すべてはうまくいっている

EVERYTHING IS GOING WELL

誕生日

2006年11月30日 | 日記
お蔭様で、今年も元気に誕生日を迎えることができました。
毎年なぜかはめられたように誕生日は出張先でで過ごしていましたが、
去年、今年は、家族と穏やかに過ごしています。

今年は、家族4人での初めての誕生日。
こんな小さな当たり前のような出来事に、最近とても幸せを感じます。

ありがとう。感謝します。

幻の「退職届け」

2006年11月27日 | 日記

英会話学校まで時間があったので、コーヒーショップに入りました。
座ろうとした席のテーブルの上に、ひとつの封筒。
中を見ると、なんと「退職届け」!
誰かがそこで書いて忘れたのか、受け取ったものを忘れたのか・・・。
どちらにしても、当事者は慌てているでしょう。
最後の行が滲んでいたのが印象的です。
他人ことながら、それを書くまでのいろいろなドラマを想像させます。

実はぎよっとしました。
私も、「退職届け」を用意して、いつもかばんに入れていたことを思い出しました。
今月の日付を書いていました。
残念ながら(?)、結局、年内の退職はありません。
この出来事で神様は、「早まるな!」と言っていたのでしょうか。

先週、二人のメンターに久しぶりに会いました。
毎年この時期に、自分の人生を診察してもらうためにお二人にお会いします。
二人ともイニシャルがKです。
振りかえると、自分の人生の要所要所で影響を受けてきたのはいつもKのイニシャルがつく人。
嫁さんの旧姓もK。
不思議。

お二人からは、同じメッセージをもらいました。
それもシンクロです。

「すべて順調にきていると思うこと。」

私の悪い思考の癖で、未来にとらわれてしまうことがあります。
そのために、今を犠牲にしてしまうことが時々あります。
今のありがたさを、ありのままに見ない。

でも、考えて見れば、恵まれています。
裕福ではありませんが、家族4人で不安なく暮らしています。
仕事も、何かしら問題はいつもありますが、会社は順調です。
私自身は満足はしていませんが、キャリアについて、他人からは順調と言われます。
友達もいますし、家族ともうまくいっています。

今回、メンターからは、転職した場合の後のことを突っ込まれました。
そして、第三の道を薦められる。
いままで、あまり考えていなかったこと。
でも、それこそ一番ワクワクする道。でも自分のような甘ちゃんには大変なこと。
(明確になったら、ここで報告します)

そのためには、今勉強しなければならないことが、たくさんあります。
自分自身、クリアしなければならないことがたくさんあります。
そう考えると、今の会社、今の環境は最高の場所かもしれません。
問題をいろいろ与えてくれる人たちにも感謝しなければなりません。

「今」にどれだけ感謝しているだろう。
目の前の人をどれだけ大切にしているだろう。

私の幻の「退職届け」は、「不合格」通知のようです。

これから、どれだけ目の前のことを大切にして、がんばれるか。
それが私の課題であり、試されているように思います。

PS
K、ビックリさせてごめん。それはもう少し後になりそうです。


自己欺瞞の「箱」からの脱出

2006年11月23日 | 日記

年末に向けてどんどん素晴らしい本が出ています。
今日読み終えた「自分の小さな「箱」から脱出する方法」(アービンジャー インスティチュート/大和書房)こそ、私の今年のベストブックです。
まさに会社の人たち、特にトップマネジメントの人たちに読んで欲しい本です。

内容は、自分が周りに「箱」を作ってしまうことにより、
自分しか見えず、周りが見えなくなり、自己欺瞞(Self-Deception)に陥ることで、
どのような弊害が起きるのか、ある大企業のトップマネジメントが、部下に諭す、という形で解き明かしていく物語です。

自分が、
他人のためにすべきだと感じたことに背く行動を「自分への裏切り」という。
自分の感情に背くと、周りの世界を、自分を正当化する視点からみるようになる。
自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる。
自分の感情に背いていくと、「箱」に入ってしまう。
時が経つにつれ、「箱」を自分の性格だと思ってしまう。
自分が「箱」にいることで、他の人も「箱」に入れてしまう。
「箱」の中にいると、互いに相手をひどく扱い、自分を正当化する。
互いに「箱」の中にいる口実を与え合う。

具体例がないと、なんとも分かりにくいですが、まさに私の会社のトップマネジメントの状況です。
また自分もすっかり「箱」に入っていることに気づきました。
私が会社で感じている様々な問題は、実は会社自体にあるのではなく、自分自身にあることに愕然としました。

今まで、自分自身を含めて、自己を正当化ばかりする人たちの姿を見て、気分が悪くなることがありました。
私の会社に充満する倦怠感やなんとも言えないムード、モチベーションの低さの原因が、まさにこの本に書かれていました。
ぜひこの本を読んで「箱」とはなにか感じてもらいたい。
もう相手にに逆らうのはやめて、ありのままに受け入れてほしい・・・。

この本を読むだけで、私の周りの世界が変わって見えました。
自分の現実を見る目が、よほど歪んでいたのでしょう。

がまんのし過ぎで、分からなくなっていた自分の気持ちが、はっきりしてきました。
ある意味危険なくらいに。


銀座でパワー補充

2006年11月13日 | 日記

約3ヶ月ぶりに銀座に行きました。
仕事が絡んでいましたが、今日の自分は元気満々でした。
同じ業界のお店を見て廻りました。

今回驚いたのはサービス・接客の違い。
自分が年をとったのか、性格が擦れてしまったのか、
接客を受けてもあまり感動しなくなってしまいました。
昔は、銀座の老舗のお店で接客を受けると、自分には真似出来ない接客に、
感動を超えて、むしろ自分との力の差に落ち込む程でした。
でも、今日は状況が変わっていました。

老舗のT社のお店に行きました。
驚くことに、ほとんど接客らしい接客がありません。
話をこちらから振っても、セールストークや商品説明は続きませんでした。
40過ぎのベテラン風の男性店員です。頂いた名刺には課長とありました。
確かにしつこい接客はノーサンキューですが、余りの淡白さにこちらが心配するほどです。
老舗の余裕なのでしょうか・・・。
さらに予想外だったのが、商品が私の会社よりも多くあり、安いものもあったこと。
通常は圧倒的に私の会社の方が安い。彼らのお店はブランドですから。
でも、その商品については殆ど説明はありませんでした。
私の会社にとってはいいことですが・・・。

他のスーパーブランドショップはある意味アナザーワールド。
「あなたたちは眼中にない。」そんなメッセージが聞こえるよう。
「買いたかったらどうぞ。」
店員様は、こちらの着ている洋服をチェックしているのか、
下からなめるように見られたのが気になります。

最近雑誌に良く紹介されている(実際は広告している)I社のお店は、さすがに賑わっていました。
高額品であるのに、接客用のシートは若いカップルでびっしり。
店内に入ると、接客が着くのも早い。
売れているお店は独特の活気があります。

USPがはっきりしている。
予想以上のサービス、おもてなし。
システマテッック。

この会社は、「あなただけのため」をうまくアピールしていました。

今回の銀座では、商品はいろいろ見れましたが、接客の点では感動するようなことはありませんでした。
自分が変わったのか、銀座が変わったのか。

むしろ、昨日地元で行った携帯電話のAUショップの方が印象的でした。
修理を取りに行っただけなのに、店長がわざわざ挨拶。
店内には、子供用の遊び場。
待っているお客さん向けのンミニシアター。
帰り際には、出口までわざわざお見送り。何にも買っていないのだけど。
期待していなかった分、予想を上回るサービスでした。

銀座は、余り来る街ではありませんが好きな街のひとつです。
人の多い街にでると、「人疲れ」することがありますが、銀座では元気になります。
今日は天気もよく、銀座を歩くお客さんたちも笑顔が多い。
あまりに気持ちがいいので、思いっきり背伸びをしたら、
着ていたジャケットの金ボタンが、太陽の光に反射して鋭く光りました。
ある大切なメンターの方を思い出しました。
来週また銀座に来ることになっています。
そのメンターに会いにきます。

さぁ、1週間がんばっていこう。


「げ、何これ~。」と「お、おもしろい。」

2006年11月11日 | 日記

仕事のお話。
前回の出張で注文した商品が、海外から続々到着しています。
人手が足りないので、自分も検品作業をしています。

5年前と比べると、ずいぶん取扱い品目が変わりました。
商品だけ見れば、同じ会社とは思えません。
デザインも変わりました。
5年前は、マス層を狙ったデザインばかりでした。
今は、かなり尖ったデザインも多い。
ふと、商品を見ながら、何も変わらないと思っていた会社が、
少しづつ変化していることに気づきます。

新しい商品が入って来た時の、それを見たそれぞれの人の反応が面白い。
大きく、「げ、何これ~。」と反応する人と、「お、おもしろい。」と反応する人の2種類に分かれます。
面白いのは、想定外の物を見た時の反応。
「げ、何これ~。」と反応する人は、いつも「げ、何これ~」と反応します。
「お、おもしろい」と反応する人は、どんな時も「お、おもしろい」と反応します。

「お、おもしろい」と反応する人は、その商品のいいところ、面白いところ、新しい使い方や売り方をどんどん見つけます。
「げ、何これ~」と反応する人は、「信じられな~い」と大騒ぎします。
そして思考停止。
自分も後者の方が騒いで面白かったりするので、一緒に同じように反応してしまうことがあります。

でも、後で選んだ人の「狙い」を聞くと、自分が恥ずかしくなります。
その人の感性、意味、売り方を知ると、単純に「何これ~」とは言えません。
自分が「何もわかっていない」だけ。

商品だけではありません。
自分の知らない世界、価値観に対しても同じです。
自分の世界や趣向が「絶対!」となったら、オヤジのはじまり。

世の中知らないことだらけ。
偏屈なオヤジになるのはまだ早すぎますね。


体は大きいけど・・・。

2006年11月04日 | 日記

息子は2歳になったばかりですが、体は3歳児より大きいかもしれません。
見た目はしっかりしていますが、頭の中身は2歳児以下(?)ですので、
周りからはそのギャップに驚かれます。

昨日、ショッピングセンター内にあるシマシマタウン(子供用の遊び場)行きました。
浮いた、浮いた。
2歳児までの遊び場では、体が大きすぎて、遊べません。
3歳児以上の場所では、体は周りの子供より大きいのに、
元気さや子供特有のマシンガントークにびびって、固まってしまいました。
初めての場所や人見知りの性格も手伝って、ロボットのように挙動不審な動きをしていました。
家ではギャングのようにメチャクチャやるのに、外ではいい子ちゃん。
ある意味怖い。

いままで、同じ位の子供たちとあまり遊んだことがなかったから、びっくりしたのかな。

これからはもっともっと遊びに行かせてあげたいな。
さぁこの3連休、どれだけ思い出を作れるだろう。


給料

2006年11月02日 | 日記

昨日は健康診断があり、久しぶりに同期と顔を合わせました。
彼が本社に来て半年程経ちますが、話をすることはめったにありません。
短い時間のなかで、結婚の話から給料の話になりました。
彼は現在独身ですが、今のままでは結婚をして生活していく自信がないとの事。

思わず笑ってしまいました。
彼の目の前の人間は何なんでしょう(笑)。
同じような給料で、結婚して子供が二人います。

自分も結婚前は同じように心配していました。
ましてや子供なんて信じられませんでした。
でも、何とかやっています。
結婚前は給料はすべて自分のものでした。
今はすべてカミさんへ(笑)

そういえば自分も、結婚前の5年くらい前までは、いつも給料に対して不満を言っていました。
毎月給料日になると、逆にため息をつくような時もありました。
でも、大事な事を忘れていたのです。

中谷彰宏さんが言っていました。
給料からは、仕事の授業料が引かれています。
会社では、独学では学べないことを教えてもらえます。
マンツーマンで仕事の方法を教えてもらえます。
社長と話す時は、哲学や経営知識まで学べます。
自分の会社では、英語だって話せるし、パソコンも教えてもらえます。
英会話だって、パソコンだって学校に行けばかなりのお金を取られます。

私の部署で正社員の半分は、中途入社の社員です。
彼らは私と年は殆ど変わりませんが、私の1.5倍以上の給料をもらっています。
初めて知ったときは、少しヘコミました。
でも、彼らは、即戦力として入社しているからです。
逆に、本人が意識しなければ、中途の方たちは学ぶ機会はあまりありません。
周りも教えることを遠慮してしまいがちです。
でも実際は、学ばなければ、ついていけません。
人によっては、今までの社会経験や自分のやり方があって、新入社員のように学ぶことは難しい人もいます。
現状に安心して、止まってしまっている人もいます。

給料のもらいすぎも喜んでばかりはいられません。
今の自分はまだ学ぶことが残っているのでしょう。
だから、今の給料なのです。(笑)
学べなくなった時が自分自身の身の振り方を考える時です。

今のうちに、もっともっと学んでおこう。