北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

振り込め詐欺からの電話?

2007-08-23 13:51:10 | Weblog

振り込め詐欺の電話があってから、1か月後ぐらいのある日、明らかに振り込め詐欺に違いない電話がかかってきた。

「○○ネット証券ですが、長く使われていない口座がありますが、取り消してもいいでしょうか?」というものである。

 全く身に覚えがなく、すぐにおかしいと思い、「いつごろ開設した口座か?」と聞き返すと、「平成12年に開設している」という。第一、パソコンを使うようになったのが、つい3年ほど前だからネット証券などをやるわけがないのだ。

すると、「口座を無くしていいですか?」というので、何の関係もないから、「勝手にしてくれ!」と言って電話を切った。  

5分もしないうちに、今度は、先ほどの上司という男から電話があり、「今、話を聞きましたが、ほんとに口座を消してしまっていいですか?」と、しつこく言うのだ。

「消すためにはお金が要るということなんだろう?振り込め詐欺じゃないか」と言って怒鳴って電話を切った。  

念のため、こちらから連絡するときはどこに電話すればいいのか聞いておいた。後で、○○ネット証券に電話をかけてみるとフリーダイヤルになっていて、コールセンターだった。会社は実在したが。

よくもまぁ、手を変え品を変えウソを並べるものだ。一度手に入れた名簿を何回も使っているのだろう。  

振り込め詐欺の被害額は、今年半年で97億円にのぼり、年間の被害額は200億円に達する可能性があるのだという。とにかく、こうした電話がかかってきたら、すぐにお金を振り込まず、長男だというなら、長男に必ず連絡をとることだ。これが鉄則だ。


甲子園、今年もいい夏だった!

2007-08-23 13:25:55 | Weblog

高校球児たちよ、素晴らしい夏をありがとう。

全国制覇した佐賀北高校のみなさん、ほんとうにおめでとう! 率直に言えば、北海道代表の駒大苫小牧と駒大岩見沢に大きな期待をしていた。

しかし、ともに一回戦で姿を消し、少しばかりテレビを観る時間が減っていた。 ところが、やっぱり高校野球の魅力はいっぱいある。

あの帝京高校の二遊間が見せた素晴らしい連係プレーは、鍛え抜かれたプロ並みの技だったし、佐賀北-宇治山田商の延長15回引き分け再試合は、去年の早稲田実業-駒大苫小牧の熱闘を彷彿とさせた。

そして、佐賀北-広陵の決勝戦。史上初の逆転満塁ホームランだ。驚いた!感動した!これまた球史に残るドラマを見せてもらった。

広陵も一回戦は駒大苫小牧だった。9回ツーアウトまで負けていたが、それを逆転しての決勝進出で、見事だった。

 佐賀北は公立の進学校だという。今回の全国制覇のメンバーは全員が地元の生徒だ。聞けば、野球部の予算は、何と年間60万円。夜、暗くなってからの練習は、近くのコンビ二の灯りが頼りだ。スコアボードは、道路の信号機を利用したもの。野球部のモットーは考える野球、工夫する野球だというから、そうした地道な積み重ねが見事に結実したと言える。

この春、高校野球は大揺れに揺れた。だが、この夏の大会は、そんな重苦しい暗雲を見事に振り払ってみせてくれた。一昨年、昨年と津軽海峡を渡った深紅の大優勝旗、今度は関門海峡を渡った。はるか北の国から、重ねて心から「おめでとう!」の言葉を贈りたい。

「エンジョイ・ネンキン・ライフ」をモットーにするリタイヤーにとっても、間違いなく、いい夏だった。


安倍総理のリーダーシップに疑問②

2007-08-11 22:51:48 | Weblog

倍総理のリーダーシップについては、悪い予感が当たってしまった。松岡の農水大臣の自殺、赤城農水相の辞任、そして参院選の大敗だ。結論を先に言ってしまえば、やはり安倍総理のリーダーシップに問題があるのは明らかだ。

閣における人選の間違いから始まって、度重なる政治とカネの問題に対する的確な決断を下さなかった責任は大きい。しかも、赤城氏の問題について、一国の総理が「800円の光熱費」が、どうした、こうしたなどと弁明しているようでは、誠に情けない。そう言う前に解任するぐらいの決断力、厳しさがなければダメなのだ。

倍総理は、確かに一議員としては優れているのかもしれないが、人材の見極めや、人を上手に動かすこと、危機管理能力などという点において、やはり若さを露呈しているように思う。政治家としての挫折を知らずにきたためか、真の意味での「勁さ」(つよさ)に欠ける。

ップリーダーには、「胆力」がほしい。小泉前総理には、それがあった。だから、頼りになるというイメージが持てたのだと思う。小泉前総理がすべて良かったとも思わないが、少なくても、トップとしてのマネジメント能力は優れていた。

う一つ、安倍総理の言葉は、人の心にイマイチ届いていないように感じる。言葉というのは、その人間の全人格が表れるものだと思っているが、説得力という点からも、共感を得るという点からも、もっと熟成された言葉でなければ人を惹きつけることはできない。

ギリスの元首相ウインストン・チャーチルは、確か「政治家は、哲学者、文学者、心理学者でなければならない」というようなことを言ったと記憶するが、要するに政治家は、人の心、時代の空気を読めなければならないということではないか。政界を引退し、79歳でノーベル文学賞を受賞したチャーチルの言葉だけに説得力がある。

の意味で、安倍総理の続投宣言は、どう見ても無理があるように見える。山登りと同じように、ここは一度、「引き返す勇気」を持つことが大事ではないか。私は、今の民主党に政権を任せられるとは思っていない。やはり、自民党が体制を立て直して政権運営をしていく方がベターだと思っている。

でも責任をとって辞めればいいというものでもないが、安倍総理は、まだまだ将来ある政治家だ。ここで目に見える形でスッパリ責任をとって一旦身を引いて、捲土重来を期すべきだ。