狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

農林水産大臣

2007-09-03 14:27:42 | 怒ブログ
27日発足した安倍改造内閣が、発足直後から「政治とカネ」問題に振り回されていたが、遂に遠藤農水相が辞任に追い込まれた。
 ボクは前農水相赤城氏の地元なので、人情的に“おらが大臣7日天下”の地元・山形での「大臣就任祝賀」ムードの幕引きには複雑な思い入れがある。
 抑も農業関係団体の長は、補助金獲得が主たる職務のようにさえ思いてならないのだ。
ボクの村の周囲を見渡しただけでも、政治家への還流の有無は別として、漁業権だとか、米の減反、転作、土地改良に絡む様々な補助金獲得に、政治が関わっていることは、事実といっても間違いはあるまい。
 今は、地方議員と云えども、農協組合長なの兼任は禁止されていると聞いた。国会議員が共済組合の組合長兼任できるとは、思いも寄らなかったことである。

 さて、赤城大臣の顔の絆創膏は、自民支持、反自民の政党支持とは関係なく、地元県民にとっては強烈なショックであった。
 郵送された、筑摩書房のPR誌「ちくま」の表紙をみても、
「何だ!これは!」と思わず思わず叫んでしまったのである。

 巻頭に、自民党嫌いのなだ・いなだのエッセイー「人間、とりあえず主義」が連載されている。さすが赤城元大臣の話題ではなかった。

 『自民党が参院選で歴史的な大敗を喫した翌日、小田実が死んだ。二つは記憶の中で結びつくだろう。この自民党敗北のニュースが、旅立つ小田実には、よい餞になったと考えたい。』
ベトナム戦争反対に生涯をかけた小田実への追悼であった。
 この老人党党首は「戦争反対」の大声を、毎号絶やさず叫び続けている。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
傑作 (ましま)
2007-09-04 10:01:26
ビジュアルのインパクト。テーマの運び、小田実の追慕と反戦。
なかなかこうはいかない。ボクもこのように作りたい。
だけど、付やいばではそうはいかない。
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test (奥川勤齋)
2007-09-04 18:12:01

コメント不通test中
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悪~悪、循環! (遊彩)
2007-09-05 08:51:05
農協共済組合長がごまかして(架空に増額し)補助金の申請をし、それを農水大臣が印を押す、「同じ穴の中の狢」
遠藤先生はこれを受けるべきでなかった。これくらいのことが判断できない「バカ」なのか、それとも判っていての「悪」なのか!!。
厚生を食い物にしている施設を「経営」しているOO理事長から高級車や、新築・リホームの祝儀金を受け取った「親戚」の厚労省の高級役人は悪びれてない。「賂・まいない」が当然と思っている。それは「悪代官」の上を行っている!!
正直者はバカな世の中なのか!!。
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