北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

2017GW「にっぽん丸」日本一周クルーズ⑥ー七尾

2018-02-06 11:00:47 | Weblog

5月2日 6日目。
9:00 石川県七尾港に入港。沢山の皆さんが出迎えてくれた。
とくに、目に付いたのが、和服姿の女性たち。
聞けば、温泉旅館のスタッフの皆さん、
着物の着付け教室の皆さんだという。

それもそのはず、
七尾市は開湯1200年を誇る北陸の名湯「和倉温泉」を有し、
最上級の"おもてなし"の温泉として知られる。

威勢のいい「七尾豊年太鼓」が響き渡る中で着岸。




入港セレモニー。


大林七尾港整備振興促進協議会会長が、
「能登・七尾を存分に満喫してください」と挨拶。

クルーズに同乗している「高橋孝民謡団」一行。
皆さんも寄港地では、思い思いに観光を楽しんでいる。

 私は、単独行動で、七尾美術館へ。
ちょうど、能登七尾市出身で桃山時代に活躍した日本を代表する
画家・長谷川等伯展が開かれていた。
能登時代には仏画を中心に描いていたが、水墨画も描き、
数々の名作を生み出した。

 国宝「松林図屏風」(東京国立博物館所蔵) 

小丸山公園に建つ前田利家とまつの銅像。
利家が天正9年(1581)能登に入り、七尾城を居城としたが、
山の上にあって交通が不便なため、
小丸山(22m)に小丸山城を築いた。

2002年、NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語」
の放映決定を受け、2001年に市民の寄付で建立された。

 5月3日~5日に行われる「青柏祭」の曳山行事の準備。
「でか山」と呼ばれる巨大な山車の舞台飾りの作業中。
高さ12m、重 さ20tの日本一大きな曳山「でか山」3台が
狭い町中を曳き廻される。 訪れる人々も参加できるという。



        残念ながら、我々は観られなかった 。                      
(写真は鍛冶町でか山サイトより)

「花嫁のれん」は、幕末から明治時代初期の頃から、
加賀藩の能登・加賀・越中に見られる庶民生活の風習の中に生まれた独自ののれん。
花嫁が嫁入りの時に「花嫁のれん」を持参し、
花婿の家の仏間の入口に掛けられる。
玄関で合わせ水の儀式を終え、両家の挨拶を交わした後、
花嫁はのれんをくぐり、先祖のご仏前に座ってお参りしてから結婚式が始まる。

                      花嫁のれん館」の展示。


                          


期間中(4/29~5/14)は、
商家・民家の屋内にも100数十枚もの花嫁のれんが展示される。


大変なお宝?と思える、こんな掛け軸も。


可愛い幼稚園児たちのマーチングバンドや高校生のブラスバンドなど、
大勢の皆さんに見送られて次の寄港地へ。

五色のテープが乱れ飛ぶ中、
「ありがとう!」「また来てね!」の声が飛び交う。
クルージングならではの感動を覚える一コマ。

たくさんのカモメたちが船の後を追ってくる…

 ディナー会場から雪の連山が。

夜は、音楽と落語でゆったりと過ごす。
今日も、充実した一日だった。

 

 

 


2017GW「にっぽん丸」日本一周クルーズ⑤ー京丹後

2018-02-04 10:28:47 | Weblog

 5月1日。5日目、京丹後。
am11:00頃 久美浜沖へ。通船で上陸。
「にっぽん丸」としては、初入港とのこと。
岸壁までは、漁船が案内してくれた。

琴引浜は「鳴砂の浜」と呼ばれ、美しい白砂が1.8km続く。
歩くと「キュッキュッ」と音がする。
この日は、雨模様のため、砂浜に降りずに、
その仕組みを地元のガイドさんが説明してくれた。

言うまでもなく、「丹後ちりめん」発祥の地。
織元「たゆう」の工場を見学し、
伝統の技と、
ちりめん商品の買い物を楽しんだ。

豪商・稲葉本家は、織田信長家臣、美濃の稲葉一族の末裔と言われ。
この久美浜の地で糀製造で得た富を背景に廻船業を営み、
沿岸交易によって巨富を得、

付近諸藩の金融を独占するほどの豪商だった。


邸内では、当時を偲ばせる多くの作品を見ることが出来る。

如意寺は、、豊かな自然に恵まれた絶景の地にある。
境内には、圧倒的に多くの種類の花木や山野草が次花開き、
初春から秋まで飽きることはないという。

珍しい草花が豊富な山野草の庭〈珠山千年石の庭>(じゅざんせんねんせきのにわ)もあり、境内全体が一年を通して、花と仏の浄土となる。
春・4月には、境内周辺に自生する約一万株の「みつばつつじ」の花が見事で、
多くの方が参拝する。城崎温泉や天橋立からも1時間以内の距離にある。

【祈願と花と花説法の寺】と言われるだけあって、
住職の花説法は、楽しく、心安らぐ法話で

 実に上手い!

 

「よさこいソーラン」チームの皆さんが歓迎の踊りを披露してくれた。
毎年、本場北海道の「よさこいソーラン祭り」に参加しているという。

 夜は、落語とビンゴゲームで盛り上がった。

 

 

 

 

 

 


見えた!  わが家の窓から皆既月食が。

2018-02-01 14:03:22 | Weblog

天気予報では、見られないだろうと言われていたので、ゆっくり風呂に入っていた。
風呂上りに、念のため窓を開けてみたら、
何と2015・4月以来の皆既月食(満月が地球の影に完全に入る)が、
わが家の窓から見えるではないか。

家の中とは言え、かなり寒かったので、厚いコートやマフラーで身を包み、
しばし、めったに見られない天体ショーを楽しんだ。

2018・1・31  PM 9:49~22:29までの記録である。

                 次回は2022年の1月だそう。