前回はちょっと残念な話と言うことで、採用しようと思っていた若者に振られてしまった話を書きましたが、今日は逆に以上に積極的な人に会ったことがあるという話を紹介しましょう。
1.上海の地下鉄駅で
ある日地下鉄のホームで電車を待っているとスーツを着た男性がいきなり話しかけてきて、
「今仕事を探しているのですが、貴社で社員を募集していませんか?」
これってホームで声をかけるような話でしょうか?非常に積極的で前向きな行動かもしれませんが、ちょっと引いてしまいますよね。こんな風に声をかけられて、「ちょうど探しているところだったんだよ、さっそく面接でもしましょう!」と返事をした人は果たしていたのでしょうか。
2.上海のとあるパン屋の前で
ちょっと病院に立ち寄った帰りのことです。たまたまパン屋があったので、今日のお昼は珍しくパンでも食べてみようかと思って外からパンを眺めていたところ、いきなり見知らぬ中年女性から、
女性 「一緒に商売やりませんか?」
私 「???」
女性 「パン屋をじっと見ているので、パン屋の商売でも始めるのかと思ったの。私も興味があるから一緒に初めても面白いかなあと思って。」
パンを買おうと思ってパンを見ているだけでパン屋ビジネスを始めようとしている人だと決めつける当たり、このちょっとズレた嗅覚はいったいなんなんでしょうか。これも積極的かつ前向きと言えばそうなんですが、ズレズレですよね。今までこうやって声をかけて、「そうそう、やってみたいと思っていたんですよ」という返事を一度でももらったことがあるのでしょうか。
これらは果たして積極的・前向きと言ってもいいのでしょうか?貪欲ではあるといってもいいかもしれません。でもこれをズレズレ、ピンボケに感じてしまう私が消極的・後ろ向きと考えるべきなのでしょうか?んー、でもやっぱりこの感性は分からんですなあ。