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メモリアルパーク

2011年01月22日 | 日記
約20年ぶりに、我が家の霊園に母と行ってきました。
僕が自動車免許を取った頃、運転の練習をかねて父と行った時以来です。

日系のアメリカ人が開発した霊園だけあって、映画でよくみられるような外国風の墓地です。
名前も、メモリアルパークと言います。

当初は意識していませんでしたが、キリスト教徒である母にとっては、居心地のよい場所であったようです。
久しぶりに、母がウキウキしているような姿を見ました。
自然や芝生に囲まれ、自分も「墓地」に来ていることを忘れるくらいでした。

納骨はもう少し先ですが、母と安心した気分になりました。
「お父さんと、いいお墓を選んでよかったね」
笑いながら、母と霊園を散策しました。

この霊園は、メモリアルパークです。
記憶の、想い出の場所です。

故人は、実際には、お墓にはいません。
生きている者たちが、想いを感じる場所なのです。
結局、残るのは想いだけ。

人との間で交わされる想いの交換。
生きている時に、人との間で交わすもの、それがコミュニケーションです。

目に見えない想いを、交換することこそが、人間の生きる大きな目的の一つだと思います。

「生」と「死」を同時に感じさせられているこの数か月。
僕らに残される楽しいことも悲しいことも、目に見えない想いしかありません。

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