北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

おかしいぞ、小沢一郎民主党代表

2008-01-15 15:50:43 | Weblog

最近の小沢一郎民主党代表の言動が、おかしい。

昨年の大連立に関わる辞任騒動、新テロ特措法の本会議採決棄権など、およそ野党第一党の党首としての役割を果たしていない。

臨時国会の最重要法案の採決を棄権し、大阪府知事選挙の応援に行くなどとは、国会軽視も甚だしい。結局、鳩山幹事長などがテレビなどで謝ったりしているが、政権交代を声高に叫んではいるが、こんなレベルのリーダーをいただく民主党に政権など任せるわけにはいかない。

また、新テロ特措法に関しては、継続審議に持ち込むため、前原誠司・前代表に「与党が同意できないような対案を作れ」と指示したという。まさに政局優先なのだ。

党首討論における小沢代表の質問も、まったく期待外れだった。年金ももちろん大事なテーマだが、日本の国をどういう方向へ導いていくのかについて、もっと骨太の議論をするべきだ。通常国会の代表質問にも立たないと言われている。

こうなると、小沢代表は、口では政権交代を言っているが、民主党内では、すでに裸の王様状態になっていて、ご本人もヤル気を失っているのではないか。そう見えて仕方がない。「改革の旗手」「政策通」「剛腕」などといわれた小沢神話は、すでに崩壊しているのだ。

したがって、色々な問題があるにせよ、まだ現政権のほうがましだ。最近の世論調査では、民主党の支持率が高くなってきてはいるが、それが即投票行動に結び付くとは限らない。国民も、そんなに甘くはない。


おかしいぞ!福岡・車転落3児死亡判決

2008-01-08 15:47:33 | Weblog

驚いた!
2006
8月に起きた、福岡市の車事故3児死亡事故は、危険運転致死傷罪の25年ではなく、業務上過失致死傷罪の76か月という判決だった。

こんな馬鹿げた判決を出した福岡地裁はまったくどうかしている!

裁判官や弁護士が主張している「飲酒は微酔程度で、運転は困難ではなかった」とか、検察が主張している「相当の深酔い状態で、きわめて危険かつ異常な運転をした」ということを立証できなかったとか、言っているが、まったくピントがずれているとしか言いようがない。

酒の量が最大の争点などと報じられているが、そんなことではないのだ。何の罪もない可愛い3人の子の命を無残にも奪ったのだ。その現実が最大の証拠だ。どんな弁解をしようが世間の常識ではまったく通じない。

酒を飲んで運転すること自体が大変な犯罪なのだ。故意犯なのだ。時速約100キロ、事故を起こして逃走し、水を大量に飲んで飲酒量をごまかそうとしたりしているのだ。こんな悪質な者を単なる過失犯にされたのでは、被害者はたまったものではない。被害者の苦しみは一生続くのだ。

裁判官は、頭を冷やせ
! 
こんな判決は、断じて許せない
!


新年を迎えて

2008-01-06 13:18:49 | Weblog

今までは、新しい年を迎える時は、自分なりの決意を掲げてきたが、最近は特別なテーマは持ち合わせていない。

ただ、リタイアしてから心の中に重きをなしていることはある。数年前、知人の僧侶に頂いた一遍の詩が、最近の心境であり、それが日常生活のべースになっていることは確かである。ご参考までに記しておこう。癒しの詩人と言われた、坂村真民の詩だ。

        時

  日の昇るにも
  手を合わさず
  月の沈むにも
  心ひかれず
  あくせくとして
  一世を終えし人の
  いかに多きことぞ

  道のべに花さけど見ず
  梢に鳥鳴けど聞かず
  せかせかとして
  過ぎゆく人の
  いかに多きことぞ

  二度とないこの人生を
  いかに生き
  いかに死するか
  耳かたむけることもなく
  うかうかとして
  老いたる人の
  いかに多きことぞ

  川の流れにも
  風の音にも
  告げ給う声のあることを
  知ろうともせず
  金に名誉に地位に
  狂奔し終わる人の
  いかに多きことぞ

  生死(しょうじ)事大無常迅速
  時人を待たず噫々(ああ)