狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

z寺の桜

2008-04-12 08:56:47 | 日録

  桜の花が咲きそろう頃、毎年意地悪い風雨にさらされてしまうのは常なのであるが、今年の気象は特に異常だったような気がする。
 わが町にも、隣接するT市でも、人出に賑わう花の名所が何カ所かあるが、ほとんどは、八日(火曜日)の台風並みの風雨で致命的なものとなってしまった。
 それから比べると、ここの桜はまだ見事である。
 しかも朝からの快晴で、爽やかな気分の朝詣りの行となった。
 檀家でもないZ寺朝詣り会に、ボクがどうして通うようになったのか、もう十年以上経つと思うが、そのきっかけが思い出せない。会員は現在12人である。お寺さんの行事であるから、誰もが想像される通り、概ね熟年者の集いである。しかし非常に稀なことでは事ではあるが、一昨年大学生が一人入ってきた。誰しも一回きりだろうと踏んでいたら、先月の月初め迄1年以上継続して参加したということになる。
4年生だというのに就職活動をしている様子がない。不思議に思っていたら、この朝

詣り行に啓発されたのかどうか、高野山のさる寺院で僧職の修行に入ったという事を耳にした。
 昨年はメールのやりとりもしたが、将来の事は何も聞いていなかった。3月13日の比叡大護摩の祈願項目にに「学業成就」と書いたのを思い出す。
 そうだ、今日この桜の便りをメールしてみよう。