呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

【最終案内】(10/8:東京)TNCセミナー「中国ビジネスのキーワード~中国内販~」

2013年09月26日 | 日記

 開催日が近づいてきましたので最終案内としてもう一度アップします。どうぞよろしくお願いします。


 TNCソリューションズが設立1周年を迎えた今年、2020年の東京オリンピック開催が決まり、日本では祝賀ムードとともにその経済効果を期待する声が大きくなっています。もちろん、その期待は当然で、多くの企業がその流れに乗りたいところですが、それも7年先のこと。この7年のうちにやるべきことはたくさんあるはずです。中国ビジネスはそのうちの一つといえる企業は多いのではないでしょうか。

 人民元高、人件費高、光熱費高、原材料費高、日本を中心として海外向け輸出主体で中国ビジネスを組み立てていた企業にとっては悪材料ばかりです。輸出が難しければ内販すればいい、近年中国内販が中国ビジネスにキーワードとなっていますが、冒頭の悪材料が更にその動きに拍車をかけるようになったと言えるでしょう。

 しかし、ユニクロやヤクルトのように飛躍的に内販を拡大した企業もある一方で、決して手を抜いているわけではないにもかかわらず結果を出し切れていない企業も少なくありません。

 そこで今回のセミナーでは今後の中国ビジネスのキーワードである中国内販に焦点を絞り、特に非日系企業の取り組みについて紹介することで、今後の中国事業戦略にご参考いただくことを考えています。なお、ここでいう内販には外食産業も含まれております。

 ご多用とは存じますが、多数ご参加賜りますようご案内申し上げます。 

【講演内容】中国内販
1.経済指標から見る中国小売市場の現状
2.中国内販の近年のトレンド
3.内販のためにおさえるべきポイント
4.具体事例(特に非日系企業)から見る成功のポイント(B2Bビジネス・B2Cビジネス)

【講   師】呉 明憲
株式会社TNC ソリューションズ 代表取締役
拓知管理諮詢(上海)有限公司 総経理  

【日  時】2013年10月8日(火曜日)
      受付 13:10~13:30
      講義 13:30~16:30

【主  催】株式会社TNC ソリューションズ/拓知管理諮詢(上海)有限公司  
 
【後  援】日中経済貿易センター
      深?市和商瞭望広告有限公司/華南(香港)日商企業信息資訊有限公司

【会  場】新宿アイランドタワー20階セミナールーム
http://www.shinjuku-i-land.com/access.html

【参加費】 事前入金7,000円/当日支払8,000円 
お申込みいただいたのちに口座番号をご連絡申し上げます

【定  員】 100名

【お申込み】下記参加申込書にご記入の上、開催2日前までにEメールにてお申込み下さい。定員に到達次第締め切りとさせていただきます。なお、弊社と同業を営む企業からのご出席はご遠慮願います。

 TNCセミナー参加申込書(2013年10月).doc



【お問合せ】拓知管理諮詢(上海)有限公司 呉
gomeiken@tnc-cn.com TEL :(日本)050-5806-2111 (中国)021-6270-0022


展示会への出展をより大きなビジネスチャンスにするために

2013年09月26日 | 日記

 日本企業が中国市場開拓のために展示会に出展することがよくありますが、実際にその展示会にバイヤーとして見に行った中国企業の人と話す機会がありました。展示されている商品を見て、興味を持てば出展者と話し、名刺交換もするのですが、その後出展社からは何の連絡も来ないのが一般的だそうです。どうも展示会が終わるとするに帰ってしまう人が多く、日本に帰った後もあまり動いている様子でもなく、あとに続くような動きをする企業は多くないようです。せっかくのチャンスなのに残念だと思いませんか。実際にはコンタクトがあったとしても言語の問題もあってスムーズにいかないかもしれませんが、それでも全く連絡がないのもどうかなあと言うお話で、何とかならんものかねと相談されちゃいました。私も最近は調達先探しのお手伝いなんかもしたりしていますが、このような展示会後のフォローに関してもお手伝いしてみたいなあと思ってます。ただし、それにあたっては出展者側が単なるお付き合い出展ではなく本気で出展しているというのが条件になります。

 

 次に、これは台湾人の知り合いから聞いたのですが、「展示会に当たって事前に参加を呼び掛ける案内状を出す日本企業って少ないのでは」と言われたことがあります。感覚的には確かに少なそうな気がします。台湾系も含めてですが、多くの出展企業は展示会に自分たちのブースを見に来てもらうために案内状を出しまくるそうです。知っている企業に出すのはもちろんのこと、どこかから企業名簿を手に入れてその名簿にある企業にガンガン案内を出しているのはごく一般的なようで、それを話してくれた台湾人は実際にそうしてると話していました。どうして日本企業はそれをしないのかなあ(もちろん全部ではなくそういうところが多いということですよ)と不思議そうに話していました。

 

 展示会後のフォローと展示会前の集客の2点に共通すると思うのですが、せっかくのチャンスなのでもっと積極的に動いてもいいのではないか、積極的に動けばもっと前向きな展開になる可能性があるのではと思った次第です。なんとなく恒例行事のように同じ時期の同じ展示会に出展するだけで満足しているようなところもあるかもしれませんが、せっかくお金をかけて展示会に参加しているわけですから、もっと前向きな動きをすることでビジネスにつなげてほしいなあと思いました。