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写真ではその一部分しか写っていないが、実際はかなりの量である。道路に面しているので、通りがかりの人が、車を停めてカメラに収めている姿が時折見られる。
この紫陽花が見事の頃、「美空ひばり」の訃報をラジオで聞いた記憶がある。
丁度句会があり、その兼題が「あじさい」だったので、その訃報をあじさいに読み込んだら、高位得点をいただいた。だからなお更鮮明にそれを覚えているのだ。
今調べてみたら、案の定美空ひばりが死去されたのは1989年(平成元年)六月二十四日である。その頃既にこの花垣は見事だったのである。
ところでこの「紫陽花」の仮名遣いのことだが、ボクも編輯委員の一人になっている町の文化誌の俳句欄に、平仮名で「あぢさい」と書いた投句があった。編輯会議の席上、委員長が疑わず「あじさい」と校正した。
俳句人は未だに旧仮名遣いを固執しておられる方が多い。(朝日新聞の俳句投稿欄は今も旧仮名が主流である)案の定作者からクレームがついた。しかし辞書で調べたら、「あぢさゐ」が正解で「ゐ」が「い」の混用だった。
ボクも俳句を始めた頃、旧仮名の句を作っていたが、(旧仮名でないと微妙な感覚表現の違いが出てくるのは否めない)、今は新仮名で通している。ワープロ普及で、どうしても旧仮名遣いは面倒になるからだ。
ただこの「あじさい」の校正に関しては、作者の書いた通りにすべきであると云っただけで強い主張はしなかった。
かつて土間の在りし家なり額の花
とはヘタな私の句ですが、紫陽花には湿り気のある冷気を感じます。
まじめな言葉遊びがしたくて、独りよがりの俳句(らしきもの)をブログに載せていますが、ここ数ヶ月はモチベーションが下がっています。
疲労感かなぁ…
俳句の旧仮名遣いは、その空気がけっこう好きです。が、新仮名遣いであればまた新しい空気が生まれるようにも思います。
私は旧の方が好きですが、ただ窮屈になってしまうとそれはもう遊びの楽しさが奪われるような気がします。