すべてはうまくいっている

EVERYTHING IS GOING WELL

空気が変わる

2012年12月16日 | 日記
用事があり、池袋へ行ってきました。
久しぶりに沢山のお店を廻ってきました。
クリスマス商戦真っ盛りのはずですが、どこのお店も厳しそうです。
人は多いですが、お財布を出している人は少ない。
それにしても人は多いです。
人込みは嫌いじゃありませんが、なぜか池袋は疲れました。
若者が多いからかな。
心がざわつきます。
自分でも心がかさついているのを感じました。

何かに呼ばれるように、明治神宮へ行きました。
年末の明治神宮は、何年ぶりだろう。
同じ東京ですが、空気感が明治神宮ではまったく違います。
す~っと心のざわつきが治まりました。

年末は毎年神社へ参拝しています。
初詣は1月にはいってずいぶん経ってから行きます。
静かにお参りしたいから。お参りは自分との対話だから。

あることを考えながら、明治神宮の鳥居をくぐり顔を上げると、
神前の結婚式を迎えるご家族が神殿に向かっていらっしゃいました。
あたりの空気が変わりました。
厳粛さとはまた違う優しい幸せの空気が広がったのを感じました。


2012年もあと半月です。少しづつ、空気が変わっているように感じます。
来年は、流れが変わる時だと言います。
良心も良心でない心も、共に力が強くなる時だとか。
あなたはどうかわるのでしょうか。

師走に、想う。

2012年12月01日 | 日記
昨日から実家に来ています。
今回は自分ひとりだけ。
静かなゆっくりとした気持ちにどっぷり浸かっています。
今日は8時間も寝てしまいました。
一人で実家に来て静かに過ごしていると、普段の慌ただしい毎日が幻のよう。

今日は母と久しぶりに父のお墓に行ってきました。
いつも短い時間ですが、道中に母と話をしたり、お墓の前で佇んでいると、たくさんの事が思い出されます。
楽しかったことも、つらかったことも。
父との最後の日を思い出して、また涙が出そうになったりして・・・。
沢山の感情が湧き出ます。
その気持ちがこれから生きていくエネルギーになるのかもしれません。
お墓は、亡くなった方のためだけにあるのでなく、生きている人が今を考え味わい生きていくためにもあるのかもしれませんね。
僕が実家に帰ってくるとほっとするのは、忙しい毎日のなかで、この当たり前の感情に意識を向けることを忘れてしまっているからでしょうか・・・。

生きていれば、楽しい気分の時もあれば、楽しくない気分の時もあります。
エネルギーに満ちている時もあれば、孤独を感じているときもあります。
楽しいことにフォーカスしている時は、「あなたって元気な方ですね」と言われる時もあるし、
孤独な瞬間にフォーカスしている時は、他人からは笑顔がない人と思われる時もあります。

楽しいことがあれば喜ぶ。悲しいことがあれば泣く。
バカな気分になりたい時はバカになり、怒る時はその気持ちを伝える。
全部受けとめてくれる人、それらを見せてくれる人と一緒にいる時、安心します。
だから家族や本当の友達といる時は幸せな気持ちになるのです。

僕はいつも強気にふるまう人、いつもポジティブにふるまう人と付き合うと、自分の心が落ち着かなくなります。
相手の心のアンバラスを、自分の中にも発見するからなのでしょう。
そんなポジティブ屋さんは、頼んでもいないのに人を分析したり、「こうしなければならない!」とアドバイスをくれるものですから、だんだん付き合いにくくなってしまいます。

いろいろなブログやツイッターなどを読んでいると、「今日はこんな素敵なことがあったの」「こんなところに行ったの」「こんなことやったの」
ポジティブな出来事がたくさん書かれています。
それはそれで素晴らしいし、新しい発見もあったりして、勉強にもなります。
自分とかかわりのない方の記事ですと、ただの情報として受け取とり、そのまま忘れてしまいますが、
それが知っている人のブログだったりすると、読んだ後とても寂しくなるのです。

ポジティブ屋さんだって、それをやるためにいろいろなことがあったのでしょう。
つらいこともあったでしょう。
我慢できないこともあったでしょう。
泣きたくなることもあったでしょう。
期待はずれだったこともあったでしょう。

相手から気持ちが離れてしまうのは、相手の仮面を感じてしまう時。嘘っぽい何かを感じる時。
がんばっている人の本当のポジティブには汗や涙も感じるけど、ポジティブ屋さんにはそれがないのです。
逆に、攻撃されているようなエネルギーや、嫌味なトゲを感じてしまうのです。

日常生活の知人との会話で、あり得ない現実や妄想ばかりの話をしている相手はいませんか?
話は面白くネタとして面白かったりするのですが、自分の本当の気持ちを隠しているので、何か不自然。
相手の話をどう受けとめていいのかわからなくなる時があります。

誰だって孤独な時もあれば、満たされている時もあります。
弱気な時もあれば、前向きな時もあります。
人といると幸せを感じる時もあるし、孤独を感じる時もあるしょう。
強くなるには、もともと弱い時期があったのでしょう。

ゆる~い気分の時の自分も、本当の自分。
なりたい自分になるために、つい頑張って無理してしまう自分だって、本当の自分。
頑張ることことだって、無理して苦しんでいる時だって、かっこ悪いことじゃない。
のんびり勝手気ままに生きることだけが、「あるがまま」じゃない。
泣く、笑う、怒る、そんな気持ちを自然に受けとめられることが、あるがままではないでしょうか。

人間関係のなかでも、それをお互いに受けとめられるようになりたい。
自分の本当の感情をやさしく伝えること。気持ちの交換ができること。
そんな気持ちが自然に湧き出てくるのが、愛っていうのかな・・・。
まだまだ道は遠い・・・。

あっという間に12月。
忙しい師走。
文字通り、心が亡くなりませんように。