今年上半期で、西部地区に合計25個もの大中型ショッピングモールができています。このうち、西南区占が18個(重慶7、四川7、雲南3、貴州1)、西北区が7個(陕西3、新疆2、甘粛1、青海1)となっています。グラフで見てみましょう。
まず、西南地区。大型(10万平米以上)、中型(4-10万平米)で色分けしています。
重慶がなんと大型ショッピングモールを6個も作っています。人口が約3000万人もいて超大都市ではあるのですが、中型含めて7個も作っています。四川省も大中型合わせて7個作ってまして、四川省の大都市といえばイトーヨーカ堂のある成都が浮かびますが、このうち成都はわずか3個、残り4つの都市は聞いたことがない都市(遂寧、宜賓、広元、内江)です。
次に、西北地区を見てみましょう。西北地区といえば以前旅行に行った新疆ウイグル族自治区がパッと浮かぶのですが、ショッピングモールができたところで言うと新疆、甘粛、青海、陝西の4つになります。新疆はウルムチとアクス、ウルムチは有名ですが、アクスも新疆の中では大きな都市です。陝西省の3個は全て西安です。
いままで沿岸部でショッピングモールを作り過ぎというニュースをよく聞いてきましたが、その動きが徐々に内陸のほうにも入ってきているようです。西南地区、西北地区で10万平米以上が17個、いくら国が大きいとはいえかなりの急ピッチです。2年半前ほどの情報ですが、成都、西安、重慶は建築中のショッピングモールの面積がそれぞれ第3位、第10、第12位であり、今回紹介するデータもそれを裏付けるものとなっております。、成都、西安、重慶のような都市はともかく、それ以外の都市だと確かに都市部と比べて少ないのでまだ増えていくんだろうと思います。あとは最近伸びが鈍化してきている中国国内消費がどれだけついてきてくれるかですね。