北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

北国は秋色①

2007-10-22 15:51:15 | Weblog

北国は今、紅葉・黄葉の季節。家の周辺も鮮やかな色彩に染まっている。紅葉は、モミジ、カエデ、ナナカマド、ツタ、エゾヤマザクラなど、黄葉は、イチョウ、カツラ、シナノキ、ヤチダモなど。冬将軍が到来する前の一瞬の華やかな装いといったところ。






 

 


亀田問題に思う

2007-10-20 14:24:43 | Weblog

プロボクシングの亀田一家の問題が世間を騒がせているが、批判され、それなりの罰を受けるのは当然だ。

以前から常識も何もない選手には何の興味もなく、ボクシングは好きだが彼らの試合は観たことはなかった。たまたま、内藤選手が北海道出身ということもあってテレビを観ていたが、呆れてしまった。謝罪会見なるものを観ていたが、これまたお粗末極まりないものだった。口の利き方、頭の下げ方も知らないのには驚いた。相撲協会の北の湖理事長と同じだ。常識がなさ過ぎる。

謝るどころか、開き直っているのだから、父親は永久追放でもいいぐらいだ。「勝てば、何でも自分たちの言っていることが通る」という教育をしてきたというのだから、驚くのみだ。大毅選手にしても、あのパフォーマンスは誠に見るに耐えないものだった。一部には、本人は若い将来ある選手なのだから、強すぎる批判は好ましくないという声があるが、とんでもない。あれだけのルール違反を行い、常識外れの言動をしてきた報いは当然受けなければならない。

凶悪犯罪でもそうだが、「将来があるから」という、いかにも物分りのいいような考え方で対処するのは、かえって本人のためにもならない。ここは、徹底的に自分が行ってきたことの間違いを認識させることこそが大事なのだ。

それにしても、ここまで亀田一家を増長させてきたマスコミ、とりわけTBSの責任は重大だ。かつて、興毅選手の世界タイトル戦のときのTBSの煽りようは尋常ではなかった。いかにも理想の父子関係のように取り上げていたが、今こそ猛省を促したい。

ついでに言っておくが、亀田一家のパフォーマンスをはじめ、最近のスポーツにおけるショーアップは、ナンセンスなものが多い。バレーボールの試合に何の関係もない、タレントたちの歌や踊りを導入して、キャーキャー応援している。うるさいだけだ。マラソンでは、ペースメーカーとかいう選手が出てきて、何キロは何分で走るなどと決めて走っている。野球やゴルフの「○○王子」などという過熱報道も自粛するべきだ。今の状況は、せっかく素質ある選手をつぶしてしまいかねない。

スポーツを愛するものは、選手たちが鍛え抜いてきた技量を最大現発揮して、自分の限界に挑戦する姿、記録に挑戦する姿に感動するのだ。軽薄な演出は必要ないのだ。スポーツ界もマスコミ界も、もっと、スポーツの原点に立ち返ってほしい。そうでなければ、早晩、大きなしっぺ返しをくらうことになるであろう。


ニセコの秋

2007-10-19 14:57:40 | Weblog

今、北国は紅葉の季節。札幌から2時間で行けるニセコも紅葉真っ盛り。美しい羊蹄山の頂きは少しずつ雪化粧を始めた。

今年は例年になく色づきが良く、2003年以来の美しい紅葉だという。羊蹄山には赤色の木が少ないので、おとなしい感じの色合いだが、周辺の山々も見事な秋色に染まっている。ここ1週間ぐらいがピークのようだ。

ホテルは新緑のころに行った東山プリンスホテル。ここは、眼前に羊蹄山を望むことができるなど眺望は抜群。温泉もなかなかいい湯だし、食事も美味い。夕食は和食にしたが、地元産のじゃがいも、アスパラ、鮭、トウモロコシ、長いもなど、どれをとっても満足のいく味だった。土、日はバイキングだが、年配者にとっては量より質のほうが好ましい。

夕食時に、初めて知った「わさび焼酎」というのがあり、試しに飲んでみたが、これがなかなかイケル。アルコールはあまり飲めないので、良くは分からないが、辛党の人にはたまらないのではないか。

 翌日の昼食に食べた蕎麦も、いい味だった。聞けば、北海道の旅行雑誌のアンケートで、このホテルの食事がベスト8に選ばれたというから理解できるような気がする。冬はパウダースノーで知られるスキー場だけに、外国人を含めて大賑わいとなる。


 中山峠


パークゴルフ発祥の地へ行ってきた

2007-10-15 15:56:10 | Weblog

パークゴルフ発祥の地・幕別町へ行ってきた。所属するクラブの納会を兼ねてのもの。札幌から日高を通り、紅葉真っ盛りの日勝峠を越えて約4時間。

札内川河川敷にある「はらっぱ36」に到着後、すぐに大会開始。36ホール、1993m。かなりの風があったが、グリーンの芝生を歩くのは気持ちがいいもの。スコアは実力どおりの惨憺たるもので、見事、ブービー賞に輝いた次第。夜の懇親会やカラオケで、久しぶりに騒いできた。

翌日は、5:30分に起きて、最初に出来たパークゴルフ場である「つつじコース」で18ホールを楽しんだ。日曜日の朝とあって、大きな大会があり大勢の参加者で賑わっていた。 

その後、六花亭や柳月などスイーツのメッカとしても知られる帯広市内を歩く。

柳月本店で製造過程などを見学、そして六花亭が建設した美術館に立ち寄った。ここでは無料のコーヒーとお菓子でサービスを受け、感激。

この六花亭は地域の文化活動にも積極的に貢献していて、各地にある支店などでミニコンサートを開催したり、長年、十勝地方の子どもたちが作った詩を自主的に出版して配布するなど素晴らしい活動を続けている。十勝の文化の香りもちょっぴり触れてきた。


それにしても、さすが幕別には、12ものパークゴルフ場があるし、十勝地方全体では52ものコースがある。広大な十勝地方を車で走ると、必ずどこかでパークゴルフを楽しむ人たちの姿に出会うほどだ。


相撲協会よ、世間の心を読んで!

2007-10-06 19:01:32 | Weblog

読売新聞106日付朝刊「編集手帳」は、相撲協会の不祥事に関して書いている。その冒頭に興味深い文章がある。かつての名横綱・栃錦は「耳で相撲を取る」と言われ、相手の吸う息、吐く息を聴き分け、吐いた瞬間をとらえて技を仕掛けたという。


また、最後の方には、あの栃若時代を築いた一方の雄・初代若乃花について、土俵際の粘りで「かかとに目がある」と言われたと書いている。いずれも、相撲協会の厳しい現状を語り、現在の対応、これからのあり方を鋭く指摘したものだ。


相撲の世界において、よく耳にする言葉に「心・技・体の充実」というのがある。今の相撲協会の在りようをテレビなどで観ていると(全体を観ていないので正確に伝わってこないのかもしれないが)、遺族への謝罪、国民への説明などにおいて、最も肝心な「心」が、完全に欠落しているように感じる。


北の湖理事長をはじめ、横綱・大関などを張った人たちは、「心・技・体」ともに優れているからこそ、その地位にあったはずだ。責任を、一部屋や親方にのみ転嫁しているとしか思えない対応は、全く理解に苦しむ。改めて、徹底的な改革を断行してもらいたい。


この新聞記事を読んで思い出したことがある。
確か、昭和46年の秋頃だったと記憶するが、北海道のS町で商工会主催の講演会を開くことになり、講師に将棋の木村義雄14世永世名人を呼んだ。その際、空港への送迎などをはじめ2日間カバン持ちをしたことがある。北海道のカニ料理を食べていただきながら、色々な話を伺った。


私が、「先生は、何手ぐらい先を読まれるものなんですか?」と聞いたところ、「80手から100手ぐらいですかね」と答えられた。さらに私が、対局相手の心をどういうところで読むのですか?」と聞くと、「手の動きです。手が物を言うのです」と教えてくれた。続けて言われた言葉が、「それを、私は手談(てだん)と言っているのです」ということだった。何といい言葉なんだろうと思い、強く印象に残っている。


「心・技・体」は相撲の世界の専売特許ではなく、将棋でも、他のスポーツでも勝負の世界には等しく求められるもののはずだ。そのどれが欠けても、良い結果は出せないし、多くの人たちを感動させることはできない。

今風に言えば、これも「KY」という二文字で表現できる。相撲協会よ、ぜひ世間の心を読んでほしい。


新人王が見えてきた!マー君

2007-10-04 12:49:23 | Weblog

(楽天イーグルスHPより)

マー君こと田中将大投手、ご苦労さん。とにかく見事なルーキーイヤーだった。日ハムとの最終戦は13奪三振の快投だった。これで11勝目、最下位だった楽天を4位に押上げ、新人王も見えてきた。「一生に一度のチャンスだから、ぜひ取りたいと」と言っていたが、マー君が手にすることは間違いないだろう。


 

それにしても、 通算196奪三振は高卒新人としては尾崎(1962年、東映フライヤーズ)と並ぶ歴代4位タイ、奪三振率9.47は12球団トップ、 186回1/3投球回は松坂の1年目を超えた、というから凄いことだ。


 

 野村監督も「神の子もついに自立したな。文句なく投手部門のMVPでしょう。間違いなく来年のエースになる」(スポーツ報知)と、ニコニコ顔だ。


 

昨日の高校生ドラフト会議で、公立の星・札幌南(進学校として知られる)の寺田投手が同じ楽天に一巡指名されたが、そのことに関してマー君は「後輩が入ることで、自分にも刺激になる。教えられることは教えたい。自分もまだ、下っ端。ひたむきにやっていきたい」と、あくまでも謙虚だ。


この姿勢がある限り、マー君の未来は、まさに前途洋々だ。来年はまた、一段とステップアップしたマー君を見せてほしい。期待している。


秋の気配、コスモスが満開!

2007-10-02 21:47:18 | Weblog

秋日和に誘われて、札幌にある「国営滝野すずらん公園」に行ってきた。ここは、北海道初の国営公園で、広大な丘陵地帯に樹林や草原、滝、川などがある。ハイキングをしながら、季節の花々も観賞できるので実に楽しい。今日は、ちょうど1万歩だった。

 サマーキャンプや自然観察会などさまざまな体験学習ができる「青少年山の家」オートキャンプ場もあるので、子供たちが楽しく遊びながら、学ぶことができる。この日も、多くの幼稚園児たちがバスでやってきてボール転がしなどに歓声をあげていた。

今の季節は「コスモス」がきれいだ。赤、ピンク、白が見事なコラボレーションを見せていて、さすが秋桜といわれるだけある。

コスモスはメキシコが原産だそうで、明治12年にイタリアから東京美術学校に赴任した先生が持ち込んだと言われる。(滝野すずらん公園HPから) 札幌の地下鉄・真駒内駅からバスで30分ほどのところにあり、間もなく紅葉の時期を迎える。お勧めポイントの一つだ。


相撲協会は大改革が必要!

2007-10-01 20:31:02 | Weblog

津風部屋の若い力士が急死した問題で、北の湖理事長が記者会見をしたが、相撲協会としての責任、理事長としての責任の重さを感じているのかどうか、甚だ疑問だ。

 

者の「責任をどのように感じているか?」という質問に、「私の?」と聞き返し、「それは、師匠が責任をとるべきだ」と答えていたが、呆れた。あくまでも、時津風部屋の問題だと言わんばかりの態度だ。

6
月に起きた事件であるにもかかわらず、今まで相撲協会としての対応が全くなされていなかったことも驚きだが、監督官庁の文部科学省の指導を受けてなお、人ひとりがなくなっているという、事の重大性を認識していないのではないか。もっと言えば、今起こっていることを正しく認識することすらできないのではないか。
朝青龍問題への対応を見ていても、相撲協会が、いかに閉鎖的で時代遅れの世界になっているか全く理解していないのだ。

さいころは、ラジオで必ず相撲放送を聴いていた。栃若(栃錦・若乃花)時代や柏鵬(柏戸・大鵬)時代などは、毎日楽しみにしていたものだ。伝統的な日本の国技として、ぜひ発展してもらいたいと思うが、今のままでは衰退の一途をたどるだろう。

こそ、組織のあり方、親方指導のあり方、力士養成のあり方などについて、大改革を断行しなければダメだ。敢えて言うならば、力士出身が必ずしもトップにならなくてもよいのではないか。マネジメント能力が必要なのだから、外部の民間人が理事長であってもいいのではないか。良き伝統は守らなければならないが、ただただ、古いレールの上を走るだけでは、相撲人気を盛り上げるのは不可能だ。相撲協会および親方衆は、猛反省をしてもらいたい。そして、若い力士の夢を奪うことのないような新しい相撲道の旗を立ててほしい。