北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

燃える紅葉

2011-10-19 15:56:00 | Weblog

急に暖かくなったり、今にも雪が降ってきそうな寒さになったり、
秋の空は本当に変わりやすい。
そのせいか、紅葉が一段と綺麗だ。

ここは、札幌の真駒内公園。

1972年、札幌冬季オリンピックのアイスアリーナがあるところで、
周辺が広い公園になっている。
今が紅葉の見ごろ。爽やかな天気に誘われて散歩に行ってきた。

      

 

 

 


小沢一郎氏、石川知裕氏は議員辞職すべき

2011-10-03 14:50:08 | Weblog

小沢一郎氏が、インターネットの討論番組で、政治資金規正法違反事件で元秘書3人が有罪判決を受けた件に関し、「大変びっくりした。証拠もないのに推測に基づいて有罪を決めてしまうというのは、民主主義国家では考えられない」と判決を批判した。その他にも、「僕はこの国を変えたいと思っている。既得権を持った方にとっては、『あいつだけは国政の先頭にたたせてはいかん』という意識が働くのではないか」「政権交代のある意味ではスケープゴートにされた」と言い、「事件がなければ首相になっていたのでは」という質問に、「そういう立場に立ったなら、責任回避やポジションだけにすがりつくことだけは、しないでやりたい」と語ったという。

 

しかし、まぁ何という言いぐさだろうか。証拠もないのにというが、状況証拠は限りなくクロに近い。石川被告は、4億円の記載について合理的に説明できないとまで言っているし、小沢氏自身も3回にわたってクルクル証言を変えている(献金⇒融資⇒資産)ことから見ても、小沢氏の話は全く理解できない。ほとんどの国民は同じ思いであろう。各種世論調査でも、89割が理解できないという結果が示されている。当然だ。

 

小沢氏が、そこまで言うのならば、国会での証人喚問にも堂々と出て説明すべきなのだ。それをせず、自分に都合のよいインターネットだけで発言するというのは、逃げているとしか言いようがない。

最新の世論調査(共同通信)では、86%が証人喚問に応じるべきと答え、民主党支持層でも83.3%に達している。[民主国家云々]をいうのなら、潔く説明責任を果たすなり、明確な形で責任を明らかにすべきなのだ。

 

秘書や元秘書が刑事事件に問われた場合、議員自らが有罪判決が出る前に何らかの責任を取っている。それに倣えば、3人もの秘書が有罪判決を受けたのだから、政治的・道義的責任を取るのが当たり前だ。にもかかわらず、逆に判決を批判するとは何事か!

 

読売新聞によれば、近年の例では、鹿野道彦氏(民主)離党、加藤紘一氏(自民)議員辞職、井上裕氏(自民)議員辞職、土井たか子氏(民主)衆院選大敗もあり党首を辞任、五島正規氏(民主)、小林温(民主)議員辞職。しかし、鳩山由紀夫氏(民主)は、元公設秘書が有罪判決を受けたが退陣を拒否した。 

 

この事件に関し、状況証拠だけに頼り、「推認」することの危うさを指摘する声があるが、もちろん、それによって「冤罪」を生むようなことがあってはならない。しかし、「睦山会」事件に関しては、4億円という大金を一秘書の独断で右から左へ動かすことが出来るはずもない。百歩譲って、小沢氏が全く関与していないというのなら、政治資金規正法の収支報告を管理する立場でありながら、義務を果たしていないことになる。しかし、自らが収支報告書に署名しており、いずれにしても小沢氏の論理は破綻している。

 

岩手や秋田などの建設工事に関して「天の声」を発し、不正な金を集め、それを元に子分を養い、数の力で政局の主導権を握るというのは、田中角栄氏の政治手法そのものであり、古臭い政治の典型である。それを現代にも通用すると思い込んでいる小沢氏は、もう「終わっている政治家」というほかはない。

 

小沢氏も石川氏も被告人である。石川氏は「徹底的に闘う」と言っているが、冗談ではない。国民の税金を使って裁判闘争をしてもらっては困る。2人とも、政治的・道義的責任をとって辞職すべきである。それが、「民主主義国家」における政治家のあるべき姿だ。都合の良い時だけに、「民主主義国家」という言葉を使ってほしくない。