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極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ヘーリオス@加西

2011年11月18日 | 省エネ実践記

【ヘーリオス@加西】

パナソニックグループ 三洋電機株式会社がエネルギーの効率的な活用
を実証する実験場として運営してきた「加西グリーンエナジーパーク(
GEP)」がこのほど1周年を迎えた。消費電力削減量が当初の予測を上
回る結果となったという。加西 GEPは、業界トップクラスの変換効率を
ほこるHITR太陽電池による1MWの太陽光発電システムおよび、リチウム
イオン電池としては最大規模となる1.5MWhの蓄電システム、各種省エネ
機器を制御するエネルギーマネジメントシステム(EMS)、これら「創
エネ」「蓄エネ」「省エネ」を最適に統合しコントロールするスマート
エナジーシステム等を導入していた。


これらパナソニックグループの最先端の環境技術・システムの導入効果
として、多量の電力を使用する工場でありながら、快適さを損なわずに、
夏場における電力需要のピークを17%低く抑える結果を得たという(7月
における電力需要が多い13時から16時の平均)。また、加西GEPに導入し
ている太陽光発電システムと管理棟EMSによる消費電力の削減量は、管
理棟で消費する電力の約125%(管理棟EMSによる省エネ効果約15%、太陽
光発電約110%)に匹敵するという。加西GEPは、今後も「創エネ」「蓄
エネ」「省エネ」および、それらをつないで最適なエネルギーの活用を
マネジメントする「エネルギーマネジメント」の実証実験の場として活
用し商品やシステムの開発に役立てるという。

7月の電力需要のピークとなる13:00~16:00において、平均ピークカッ
ト率17%を達成

※ピークカット率(%)=(1- 

購入電力  )×100
電力合計

 





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KM CDR Process

 

三菱重工業は16日、ノルウェー国営のガスノバ(Gassnova)社から、同
社および同国の石油・ガス会社であるスタトイル(Statoil)社が進めて
いる世界最大級のCO2回収装置に関する技術評価プログラム(Technology
Qualification Program:TQP)の初期計画を受注したと発表。

同国西海岸のモングスタッドに立地する、出力約28万kWの天然ガス焚き
複合火力発電設備(Combined Heat and Power Plant:CHP)への設置が
計画されているもので、回収能力は3,400トン/日規模。三菱重工は他
の初期計画選定企業と回収技術、性能、建設・運営コストを競い、同工
事の受注を目指す。

 

今回のCO2回収プロジェクトはスタトイル社が運営するモングスタッド
製油所にあるCHPが出す天然ガス焚き排ガスから、CO2を分離・回収・圧
縮・貯留する計画。CHPは2009年から稼働している。TQPには三菱重工を
含め複数企業が参加。各社はTQPを通じて事業可能性調査(Feasibility
Study:FS)および実証試験計画立案を行い、2012年の実証試験実施を
目指す。この結果を踏まえ、技術選定に選ばれた数社は基本設計(Front
End Engineering and Design:FEED)に移行する計画。プロジェクトを
通じて、ガスノバ社およびスタトイル社は2016年頃を予定する商用機本
工事の最終決定に向けた準備を進める。ガスノバ社はノルウェー政府に
より、温暖化防止に向けCO2回収・貯留(CCS)に関する技術開発を推進
していく目的で設立された。同国内でのCCS実施に向け、実証・商用設
備などの建設計画や発注先決定について取りまとめを担当する。

November 16, 2011 No.1470

スタトイル社は、石油および天然ガスの採掘から精製、販売までを一貫
して手掛ける、同国政府が約7割を出資する北欧最大の企業。三菱重工
のCO2回収技術は、関西電力と共同開発した特殊な吸収液 KS-1を用いる
KM CDR Processと呼ばれるプロセスで、他の方式に比べエネルギー消費
量が大幅に少ないのが特長。この優れたパフォーマンスが高く評価され、
同社は天然ガス焚き設備や重油焚き設備からのCO2回収で、すでに商用
プラント9基を納入、1基を建設中で、業界トップクラスの実績を誇って
いる。ノルウェー向けでは、同国南西沿岸のカルストに立地する、回収
能力3,000トン/日規模のGTCC発電設備用CO2回収装置のFEEDを2009年に
完了。大型回収装置にも即座に対応できる体制を整えているという。


特開2006-167520


P2011-162383A

ここで三菱重工業と関西電力の共同新規考案を持ち出したのも、シール
ガスや天然液化ガスが話題になっているが、カーボンニュートラルを担
保する二酸化炭素を回収し回収液から尿素とかアルコールといった工業
製品を変換製造するシステムをあるいは固定化するシステムを完備して
おく必要があることを指摘したのだ。21世紀の創造物は万事「環境リ
スクを意識すること」抜きでは成り立たないと言いたいだかなのだ。

 【こんなことで良いのだろか】

福島市大波地区で生産されたコメから国の暫定規制値(1キログラム当
たり5百べクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、政府
は昨日、同地区産のコメを出荷停止にした。セシウム汚染でコメが出荷
停止となるのは初めて。同地区の稲作農家は154戸で、生産量は192トン。
規制値を超える値が検出された農家1戸のコメは市場に出ていないが、
他の農家のコメは一部が地元の米穀店に販売されるなどしていた。厚生
労働省は、問題のコメは玄米で、精米すればセシウムの値は下がるため、
ただちに健康に影響が出ない水準だとしている。出荷停止となったコメ
は農林水産省令で廃棄が定められているが、今回は問題の農家を除いて
適用しない。また、今年度はいったんかけた出荷停止は解除しないとし
ていたが、汚染が限定的と判明した場合は、対象地域を細分化し、一部
で解除する余地も残した。コメを巡っては、収穫前の予備検査と収穫後
の本検査が実施されており、厚労省は「一定の安全性が見込めるため」
としているという。

福島原発から漏れた量は政府発表でも約80京ベクレル(万テラベクレル)
といわれ、日本人一人あたり80億ベクレルになる。人間が健康を維持す
る限度は1年1ミリで、かならず病気になるのが1年百ミリ。1キログ
ラム百ベクレルの食品を1日で食べると1ミリシーベルトの被曝を受け
言われ、1年百ミリになるのは1万ベクレルの食品を食べることと同じ
で、80億ベクレルというのは毎日、必ず病気になる1年に百ミリなる食
事を80万日食べることを意味する。人間の一生は3万日とすると、福島
から漏れた放射性物質が瓦礫などによって日本中に飛散した場合、その
うち食材や空間線量としては耐えられる量ではない(武田邦彦)という
ことを信じるならよほど注意し対処しなければならないはずで、国の対
応ももっと厳しく管理していかなければ「日本人総ミュータント化」す
るというのも絵空ごとではない。少なくとも、福島の総農産・水産物は
一旦、政府が買い取り検査し仕分けし処分及び出荷する仕組みを最低で
も数年継続しなければならないはずではないか。逆にいえば、いつまで
立っても「風評被害」はなくなることはないだろうと。『亡国に至を知
らざればこれすなわち亡国なり』(田中正造)の言葉が浮かんだ。

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民を殺すは國家を殺すなり。
法を蔑にするは國家を蔑にするなり。
皆自ら國を毀つなり。
財用を濫り民を殺し法を亂して而して亡びざる國なし。之を奈何。
      「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
             明治三十三年二月十七日、衆議院提出
                       

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