狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

期待外れ

2007-12-11 13:35:15 | 怒ブログ

去る日曜日、(とは云っても、この文は1994「平成6年」町の"文化会会報誌"に投稿した記事の大筋での引用である。)小生は自動車の運転出来ない妻の為に、某食料品ストアーへ車で同行していた。
 妻が1階で買い物をしている間、2階の「書店」の売り場を覗いて見ると、今や国会内で野次、毒舌、パフォーマンス等、ユニークな存在で有名な上、最近はマスコミ等にも登場し始めた、あのハマコー先生こと、浜田幸一元代議士の著書「日本をダメにした九人の政治家」がうず高く積まれてあった。そこに小生の目は釘付けされた。
  本に掛けられた赤い帯には、あのドスの効いた風貌の写真と、大きな字で次の様な内容説明文が書かれてある。
  『ハマコーがついにすべてを書いた!!実名・実話で腐敗政治家の罪状をあげ、引導を!!永田町を揺さぶる超本音の政治改革論!!』
  (裏面)
  『私は、本書を断腸の思いで書いた。日本の将来のためとはいえ、かつて同じ釜の飯を食った同志たちを、実名で俎上に上げざるを得なかったからである。それゆえ、少々、筆先が鈍ることもあったがね。
  しかし、書いたことはすべて事実である。本書を出しても腐敗した政治家たちが、なお居直るようなら私は追い打ちの第2弾を書かねばならないだろう。
  そのようにならないことを祈るばかりだが、万が一、そうなったときは
  「ハマコーの大爆弾」が炸裂するだろうと言わざるを得ない。
                                ――『あとがき』より抜粋――
                               
  政治改革論議は、連日話題の焦点になっている折の時でもあり、◎定価1,500円(本体1,456円という値段からして、手に入れることに何ら躊躇することはなかった。1冊購入した小生に続いて、年配の男性が次々とこの本を買い求め、僅かな時間で3冊もが売れていくのをこの目で確認した。随分売れているなぁ、とその場で実感した。
 
  朝日新聞の「読書」欄には、日曜日ごとに全国各地の新刊本のベストセラーがランク付けされている。最近のその順位番付表を見ると、
  旭屋書店(札幌市中央区)1/3、1/9日(1月16日付)
  八重洲ブックセンター(東京駅前)1/10-1/15(1月13日付)のいずれも、第1位は、『日本をダメにした九人の政治家』(浜田幸一、講談社)となっている。
  一月九日付の、虎ノ門書房本店(東京都港区)の九三年の一年間の集計表では、第1位は『日本改造計画』(小沢一郎、講談社)で、『日本をダメにした九人の政治家』は第七位とはなっているが、ハマコー先生の本の第1刷発行日が、<1993年12月9日>であることを考慮に入れれば、発行以来ベストセラー第1位にランク付けされる事には変わりはない。
  その内容は、この本を読んでもらう以外に最良の紹介方法はないが…(以下略)  ボクが、かりに、「茨城県をダメにした政治家九人は誰か」と問われた場合、真っ先に百人中九十九人までの人が挙げる人物をと予測するのは容易な事であろう。(県知事が、「天の声」という声で、収賄容疑で起訴された頃である)だが、九人となるとその憶測は各人まちまちになってくる。ただ、多くの人の脳裏に九人を上回る名前が浮かんできても、それを下回る事はあるまい。(略)と書いた。
 
  あれから、14年ハマコー先生が挙げた9人の中に、現民主党代表の名が刻名されてはいるが、ハマコー先生も、茨城県初の首相への期待と大きく報道され、その後沈黙を守っている大物政治家の2人の名前はまだ浮かんで来なかったようだ。 古い話だものね。
  (写真は)2007・9・29付わがイバラッケン地方有力紙に載った、茨城県初の首相期待の大記事である。   


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