狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

愚民

2008-04-17 19:43:12 | 怒ブログ
         
 雨が降り出すという天気予報なので、今日は昨日の木障払いの後片付けである。
勿論午前中だけで終わり、ブログ更新に取り掛かる筈であった。
 何を調べようとしたか、興奮のあまり忘却した。
臨時ニュースに匹敵するasahi.comのニュース記事に出会った。
「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断
2008年04月17日14時17分

 
自衛隊イラク派遣の差し止めや派遣の違憲確認などを求めて全国の市民3千人以上が提訴した集団訴訟の控訴審判決が17日に名古屋高裁であった。青山邦夫裁判長は原告の請求を退けた一審・名古屋地裁判決を支持、控訴は棄却したが、「現在の航空自衛隊のイラクでの活動は日本国憲法9条1項に違反している」との判断を示した。全国で起こされたイラク派遣をめぐる訴訟で、一、二審を通じて違憲判断が示されたのは初めて。
イラク派遣の違憲判決を受け、喜び合う原告ら=17日午後、名古屋高裁前、川田俊男撮影

 判決は、首都バグダッドで米軍と武装勢力との間で激しい紛争が起き、一般市民に多数の犠牲者が出ていることを指摘。「イラク特別措置法にいう『戦闘地域』に該当する」と認定し、空自のイラクでの活動は武力行使を禁じたイラク特措法に違反し、憲法9条に違反する活動を含んでいると結論づけた。

 裁判は04年2月に最初の提訴があり、7次にわたって3237人が原告として名を連ねた。名古屋地裁は06年4月、派遣差し止めを却下、慰謝料請求を棄却、憲法判断を避ける判決を言い渡していた。

 控訴審には1122人の原告が参加した。審理の中ではイラクの現状を記録したDVDを見たり、原告側が申請した証人2人が陳述するなどして、裁判官側も原告の主張に耳を傾ける姿勢を示した。

 イラク派遣差し止めをめぐっては、北海道、仙台、栃木、東京、静岡、京都、大阪、岡山、熊本で各地裁に市民が提訴したが、これまで原告敗訴の判決が出ている。


それだけではまだボクは驚かなかった。
本当に驚いて、魂消て、吃驚したのは、テレビニュースでイバラッケン医師会の歴史的対応を聞いた時である。
asahi.comにはまだ出ていない。茨城県医師会ネットで検索したら、次のような声明が出ていたのである。

『後期高齢者医療制度』に対する茨城県医師会の取組み

今日の我が国を作り上げた高齢者の生活は、社会が支えなければなりません。
この度の後期高齢者医療制度は、医療費抑制だけの目的で我が国伝統の親子関係まで分裂させて、わずかな年金から新たな保険料を徴収し、さらに年齢により人間の価値を差別する制限医療を目的とすることが明白であります。このような政策は、文化国家政府の許される行為ではありません。
茨城県医師会は、「後期高齢者医療制度」の撤回を求め、次のように運動を展開することといたしました。

後期高齢者医療制度は、高齢者に大きな負担をもたらし、医療を制限する萎縮医療そのものであり断固反対する。
 
(事業内容)
1.後期高齢者医療制度に反対であり、撤回を求めて運動する。
  1)ポスターの作成
  2)署名活動
2.後期高齢者診療料算定について
  1)後期高齢者診療料「1患者につき1医療機関」算定は実態に合わないものであり、断固反対する。
  2)後期高齢者診療料の届出を行わず、出来高払いで算定する。
  3)後期高齢者診療料の届出条件である研修会(新規企画)の開催について、茨城県医師会では行わない。

平成20年3月22日
茨城県医師会長 原中勝征


チラシはダウンロードしてご利用下さいとあった。感激した。早速本ブログに利用させて頂いた。
谷下山人九拝