狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

鳫作ゴッホが描いた打上げパーティ

2007-10-18 17:32:12 | 日録
先日拙グログに書いた、畏友N・I兄の、脚本・演出・制作の劇団「Sの会」による演劇「ゴッホとゴーガン」は、実に素晴らしい演劇だった。
ただ残念なことに、主催が「I県県南地方総合事務/演劇による青少年と大人の交流実行委員会」という長い名称のそれから考えても、演劇に無関心とも思われる市役所側の主催であるから、PRも不足だったし、「地元の高校生演劇部」との共演では、ちょっとばかり理解出来ない演劇だったかも知れない。

ボクはこれまで知らなかったのだが、この脚本はN・I兄が北海道H大学生の時に書いた脚本を、1時間の舞台に纏め上げ、脚色したものであるということを、隣席にいた、兄の知り合いだったらしい方から聴いて初めて知った。

 この一幕もので、「ゴッホ」や「ゴーギャン」さらに弟「テオ」を知っていない人に、その流れを理解させる演出力には、ただただ恐れ入るばかりである。並大抵の感覚では出来得ないだろう。
 ボクはあらかじめInternet Explorerでこれをを検索して、予備知識を得ていたから、理解出来たようなものだ。
 演出力もそうだが、役者の演技も、とでも一般社会人の芸であるとは思いないほど充実した立派なものだった。

 恐らく、これはボクの予感だが、今後秋の文化祭に、アンコール再演の可能性もあるであろう。その時は、何幕ものになる分らないけど、元の脚本のままの演出と演技が見たいものである。

※このパーティの絵画は、自称谷人画伯がマシンを使って描いたものである。

 

最新の画像もっと見る