北の旅人

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お粗末極まりない民主党に、言葉を失う!

2011-06-03 11:15:41 | Weblog

<呆れる鳩菅覚書>

 

一 民主党を壊さないこと

二 自民党政権に逆戻りさせないこと

三 大震災の復興並びに被災者に責任を持つこと

①  復興基本法案の成立

②  第2次補正予算のめどをつけること

 

これが、「国民生活第一」を掲げてきた民主党の本質だ。3項目の第一が民主党を壊さないことだ。第二が、自民党に政権を戻さないこと。そして、やっと三番目に、大震災の復旧・復興だ。終っている。

 

そもそも、大震災への対応が、菅総理じゃダメだというところから、民主党で火の手があがったのではなかったのか。それが、何のことはない、やっぱり「党利党略」「自己保身」のためでしかなかったことがハッキリしたということだ。

 

<笑ってしまう、ウソを言っちゃいけない鳩山発言>

 

ほんとうに漫画だ。鳩菅の会談に同席していた岡田幹事長が、菅総理の退陣時期について「区切っていない。(確認事項が続投の条件とは)言っていない」と語ったことを伝え聞いた鳩山氏が「それはウソだ。私と首相との間で、辞めていただく条件の話しをした」と語ったことだ。

 

一夜明けた今日、昨夜の総理の会見で、鳩山氏が思っていた菅総理の辞め時が、結構先になるという状況を聞いて、「きちっと約束したことを守るのはあたり前だ。それができなかったらペテン師だ」と述べ、激しく非難した。しかし、その言葉は、そっくり、あなたにお返ししたい。まさしく、どっちもどっちだ。鳩山氏は、ちょうど一年前のことをお忘れか?

 

ウソをついて日本の国益を大きく損ない、政治を混乱させ、次期選挙不出馬宣言→即撤回し(民主党がちゃんとしていないからだと。自らの疑装政治献金問題や普天間問題ウソ発言を棚に上げて)、国民の信頼を完全に失っている鳩山氏が、今更何を言っているのか。笑うしかない。民主党とて、朝と昼では発言が一変するような、こんな鳩山氏がうろちょろ表に出てきて物事がきちんとまとまるはずがないのに、完全に自浄能力を喪失している。

 

<小沢氏は、政治家を辞めるべき>

 

  今回の内閣不信任決議案に関して、菅降ろしの中心となっていた小沢氏も、本来、表に出てきて、党内をゴチャゴチャ掻きまわす立場にないはずだ。自らの政治献金疑惑に関して、一度も国会で説明責任を果たさず、目下、被告の身で裁判中だ。自分の権力保持のために、相変わらずの傲慢ぶりを発揮している。しかし、小沢氏もまた、鳩山氏同様、国民から完全に見放されている。党内においても、有能な側近は誰もおらず、小沢氏の政治的な居場所は、とっくに無くなっている。

 

 小沢チルドレンと言われる議員たちが、小沢氏の周りに集まっているが、選挙で世話になったからという程度の上辺だけだ。小沢氏の政治信条や人間性に惚れ込んで集まっているのではない。かつて、新進党などで小沢氏と行動を共にした何人かの自民党議員から直接聞いたことがある。

 

また、こんな時に、「誕生会」だの、「カラオケ屋」だのというセンスが全く分からない。

 

マスコミも、10年一日のごとく「剛腕・小沢」と、持ち上げるが、いい加減にしてほしい。

小沢氏よ、あなたの時代は終わったのだ。潔く政界を去るべきだ。

 

<新しい政治体制を築くとき>

 

菅総理が、「いつ辞めるか」という問題一つとっても、みんな言っていることが違う。もう、菅総理をリーダーとする今の民主党政権では立ち行かないことは明白だ。今は大震災の復旧・復興を第一に考えなければならいことは当然だが、同時に、こんな国難のときだからこそ、今までの発想にとらわれず、与野党の優秀な人材を起用した政権をつくらなければならない。政治家諸氏よ、大震災で苦しんでいる人びとのことを第一に考えた政治を大前提で行動してほしい。

 

国民も、「誰がやっても同じ」などと、投げてはいけない。結局は自分たちに戻ってくることなのだから。