北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

年末のごあいさつ

2007-12-29 16:53:29 | Weblog


 

ブログを始めて1年が経ちました。
訪れていただいた多くの皆様に感謝いたします。

来年も、ときどき書いていくつもりですので、
時々お立ちよりください。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。


初冬の東北海道

2007-12-10 08:03:12 | Weblog

今月初め、23日でサロマ湖、網走、摩周湖、阿寒湖、十勝などへ行ってきた。久しぶりにオホーツクの海の幸も味わってきた。最高気温が氷点下になって寒かったが、さすがに道東は見所が多い。

旅の途中、旭川の「男山酒造」に立ち寄る。男山は、海外の酒造コンクールで1977年以来、30年連続で金賞を受賞している。酒はほとんど飲めないので、その美味さに酔うことはできないが、少しばかりイケル妻によれば美味いということだった。もともと伊丹で醸造されはじめたと言うことで、江戸時代から古今第一の名酒とし知られているのだと言う。

また、2階の資料館もお勧めだ。江戸時代の浮世絵の巨匠・歌麿の「名取酒六家選」「誠忠義臣名々鏡」国貞の「歌舞伎幡随院長兵衛」の原画、頼山陽の直筆、葛飾北斎の掛軸など貴重な資料がある。酒とともに、資料館も一見の価値がある。

夕方、サロマ湖に到着。夕日の美しさでも知られているが、この日は生憎の雲で残念。牡蠣や帆立の料理が美味しかった。夜の9時からは、外人のクラリネット奏者によるビートルズナンバー(イマジン、イエスタディ、などなど)の演奏があり、クリスマスのイルミネーションの明かりの中で、ムーディーな時間を過ごした。

サロマ湖は、網走国定公園にあり、琵琶湖、霞ヶ浦に次いで三番目に大きい湖。帆立の養殖発祥の地(昭和9)であり、牡蠣の養殖も盛んだ。

2日目は、ご存知、網走監獄からスタート。120年前の明治45年に建てられ、極悪犯、政治犯を北海道開拓のための労働者として使うことを目的とした。極寒の地であり「最果ての監獄」と言われ、ここに来たものは一生戻れないと恐れられたという。ここを舞台にした小説に、吉村昭著「破獄」があり、映画では、「網走番外地」「幸せの黄色いハンカチ」などがある。

濤沸湖は網走市街地から20分。ラムサール条約登録地で、10月下旬から4月中旬まで多くの白鳥が飛来してくる。

摩周湖へは何度も行っているが、その都度別の表情を見せてくれる。かつては、世界一の透明度(41.6)を誇っていたが、ヒメマス、ニジマスが放流されたこともあって、今や19mに低下している。(2004年調査) 摩周岳は858m。(1/23日のブログにも写真あります)

天然記念物マリモで知られる阿寒湖。ラムサール条約登録地だ。雄阿寒岳は1370.5m。本格的な冬になると湖は凍り、スケートやワカサギ釣りなどが楽しめるようになる。(1/23日のブログに写真あります)

廃線となった「ふるさと銀河線」の駅が、そのまま残されて、岡女堂という甘納豆メーカーの見学コースの一つになっている。もともと、岡女堂が「ちほく高原鉄道」の要請に応え、全額を出してつくった駅。

岡女堂の敷地内にある美術館。ユニークな、おかめのコレクションなどがある。