北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

相変わらずの民主党ー「一票の格差」是正をめぐって

2013-04-16 10:12:08 | Weblog

民主党が、相変わらず筋の通らない話を繰り返している。衆院小選挙区定数の「0増5減」をめぐり、政府が衆院に提出した区割法案に反対している。昨年の衆院選における「一票の格差」について、行政訴訟を起こされた17件中、各高裁において15件が「違憲」とされた。

民主党政権当時、「0増5減」を先行処理することで了解していた。にもかかわらず、今になって、「0増5減」では不十分で、すぐに一票の格差が2倍になるので、格差是正と抜本改革を同時に行わなければダメだとし、譲らない。先日のテレビでも、岡田克也政治改革推進本部長が、「自民党幹部や政府高官から再可決の話も出ており、謝罪して撤回してほしい。そうでなければ、簡単に審議入りは出来ない」という有様。

今夏の参院選を控え、定数削減によって国会議員も身を切る姿勢を示そうというものだが、待ったなしで「一票の格差」を解消しなければならないのだから、速やかに区割法案を可決すべきなのだ。

定数削減については、自公両党は、比例定数を30減の150として、そのうち60を中小政党の優遇枠とする案だが、憲法違反の疑いもあると指摘されている。一方、民主党は、小選挙区定数を30減の270、比例定数を50減の130とする案をまとめているが、そう簡単に決着できる問題ではない。したがって、まずは、「格差是正」を次期衆院選に間に合わせるためにも、先行させることがベターだ。

 マニフェスト破りを平気で行ない、何も決められない民主党は、先の衆院選で国民から見放され、野党に転落したにもかかわらず、その本質は何も変わっていない。こんな体たらくでは、遠からず民主党は消滅への道を歩むことになるだろう。

 民主党など、野党が反対して参院で同改正案が可決されなくても、憲法上、衆院で再可決できる以上、早期に成立させることが筋だ。


素晴らしい! 『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展②

2013-04-14 10:22:12 | Weblog

日本の世界遺産は、島根の石見銀山(いずれ行くつもり)をのぞいては一通り回った。
海外の世界遺産は、ところどころ。できるだけ見たいとは思っているが、年とともに少し大儀になりつつある

中国「四川ジャイアントパンダ保護区群」

モスクワ「クレムリンと赤の広場」 聖ワシリー大聖堂。16,000ピース。

ペルー「マチュ・ピチュの歴史保護区」

日光「東照宮」

沖縄「首里城」

エジプト「メンフィスとその墓地遺跡」

ローマ「コロッセオ」

こんなレゴも。

カンボジア「アンコールワット」

ブラジル「ブラジリア大聖堂」

 

 


素晴らしい! 『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展①

2013-04-12 14:51:01 | Weblog

世界遺産条約採択40周年を記念し、「PIECE OF PEACE―『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 PART-3―」が開かれている。札幌パルコをメイン会場として開かれている(4/22日まで)もので、この展覧会は、かけがえのない地球のたからもの「世界遺産」を世界中で愛されている玩具・レゴ®ブロックで作ったチャリティアート展。

どれもこれも、素晴らしい作品ばかり。ピラミッド」「アンコール」、「モン-サン-ミシェルとその湾」、「古都京都の文化財」、「サグラダファミリア」「ウイーン歴史地区」、「シドニー・オペラハウス」、「日光社寺」、「平泉・仏国土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」などが展示されている。

また、国内外のアーティストによる作品や、文化人からのメッセージ、宇宙から見た地球の映像なども展示されていて見ごたえがある。

オーストリア「ウィーン歴史地区」

オランダ 「キンデルダイクの風車」。レゴブロック 12,000ピース。

スペイン バルセロナの「サグラダファミリア」
レゴブロック25,000ピース 制作期間 600時間

メキシコ「古都グアナフアトとその銀鉱群」 メキシコ中央部 標高2050mの高地にある。
10,000ピース。

イギリス「ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会」。
11,
000ピース。

「厳島神社」

「白川郷・五箇山の合掌造り集落」



チリ「イースター島のモアイ像」



京都「金閣寺」

シドニー「オペラハウス」

イタリア「ピサの斜塔」

フランス「モンサンミッシェルとその湾」

ベトナム「フエの建造物群」。35,000ピース。

「姫路城」

ハンガリー「ドナウ河岸、ブタ城地区及びアンドラージ通りを含むブダペスト」

「中尊寺 金色堂」

 

 

 

 

 

 


日ハム 札幌ドームでの開幕戦

2013-04-06 16:42:28 | Weblog

いよいよ、球春到来。
4月5日、18:00札幌ドームへ駆けつけた。
試合は負けてしまったが、さだまさしが、北の国からをドームの観客とともに合唱し、
さらに君が代も独唱し、会場が大いに盛り上がった。

            二刀流を目指す大谷翔平



大谷は、難なくツーベースを討ち、大物ぶりを発揮。その立ち姿、パットの鋭い振りを見ていると、「これは、相当の選手だな」ということを、素人ながら実感できる。負け試合の中で、唯一、球場が沸いた場面だった。

4番中田は、タイムリーヒット1本のみに終わったが、やはり、この人が打たなければ日ハムは厳しくなる。今年の中田に期待したい。


長嶋茂雄・松井秀喜氏の国民栄誉賞は、今が妥当だったのか?

2013-04-04 16:15:35 | Weblog

球界のスーパースター長嶋茂雄氏とゴジラ松井秀喜氏が、国民に夢と希望を与えたとして、国民栄誉賞が贈られることになった。先ずは、「おめでとう!」と申し上げたい。お二人とも、もちろん受賞の資格があるとは思うが、果たして「今」の授与が適切だったのかどうかについては、ちょっと疑問が残る。


 

                    

長嶋氏については、はっきり言って、もっともっと早く授与されるべきだった。王貞治氏は現役だった1977年に受賞している。この年、王氏は756号のホームラン世界新記録を放った直後の受賞だった。時の首相・福田赳夫氏によって国民栄誉賞が創設されて、王氏が第一号となったのだ。

国民栄誉賞授与の基準は、国民の幅広い敬愛を受けていること、国民に親しみのある分野、前人未到の業績、国民的盛り上がりだという。だとすれば、長嶋氏の受賞は当然だ。1958年の入団(昭和30年半ば)から引退する1974年までの現役時代は、まさに日本の高度成長期に当り、王・長嶋両氏の活躍ぶりは「ON時代」と言われ、国民的なヒーローだった。

個人的なことを言えば、実は大学1年生のとき、後楽園球場でビールやジュースの「売り子」のアルバイトをしていたことがあり、わが青春時代とON時代が完全にオーバーラップしているのだ。私は、長嶋派であったが、その後のサラリーマン生活においても、夢や希望を与えてくれたことの功績は誠に大きいものがある。監督時代も含め、文字通り国民的な盛り上がりという点でも全く異論はない。

一方、松井氏については、巨人時代の本塁打・打点の二冠を2回、セリーグMVP、ワールドシリーズで日本人初のMVPなど、その活躍ぶりは賞賛に値することは間違いない。しかし、日本人大リーガーへの道を切り開いたのは、何と言っても野茂英雄氏だ。あの当時、日本人選手が大リーグで活躍出来ると思った国民が、どれほどいただろうか。野茂が自らの信念に従って、勇気ある挑戦をし、見事な実績を上げてきたことは、実に素晴らしいことだ。

大リーグ11年間で123勝、アメリカン両リーグでのノーヒット・ノーラン達成は史上4人目。そして日米通算201勝(日本では5年間で78勝)は、燦然と輝く記録だ。本人は多くを語らないが、フロンティア・スピリットの体現者として、その功績は偉大である。そうした、パイオニアがいてこその、今日の日本人選手の活躍があることを忘れてはならない。そういう意味で、松井氏の今回の受賞には、割り切れないものを感じる。

松井氏は、これから球界のために、まだまだ寄与するだろうことを思うと、長嶋氏とセットでの受賞でなく、単独での受賞が相応しい時期が間違いなく来たであろうと思われる。そう考えると、師弟関係というのも分からないではないが、国民栄誉賞の重みという点からは、少し疑問に思われる。今後の国民栄誉賞授与に当っては、もう少し検討の余地があるのではないか。