北の旅人

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東京都知事選挙③ー有権者をないがしろにしている細川氏

2014-01-20 11:37:20 | Weblog

細川氏の都知事選出馬は、疑問に思っていたが、出馬表明後も何ともはっきりしない動きが続いている。

① 1月14日に小泉元総理の支持を得て出馬の意向を表明し、15日に公約を発表するとしていたが、準備が整わないと17日に変更。それも変えて、告示前日の22日にするとか。

② 準備が整わないからと言うだけではなく、出来るだけ遅くに発表した方が相手に手の内を知られないから有利だなどとも報じられているが、全く有権者をないがしろにしている。一日も早く政策を明らかにして、有権者に訴えていくのが先だろうに。

③ 他の候補予定者やマスコミから、細川氏の政策が分からないと言われると、側近の田中秀征元首相特別補佐が、マスコミのインタビューに答えて、「20年を目標にして、脱原発を柱にして、東京、日本を変え、五輪時に手本として示す」などと代弁しているが、本来ならば、細川氏自身が語るべきなのだ。

小泉氏の「脱原発」発言に心を動かされ、政権を投げ出した過去を忘れたかのように、ひょっこり政治の表舞台に姿を現したが、一体何を考えているのかよく分からない。かつて、女性歌手が「普通のおばさんになりたい」と引退したが、何年か経って、「やっぱり私には唄うことしか出来ない」と言って、戻ってきたが、細川氏の場合も、こんな程度のことにしか感じられない。かつて浴びたスポットライトの快感が忘れられないと言うことか?

細川氏は、①原発ゼロをどう進めるのか②佐川急便からの1億円借入問題③東京オリンピック返上論などについて、どのように説明するのか。

こうしたことへの対応に苦慮しているからだろうか、予定されていた東京青年会議所の公開討論会に欠席し(結局、この会は中止になったが)、日本記者クラブの公開討論会も欠席か?とも報じられている。すべてに「逃げ」の姿勢なのだ。早くから(決して早くはないのだが)、公約や前記の問題点について説明すると、マスコミなどの追及を受けることは必至だからだろう。しかし、「都知事は、やりがいのある仕事」と言うならば、堂々と政策を戦わせ都民の審判を仰ぐべきなのだ。細川氏からは、「覚悟」のほどが伝わってこないのだ。

前回も書いたが、こんな有様を見るにつけ、2人の元総理の選挙手法も「時代遅れ」の感が強い。したがって本命視されている舛添氏とは、かなりの差がつくのではないか。小泉元総理にしろ、細川元総理にしろ、「晩節を汚す」結果に終わるような気がするが、どんな結末となるのか。


東京都知事選挙②ー今、なぜ細川氏か?

2014-01-11 14:55:13 | Weblog

東京都知事選挙の候補者選びが慌ただしくなってきた。ここにきて、俄かに細川護煕元総理(75)が腰を浮かしつつある。それも、小泉純一郎元総理(72)のバックアップを受けられればという条件付きということらしい。

自民党は、すでに舛添要一元厚生労働大臣(65)の推薦を決めた。民主党は、やはり、舛添氏に相乗りする方向だったが、細川氏の立候補の可能性が出てきたことで、方向転換し、細川氏の推薦に回るような雰囲気だ。民主党は、相変わらず何とも腰が定まらない。

さて、細川氏が名乗りを上げたとして、どんな展開になるのか。ズバリ言えば、舛添氏が有利になるのではないかと思う。自民党などの内々の世論調査で舛添氏がトップだったと言われる。(細川氏の出馬を前提としていない段階で) 何故か。

                                  

                                         

 細川氏については、

1993年に、わずか8カ月で総理の座を退いており、すでに過去の人である

75歳と高齢である

総理退任理由は、佐川急便からの1億円献金問題だった。いい加減な領収書などを追及されて辞任に追い込まれた。まるで猪瀬氏の場合と似たようものだった

小泉元総理とともに「脱原発」を掲げ、もう一度権力の座を手にしようというのだろうが、細川氏にはリーダーシップや実務能力に欠ける。あの国民福祉税を突如発表したように、裏で小沢一郎氏が操っていたことは周知の事実だ。確かに脱原発は一つのテーマではあるが、原則的には国政の問題だ。東京都は東電の株主ではあるが。都政には、それ以外の課題が沢山ある。大地震への備え、高齢社会の福祉政策、東京オリンピックなどが山積みだ。

舛添氏は細川氏より10歳若く、政策能力、実務能力、スピディーな動きを感じさせ、国際感覚もある。小泉氏が応援するといっても、民主党が推薦に回るとなれば今の民主党ではマイナスに働くだろう。したがって、細川氏が名乗りをあげれば、舛添氏のプラス面が、より浮き彫りとなる。その上、支援する自民党などにとっては危機感が強くなるので、意外な差がつくのではないか。長年、選挙に携わってきた経験から、そんな気がする。

いま、何故、細川氏か?一度、権力の座に就いた者は、その味が忘れられないのだろうか。陶器づくりなどをして、悠々自適の静かな生活を送っていた細川氏だったが、暇を持て余してまた政治に乗り出したくなったのか。脱原発を目指すなら、いくらでも他の方法があるだろう。細川氏にしろ小泉氏にしろ、今の立場は、後輩を育てる側に回るべきではないか。今の日本には、そんな空気を醸成する必要がある。したがって、ご意見番として発言する方が存在感を示すことができるし、光彩を放つことができると申し上げたい。

東京都民の賢明なる選択を期待したい。


海外旅行に潜む危険ー日本人は狙われやすい!

2014-01-07 11:29:47 | Weblog

南米エクアドルで、新婚旅行中の日本人夫妻が銃撃されるという痛ましい事件が起きた。海外旅行に行く際には、細心の注意が必要だと、改めて感じた。とくに、「日本人は金持ち」と思われているので、くれぐれも、そのことを忘れないようにしなければならない。

実は私も、海外で何回か危険に遭ったことがある。(自分の不注意も含め)タイのバンコク、パリ、ローマなどである。今考えてもゾッとしたり冷や汗が出てくる。

少しでも参考になればと思い、私の過去のブログに書いた失敗談のアドレスを記しておきたい。

http://blog.goo.ne.jp/goo1942_december/e/ce911be5c3a86f5baa449c65d50a51c9

http://blog.goo.ne.jp/goo1942_december/e/505e23d5abc7747ab16005ffa993b1bc