【維新が秒殺!】
「桐一葉落ちて天下の秋を知る」大阪に“維新の風”が吹いた。40年ぶりとな
った大阪市長選と大阪府知事選の同日ダブル選挙が27日、投開票され、市長選
は地域政党「大阪維新の会」代表で前大阪府知事の橋下徹(42)、知事選は同
党幹事長の松井一郎氏(47)が、ともに初当選。スピード速報で当確が出た圧
勝劇で「府市合わせ(ふしあわせ)」と言われた府と政令市に維新の2トップ
が誕生。府市再編の「大阪都構想」へ大きく前進。ところで、選挙期間中関係
者を通じ、国民新党の亀井静香代表が目指す新党への参加を打診された橋下は
25日、記者団に「維新が国政の政党に参加すると話はおかしくなる。もしやる
んだったら、維新から国会議員を出していく」と拒否する考えを明らかにして
いたが、維新が連携相手に想定するのは、国会で一定の議席を持つ民主、自民、
公明などに限られ、中小政党への関心は低い。狙いはあくまで都構想の早期実
現にあり、維新幹部は「法律をつくってもらうには小さい政党ではなく、大き
い政党に働きかけなあかん」というが「急いてはことをし損じる」こともあり
橋下徹元知事のスタンスが正解だろう。これで大阪市民は「ラスト・シティズ
ン」として新生水都構築に向け動き出す。
なお、大阪市長選の投票率は60.92%で、前回(2007年11月)から17.31ポイ
ントの大幅アップとなった。60%超えは、知事選とのダブル選だった1971年4
月以来、40年ぶり。大阪府知事選の投票率は52.88%と、前回(2008年1月)か
ら3.93ポイント上昇。若年層浮動票が今回の選挙に大きく影響した。
【トリガー条項の廃止?】
米国議会の特別委員会が財政赤字削減策の締結に失敗し、今夏の米国債格下げ
劇が繰り返されると予測されていたが予想を裏切り何も起こらなかったという。
特別委が決定できないので、夏に議会がトリガー条項として用意していた来年
度からの10年間の1.2兆ドルの赤字を削減する策が自動的に導入されることに
なった。それが発動し米政府の赤字が減っていくこと方向自体は変わらないの
で、米国債を格下げする必要はないという理由によると。ところで、トリガー
条項とは、法律において、一定の条件が満たされた場合に効力を発する条項の
こと。例えば、揮発油税のトリガー条項について解説する。2009年の衆院選で
民主党は政権公約の一つとして、ガソリン税などの暫定税率廃止を掲げた。し
かし、政権与党となった民主党は、財源不足から暫定税率廃止を見送り、代わ
りに燃料価格の高騰対策として、2010年に「所得税法等の一部を改正する法律」
を成立させトリガー条項を盛り込んでいる。このトリガー条項は、総務省が
発表する小売物価統計調査で、ガソリンの平均価格が3か月連続で1リットル
160円を超えた場合、揮発油税の上乗せ税率分である25.1円の課税を停止する
というものだ。なお、停止後に3か月連続でガソリンの平均価格が130円を下
回った場合、課税停止が解除されるが、今回の東日本大震災の発生対策で適用
されると復興財源となる税収が大幅減になりトリガー条項の廃止が検討されて
いるという。運用政策とはいえ波及予測(連関図像)工学の設計は重要だとい
うお話。
【冬の節電行動案】
電子レンジは昼食ダイエットでほとんど使わなくなり、節電効果が出ているも
ののなんとなく拍子抜け状態。代わりに熱燗や焼酎の湯割りの機会が増えた。
そこで、またぞろ、温度設定するだけで自動加熱してくれる「サーモーセンサ
付き電子レンジ」が欲しくなったが、これって、温度×時間を固定入力すれば
煮物、スープ、鍋料理など長時間加熱する料理レシピには必須アイテムだよね。
とこれで、カーボンニュートラルから考えると薪ストーブが初期投資を除き有
効かもしれないが都心部では難しいし、なによりもいまの家には無理だ。いま
話題の吸湿発熱素材を使ったインナーを直用着用してみてはということで下調
べすると、人体から発生する水分を吸収して発熱する保温素材で吸湿発熱した
空気を繊維間に取り込み保温し衣服内をドライで温かな状態に保つという。繊
維が水分(水蒸気)を吸収する際に、熱を発生する「吸湿発熱」という現象が
起きる。空気中で動いていた水の分子が繊維とくっつき安定することで、運動
エネルギーなどが熱エネルギーへと変わるという。ただし、発熱状態はずっと
続くわけではない。スポーツ用品大手ミズノがその吸湿発熱性に着目して開発
した「ブレスサーモ」が先駆的だ。1997年にスキー・山用の下着として登場。
天然繊維では毛がトップで、麻・絹が同程度、その後に綿が続く。ナイロンや
ポリエステル、アクリルなどの化学繊維は低い。また、単独素材による布地で
は柔軟性が不足したり、伸縮性に乏しかったりして扱いにくいことが多いが、
ポリエステルや軽くて弾性のあるナイロンなどを織り込んで製品にすることで
繊維の混紡率から発熱効果が推測できるという。
熱を保つためには、断熱性の高い素材で、肌回りを固めることが必要となり、
断熱性が最も高い身近な素材は空気だが、その空気を同じ体積でも表面積を増
やした方が、多くの空気を抱え込める。数本の細い繊維を寄せ集めたり、中空
の形状にしたりすることで、より多くの空気を繊維内にとどまらせ抱え込むか
がポイント。こうした工夫が保温効果へとつながるというがキーワードはここ
でも「表面エネルギー」という、あの「ナノ・イー」の基の考え方が大切なの
だ。しかしながら「酷使すると糸がやせ細り生地が薄くなり、効果を発揮でき
ない。週に1回ほど着て1年間が買い替えの目安」ということも忘れてはいけ
ないというが、値段は結構なものだ。
【家庭用充電装置はどうですか】
リチウム蓄電池開発の株式会社フジメディテックと、ファインフーズ株式会社
は、どのような停電でも一戸建住宅丸ごと一軒分の電力をカバーできる、リチ
ウム蓄電池「スーパーテラスタメル」を2011年9月より販売開始。これまでの
リチウム蓄電池は、1,000~2,000Whのタイプが主流、エアコンや掃除機・大型
冷蔵庫などを一度に稼動させる容量がなく、停電時には、照明やノートパソコ
ンの電源を補うといった最低限の用途にしか対応できなかった。また、7,000Wh
以上の大容量リチウム蓄電池は、価格が数百万円と高額、容積も自動販売機ほ
どの大きさがあるため一般家庭用としては不向きだった。この大容量(7,200Wh)
のリチウム蓄電池をコンパクトに床下収納可能なタイプにて製品化し、定価98
万円で販売するという。
えらい時代になってきましたなぁ。太陽電池用電極インクが「ヘーリオスの鉾」
ならこれは「デクサマニーの楯」 (「デクサマーニの試練」)ということに
なりますが、各家に一軒づつこんなものが常備・常設される時代ですわ。これ
だけでピークカットできるということで、緻密なスマートグリッドが構築でき
るはず、ということでこれは重要な「戦略的輸出事業」になりまっせ!?
この続きはまたあとで。^^;