すべてはうまくいっている

EVERYTHING IS GOING WELL

バンコク

2010年02月28日 | 日記
今週はバンコクにいます。

暑い!
まぶしい!
元気になります。

海外にきてまず、思うこと。
道行く人を見ていて思うこと。
笑顔の風景が多い。
自分も含めて、日本では怖い顔の人が多いよね。

たまに日常から外れると気付くことが結構あります。








図書館は、パワースポットだ。

2010年02月11日 | 日記
今日は半日、一人で過ごす時間を持つことができました。

せっかく映画館へ歩いていける距離の場所にに引っ越したのに、
まだほとんど映画を見に行ってないので、「アバター」でも見に行こうとも思いましたが、
たまった本を読みに図書館へいきました。
「家でも読めるじゃん!」とも思いましたが、やっぱりわざわざ行ってよかった。
図書館は、僕にとってパワースポットなのです。

やる気は、「出そう!」と思って出るものではありません。
やる気は、湧いてくるものです。
やる気は、教えてもらってでるものではなく、何かを自分で気づいた時に生まれます。

やる気が自分の中に湧いてくるにはどうすればいいのでしょうか。
やる気がある人と一緒にいることです。やる気のある集団の中に飛び込むことです。
僕にとっては、図書館や英語スクールがやる気がわいてくる場所です。

図書館にはいつも一人で行きますが、さみしい気持ちにはなりません。
家で一人で静かに読書している時よりも、時間を忘れるほど集中できます。

自習ができるコーナーでは、皆さん真剣に読書や学習に取り組んでいます。
僕も刺激されて、持っていった英語の本にいつもよりも集中できました。
英語スクールで半年間使う予定のテキストの予習をすべて終えることができました。
自習ができるコーナーは、おしゃべりをしたり、リラックスをする場所ではありませんが、僕には、とっても元気が出る場所です。

また図書館には、本屋さんとは違う魅力があります。
忙しいと本屋さんに行っても、自分の興味のある分野の棚にしかいきません。
限られた時間と予算の中で読みたい本を探さなければなりません。
どうしても決まった棚に行ってしまいます。
図書館では、なんでもありです。
まず本屋さんとは分類のしかたが違うので、普段自分が読みそうな本がどこにあるのかすぐにはわかりません。
普段読まない本がある棚を通り過ぎます。
いろいろな世界の本があることに気がつきます。
とっても刺激的です。新鮮な気分になります。
自分が読まない本の棚にいる人たちも、自分のいる世界とはちがう人が多いです。
それも刺激的です。

早い昼食を済ましてから12時頃図書館に入り、あっという間の5時間が過ぎました。
家で過ごしている時の感覚だと2時間くらいでした。

僕にとって図書館は、パワースポットです。

図書館が歩いていける距離に2か所あります。
パワースポットに囲まれて住んでいたとは知らなかった。
会社帰りにでも、もっと来たいと思います。

図書館で、元気をもらおう。

危険!「プラス思考」は今すぐやめてください/『自分から自由になれるゼロ思考』佐田弘幸(総合法令)

2010年02月07日 | 日記
佐田センセの新著『自分から自由になれるゼロ思考』(総合法令)は期待以上の内容でした。
僕は本を読む時に、文字を追うリズム感や、自分の感覚を味わいたいので、
線を引いたり、メモをとったりすることがあまりないのですが、
佐田センセの今回の本では、本が付箋でいっぱいになってしまいました。

プロローグの表題「危険!『プラス思考』は今すぐやめてください」

このプロローグの一文だけで、元は取れたと感じられると思います。
まるでセールスレターのようなエモーショナルな言葉ですが、その内容は深い。

「ポジティブシンキング」「前向きに!」「プラス思考☆」

はい。ワタクシ、はまりました。
その手の本には大変お世話になりました。
なんせ、大学時代の愛読書は、ナポレオン・ヒルでした(笑)

大好きな「ポジティブ・シンキング」でしたが、今になってみれば、僕にとっては願望達成とは全く関係がありませんでした。

「ポジティブがよい」という考えは、同時に「ネガティブは悪い。ポジティブでなければならない」につながっていきます。
まさに佐田センセの思考対称性の法則です。

学生時代は、まだいいです。いやなことは避けていればいいのですから。
なんとなく、ごまかせます。
問題は、社会人になってからです。

夢と希望を持って、ある会社に入りました。
横浜で、販売員としてスタートしました。
ポジティブシンキングの持ち主ですから(笑)、意気揚々と社会人生活がスタートしました。

しかし!
待ち受けていたのは、「売上」「数字」という現実。
扱う商品は女性を対象にするもの。今までの人生には、殆ど関係のない商品でした。
もともとその商品自体には、なんの思い入れもなく、他者から言われたアイディアと考え方に触発され、就職先を決めていました。
当然、そう簡単に売り上げはあがりません。
15年前といっても、バブルはとっくにはじけています。

当初の僕のモットーは、
「世のため、人のために、働く」(汗)。

世のため人のためのどころか、毎日考えていることは、どうやったら自分の数字をつくれるか。

社会人一年目にして、いや数カ月にして、僕の人生観とポジティブシンキングは、あっけなく崩れ落ちました。

とは、いうものの、適応能力が以外と早い私は、いつの間にか販売という仕事にもなれ、
歳末商戦の頃には、新人ながら、先輩社員と売り上げトップを競う状況になっていました。
社会人で一番勘違いしている時だったと思います。
実は学生時代に留学もしていたので、心のどこかに英語を生かした仕事をしたいと思っていました。
いつのまにか社会人2年目の初夏に海外部門に、めでたく異動となりました。

しか~し!
ここからが、暗黒(?)の時代の始まりだったのです(笑)

お店にいた時は狭い世界で、自由に元気にやっていました。
小さな金魚鉢で、それが「世界」と信じて、「世界」に伝家の宝刀ポジティブシンキングで対応してきたのです。

それが・・・。
本社異動数日のうちに、僕の中の偉大な「ポジティブ」様が、ただのメッキでしかないことが分かりました(汗)

海外部門ですから、当然外国人と仕事をします。
自分の思い込みで身に付けた「スキル」で仕事をする・・・。
幅、求められる力が、違いすぎます・・。

つらかった・・・。つかれた・・・。

今思うと、本当に「イタイ」です(笑)
ビジネスのイロハも知らない若造が、わかったふりして、無理して走ってましたから。

かっこつけていました。(かっこよくなかったけど・・・。)
いい人ぶっていました。(いい人なんてよく知らないけど)

仕事に対して違和感を感じていました。
同僚たちに対しても、不満のような気持ちを抱いていました。
人に自分を投影していたのです。

とくに無理して頑張っている他人を見るだけで、自分が疲れまていました。
いつも「大丈夫、大丈夫」と言いながら仕事を抱える同僚には本当にムカつきました。
なにが大丈夫なんだ。問題ばかりやんけ!と・・・。
仕事を彼女自身が抱えて止めてしまうので、前にいた部署ではダムと呼ばれていたそうです。
彼女もそういった方法で自分の自己重要感を満たし、心の穴を埋めていたようでした。

まさに彼女に自分の問題を映していたのです。
結局彼女は、何度か心の病気が原因で何度か休職しましたが、僕ももしかしたら同じような問題を持っていたのかもしれません。

僕は本当に疲れていました。
20代でしたが、自分でも、あまりエネルギーがなかたと感じていました。

エッチも弱かったかも・・・。
今の方が、自信があります。(テクニックもね♪)

毎週末、転職を考えていました。
でも何にもできない自分に幻滅し、月曜日になると日常に戻り、またそれに埋没します。

なんとなく、いつもさみしさや孤独感を感じてきました。

社会人になりたての僕の信条は、「世のため、人のため」でした。
なぜ?、なんて考えていませんでした。だって、きれいな言葉でしょう(笑)
しかし、これが、僕の本当の成長を妨げるものとは、当時は思っていませんでした。

自分のさみしさや無価値観、「綺麗ごとで」埋めようと頑張っていたのかもしれません。

『自分から自由になれるゼロ思考』を読みながら、ずっと忘れていたエピソードを思い出しました。
自分の過去の心の反応の仕方を振り返りました。

まだ小学校に入る前の頃だったと思います。
北海道の母の実家に遊びに行った時のことです。
母の実家は漁師で、海の近くの家の前には比較的大きな庭があり、作業場も兼ねていました。

従姉妹たちと作業場で遊んでいましたが、しばらくして皆いなくなっったことに気が付きました。
庭には自分ひとりだけが遊んでいます。

いとこたちは、それぞれの親(僕にとっては伯父さんや伯母さん)に呼ばれて、家の中に戻って行きました。
おやつの時間のようです。菓子パンがどっさりおかれていたのを覚えています。
皆、おいしそうに食べています。
しかし、自分はだれからも呼ばれません。
自分も部屋の近くにいって覗いても、皆自分が食べることに夢中になっています。
だれも、僕のことを気づいてくれませんでした。
僕のことを忘れってしまったんもかなぁと思いました。

非常にさみしい気持ちになり、一人で玄関のところでゴロゴロと意味もなく横になり、さみしさをこらえていたことを覚えています。

今になってみれば、「僕も菓子パンを食べたい」とただ言えばいいことだと思うのですが、その時の自分はそれができなかった。

疎外感というか、さみしさを、はじめて強烈に感じた出来事だったと思います。
一緒にしてもらえなかったさみしさを思い出しました。

別のエピソードも思い出しました。

僕は小学校の頃、学校でウンコができませんでした。
とにかく、はずかしかった・・・。

「ウンコ、している!」言われるのが、恥ずかしかった。
みんなの前で、チ○コを見られることよりはずかしかったのです。

ある時、どうしてもウンコがしたくなった日がありました。
確か4時間目だったと思います。
午後の6時間目までなんとか我慢できました。
あの、ウンコを我慢する感覚。みなさん、一度は経験ありますよね。

がんばりました・・・。
がんばって、家でしようと、我慢しました。

でも、でも・・・。
汗、汗、汗、汗・・・・。

間に合いませんでした。
玄関のドアのノブを回したその瞬間・・・。

来てしまったのです。
あの瞬間が。
(出産・・・。)

恥ずかしかったのです。学校ですることが。
ばかにされるのが、怖かったのです。
仲間はずれが怖かった。
自分の価値が下がるのが嫌だったのです。
相手にされなくなるのが怖かったのです。

小さい頃から、さみしい気持ちを抑圧してきました。
そうして、孤独にならないように、仲間の中にいられるように、自己重要感を本能的に高めようとする癖が身につきました。

さみしさを刺激する相手には、辛くあたっていたと思います。
静かに復讐していました。
相手がいないところで悪口を言ってみたり、困っているのに知らないふりをしたり・・・。

こんな風に、心の癖はできていってしまったのだなぁ・・・
『自分から自由になれるゼロ思考』を読みながら、改めて自分の心のクセに気づきました。

心の時代といわれる現在、今大流行のスピリチュアル。
でも、スピリチュアル本や、ちょっと進んだビジネス系の本でも、ほとんどが「気づき」までで終わりです。
気づけ気づけと騒ぎだてますが、はいそれで終わり、続きはセミナーでみたいな。
「え?そこまでかい!」っと、梯子を外された気分になるのも、仕方がありません。
時には、気づいてもダメなのは、「愛がたりないからだ」なんてことも言われます。
僕は、これについていけません。
「愛せよ!」なんて言われても・・・。
大きなお世話と、跳ね返したくなります。

今回の『自分から自由になれるゼロ思考』佐田弘幸(総合法令)には、どうすればいいのか、しっかり書かれています。
細かい内容は本書に任せますが、「30秒で感情を解放する方法」、「佐田式アファーメショーン」、「佐田式コミュニケーション法」。
実践的です。さすがです。

本書では、さらっと書かれていますが、ひとつひとつは非常に効果が高いテクニックばかりです。
確かに今回本書で公開されている技術は、佐田サンセが教えているなかの基本的なことばかりですが、その価値は読者の想像以上だと思います。

「心のループ図」、「30秒瞑想法」、「ステップ式アファーメション」を本書で見た時は、
え!、ここまで言っちゃうの?と、正直思いました。
凄いです。お得です。さすが、佐田センセ。

今回久しぶりに佐田センセの新刊を読み、まだまだ自分の心の癖は根深いと実感してしまいましたが、同時にそれは心の癖に過ぎないとも納得できました。

自分自身そのものではない。ただの心の癖。
癖なのだから、直すこともできる。

癖に振り回されず、自分で選択していくこと。
無意識を意識化していくこと。

自分の心が何に反応しているのかを観察していき、自分に嘘をつかずに、ニュートラルな気持ちで、自分のしたいことをすること。

自分の素直な願いをアファーメションで拾い上げることで、シンクロニシティが起きやすくなり、人生が望む方向に開けてきます。

(以下エピローグより引用)
「この世に生まれて心を得るが、思いが通らぬ経験から、
悩みが生まれて昼寝して、それを克服するために、
いろいろな経験を積むのでしょう。
悩むところに光あり。
まぶしすぎると目が開かず、
見えなくなったら落とし穴。穴の奥には宝の本。
すべてはうまくいている」
(引用終わり)

読み終わり、胸がいっぱいになった時に、ダメ押しの佐田センセの言葉でした。
涙が出そうになりました。

何度も読み返す本だと思います。
内観に終わりはありません。
読むたびに、元気になる本です。

ゼロ思考は特別な人たちのものではありません。
「理不尽大魔王」がはびこる会社で日夜頑張るサラーリーマンにぜひ読んでほしい。

積極思考、プラス思考、ポジティブシンキングの罠に陥ってしまったすべての愛すべき頑張り屋さんに、ぜひ読んでほしい。

さぁ、ゼロ思考で、いこう。