狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

編集日記

2008-04-03 18:15:30 | 日録
         
冊子なる。巻末に本誌[通巻総目次]を付く。但し12巻全部掲載にはページの余白足らず、(1)としたり。
なほ、バックナンバーのうち、30㌻の創刊準備号を復刻して「付録」とした。

この創刊準備号から先年(2007年号)12号まで、編集一切を引き受けていたK・A君の「十数年前のこと」を巻頭に載せた。

…当時の印刷技術ではパソコンまでは進まず、ワープロを叩いて皆さんの原稿を製本化したものである。技術の稚拙さには恥じ入るばかりだが、これが郷土文学研究の原点になったと思うと、嬉しい限りである。僅か30頁の手作りの本だが、当時の思いが湧いてきて仕方がない。
今は、創刊準備号に執筆を寄せられた、Y先生も、M先生も、T図書館長も、全て鬼籍に入られてしまった。皆さんは友に町の文学のレベルを引き上げようとなされた方々である。引き継ぐわれわれのせき人たるや大である。

ページを開いた写真は、創刊号の内容。「文豪ミニ」というワープロで打ったものを、コピー機にかけて印刷した。K・A君が書いているように、会員数人が寄って製本した全くの手作り冊子である。
第4号~5号は60ページ以上の大作で、製本技術をS市幼稚園長F翁のご指導を得て、やや雑誌の体裁を保っている。
翁は、90歳を過ぎた現在でも、園長の要職を現役で務めておられる大のキリスト者であらせられる。



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