北の旅人

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呆れた!自民党・二階幹事長の「政治とカネ」発言

2021-06-02 14:46:44 | Weblog

 2年前の参院選広島選挙区の公選法違反事件で有罪が確定した河井安里元参院議員の陣営に自民党が選挙資金として提供した1億5千万円に関する、自民党の二階俊博幹事長の発言は酷すぎる。幹事長を庇おうとする側近の林幹雄幹事長代理の発言にも呆れた。

5月18日の二階氏の会見に同席していた、林氏が「根掘り葉掘り党の内部のことまで踏み込まないでもらいたい」と記者団に語ったが、こんな国民をバカにしたことがあるのか!

 その後、二階幹事長は24日の記者会見で、党本部が河井案里氏の陣営に支給した1億5千万円の活動費の責任について、「党全体のことをやっているのは総裁と幹事長だ。組織上の責任は我々にある」と修正した。

                                                       

 そして、当時の選対委員長の甘利明氏の名前を出したが、甘利氏は「1ミクロンも関わっていない」と、全面否定している。しかし、二階幹事長は6月1日の記者会見で、自民党の「政治とカネ」の問題について「ずいぶんきれいになってきている。このことは評価していただいてしかるべきだ」と述べ、カネを使って選挙をしたい人は誰もいない。少なくとも自民党の中にはいない」と胸を張る始末。そのすぐ後には、菅原秀一前経産大臣がカネの問題で議員辞職する有様だ。

  広島県連の会長で、当時現職だった溝手顕正氏を推していた岸田文雄元政調会長は6月2日のテレビ番組で、二階氏の発言に関して問われ、「説明責任をしっかり果たさなければならない」と、ありきたりの返答。これでは、次期総理を狙うには全く頼りない。マスコミの世論調査でも支持率が4%前後しかないのも頷ける。

 立憲民主党の安住国対委員長は二階氏の発言に、「耳を疑うような話だ」と批判しているが、かといって、立憲民主党に政権を担う力もなく、野党共闘もままならないのが現状だ。

 このような政権政党の幹事長を、そのままにしておいてよいのか? 自民党の真価が問われている。