北の旅人

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全く呆れたぞ!自民党

2009-07-13 12:52:14 | Weblog

東京都議選は民主党の圧勝に終わった。当然といえば当然だが。それにしても、麻生総理と今の自民党執行部のお粗末さには、ほんとうに呆れるばかりだ。

麻生総理といえば、自民党の都議選候補者全員の応援に入ったというが、自分が行けば票が増えると思っていたらしい。来てもらう側は有難迷惑だったというのがほとんどだったらしいのだ。全く空気が読めていなかった。

さらに、再三にわたって「都議選は直接国政とは関係ない」と強調していたが、過去の都議選と、その後の衆院選などの結果を見れば明らかなのだ。この期に及んでも、「地方選の結果は、国政に影響しない」と語っているが、この一言が、どれほど有権者の気持ちを逆なでしているかが全く分かっていない。衆院選での大敗北が目に見える。

党幹部にしても、同じようなメッセージを流し続けていたが、こんなレベルの低い発信力では、政権政党としてあまりにも情けない話だ。そんなことを有権者は、誰一人信じる者はいない。

自民党の体たらく、石原都政への強い批判が、この結果なのだ。振り返ってみれば、デタラメ極まりない年金問題の対応をはじめ、あの迷走の挙句に実施した定額給付金という愚策に対し、ほとんどの国民が反対した。それにも拘わらず、定額給付金が行き渡れば、国民の支持率が上がるなどと、国民を馬鹿にしたような発言が総理サイドから流されていたが、そんなアメ玉に騙されるはずがないのだ。ほんとうに困っている人たちに給付すべきだと言うのがほとんどの国民の思いだったのだから。

ある作家が書いていたことだが、あの2兆円を47都道府県に一律(というのは、検討の余地ありだと思うが)に配分したとすると、425億5000万余になり、福祉関係や中小企業など助けを必要とする人たちに渡るようにしたほうが、どれだけ有効に、しかも喜ばれたか分からないというのだ。全く同感だ。

これとて、公明党に引きずられて、やむなく実施したことだが、選挙協力にヒビが入ることを恐れたがための愚策だった。その上、麻生総理の資質の問題もあるし、石原都政に対しても、新銀行東京などの失政に明確なNO!を突き付けたのだ。

さらに言えば、折りもおり、都議選を直前にしての、あの東国原知事を巡るドタバタ劇ときた。古賀選対委員長は「ここ1週間は、マスコミがびっしり、このことを取り上げたでしょ」と得意げに語っていたが、どれだけマイナスに働いたか、まるで分かっていない。以前にも書いたが、即刻退場すべきだ。

自民党は、謙虚に、かつ猛省の上に立ち、下野を恐れず、「明日の日本をどうするのか」、堂々と政策で勝負し、新しいリーダーの下で血を入れ替えて出直すしかない。

☆ニュースによれば、麻生総理が解散を決断したという。まさに「破れかぶれ解散」以外の何物でもない。その前に辞任すべきだ。

総理と会談した古賀氏のコメントが、ふるっている。「保守本流に戻って、王道を行く選挙をやろうじゃないかと総理と話してきた」というが、あれだけお粗末な言動を繰り返してきて、何を今更だ!ほんとに、笑っちゃうしかない。