜ入れてます。

コメント (4)
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