岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

セルフビルドで家を造る

2010-02-28 | 日記
今日、セルフビルドで家を造りたいと言うお客様の相談にいらっしゃいました。当社では、セルフビルドの建物のご協力は出来ないので、アドバイスだけさせていただきました。

セルフビルドを考えていらっしゃる方に、参考になるかもしれませんので建築確認申請のことをちょっとだけ書きます。

家を建てる場合、ほとんどの場合建築確認申請が要ります。(要らない地域もあります。当社でも2棟、確認申請不要の地域で施工しました)
建築確認申請とは、建物が最低限守るべき基準を満たしているか確認する申請です。

今日、ちょっと言い忘れましたが100㎡以下の建物(木造であれば300㎡)であれば、建築士の資格がなくても設計監理してもOKです。したがって、確認申請も基本的には本人が行ってもかまいません。(審査機関が受けてくれるかは確認していませんが)

しかし、素人で行うのは色々面倒です。そんなときは、建築確認申請を代行してくれる設計事務所に依頼するということになります。
その方々はプロの申請屋さんです。メーカーの家とか、設計部門を持たない工務店の家、大工さんが受けてきた家の確認申請業務を行っています。

数十万円で引き受けてくるはずです。
ただ、彼らも嫌がるケースがあります。それは、変わった工法やちょっとやばいんじゃないという設計です。
確認申請代行を行ったことがないので不確かですが、多分、その設計事務所の印鑑を押して行うと思います。
と言うことは、その設計に責任を持ちますと言うことと同じなのです。

いくら、お客さんが「何があっても自己責任ですから。」と誓約書まで書いたとしても、何かあった場合建築士に「あんたでしょ、設計したのは。」と責任が間違いなくきます。

ですので、設計はオーソドックスなものが基本となります。


もし、御自分で家を造ってみたいと言う方に、私がお勧めするとするなら
2階部分を仕上げないでおいて、ボチボチと自分で作っていく方法です。
その方法なら、タマゴグミでもご協力できますよ。

写真は、テーブルでも作ろうかと現場から拾ってきた材料です。もうすでに3ヶ月以上ほったらかしです。





うちのカーテン

2010-02-27 | 日記
今日、工事契約の立会いのあと、カーテン屋さんにプレゼンテーションを取りにいきました。いつもお世話になっているディマンシェというカーテン屋さん。

うちには、写真のようなものがついています。シェードと言います。
横に引くのではなくて、上下させるものです。
差し込む日差しのコントロール、上部の視線をさえぎりながら、下部から光と風と外の風景を楽しめる結構重宝なものです。

ただ、ちと高い。上げ下げする機械が余分ですから。

カーテン選びのコツとして、一つ一つの窓の意味を考えるとよいと思います。


家につけられている窓には、一つ一つに意味があります。
光を取り込みたい窓、風を取り込みたい窓、景色を切り取りたい窓、外と中を一体にしたい窓・・・

窓の意味が解れば、それにあわせてカーテンの種類を決めていけばよいのです。

ただ、予算がなかなか回せないのが現実。タマゴグミは、カーテン込みの値段ですが、金額追加になる部分でもあるんです。









家を造る決断

2010-02-25 | 日記
最近、数組のお客様の家を建てる決断にお付き合いしています。
決断のきっかけ、スタイルは様々です。

ちなみに、私が家造りを決断したのは40ちょっと前、妻からの強い催促でした。
こういうパターンの方も少なくないはずです。

私の場合、決断に迷いがなかったかというと、迷いと不安だらけでした。

正直なところ、迷いが無い決断をされる方は非常に少ないです。
何かしら、不安、迷いを抱えて決断をします。

家造りは一種の冒険かもしれませんから。


冒険(ぼうけん・Adventure)
冒険とは、準備を重ねに重ね、あらゆるリスクを知り、その対処方法を考え、行うチャレンジです。未来のことですから、100%はありえない。だから、失敗することもあります。
けど、成功の道筋をつけてから行うのが冒険です。

準備もなく、リスクも解らず行うことを、冒険とは言いません。それは無謀といいます。

私たち、設計屋の仕事は、今までの経験上から、知恵や知識をあなたにお教えし、あなたの冒険の準備のお手伝いをすることです。


家造りは冒険。冒険だから決断が要るし、不安や迷いはつき物です。
だから、迷ったり、不安になったら安心してください。着実に冒険の準備が整いだしているということです。

と、今日はちょっと真面目なことを書いてみました。

写真は、先日お打ち合わせのときに頂いた絵です。
さとこさんが、冷蔵庫に貼っておいてくれました。

講習会

2010-02-22 | 日記
今日は岐阜県の耐震診断士の講習会でした。
岐阜県内の建築関係の人が300名ほどあつまり、会場はみごとにドヨ~ンとした雰囲気に包まれ、久々に良い経験をさせてもらいました。

耐震は、バランスが大切、壁を補強したら足元を補強、そして壁の配置のバランスを取る、ある一部が強いだけだと逆効果なんですね。

写真は今日の会場です。安藤忠雄先生の設計、内部が迷路のようで、それがなんともいえずいいのですね。

床暖房と高気密高断熱はセットです

2010-02-20 | 日記
前回のブログで床暖房に触れたのでちょっと追加を。

床暖房の目的は、足元から部屋全体を暖める熱を放射するのが目的です。一番温度が低くなるであろう足元に熱源があるので、足元も寒くなく部屋が均一の温度になると言うのが大きな効果です。

床暖房が局所暖房に取られがちですが本来の意味は上記のようなものなのです。


ですので、床暖房と気密断熱はセットで考えるべきものです。床暖房を入れたんだから、家はスカスカの風通しがよくてもOKじゃありません。

今日お邪魔しお宅は、上手に床暖房を生かしてもらっていました。壁の表面温度18度、天井の表面温度19度 部屋の中に温度差がない環境になっていました。

写真は本文には全く関係のないセメント工場です。現場の帰りに撮りました。工場マニアと言う方々がいらっしゃるそうですが、こういうところへ行ってみるとその方々の心がよくわかります。 工場ってカッコいい。

こだわりっていうやつです

2010-02-20 | 日記
朝は、床暖房を入れていただいたお客様のところへ修理の立会いへ。リモコンの調子が悪かったので変えました。これでうまく動いてくれるといいのですが。
最近の電子機器は、頭がよくなって、「覚える」という行為をするそうで、たまに「間違って覚える」ことがあるそうでそれがトラブルを呼んでいたのではないかとのことです。
なんか、間違って覚えるなんて、人間っぽいのですが、そのあと、「あっ、間違った。」と反省がないところが所詮機械だなと感じさせるところです。

その後、井戸掘りの様子を見に行きました。まだ堀はじめで、あと一週間ほどかかるでしょう。

何気なくやぐらを見渡すと「おおっ、すげ~」と思う部分が。(写真の部分)
1気筒の、耕運機くらいしか動かせない性能のジーゼルエンジンに、マフラーカッターがきらりと光るサイレンサーが。

こだわりを感じさせますね。男の美学ってやつですね。


気密断熱住宅の常識

2010-02-18 | 日記
今日、日本住環境の林所長が、「高気密高断熱住宅」を書いた北村先生を連れてきてくださった。
暖かい住宅を研究していると伝えたところ、直ぐ対応してもらえた。ありがたいことです。

タマゴグミの家の断熱チェック、施工の方法などのヒアリングをしてもらい様々なアドバイスを頂いた。その中で印象に残ったのが、お客様に対するエアコンの使い方のご提案。

エアコンは短時間で使うものでなく、長時間ゆっくりと使うのが高気密高断熱住宅の基本だとのこと。
通常、空気が温まったら直ぐにエアコンを切ってしまいたくなるのですが、それが高気密高断熱住宅の特徴を生かしきれない使い方だということです。

壁、天井、床、そして家具などが温まるまでエアコンをかけ続けることで、ホンワカ暖かい室内になるし、ランニングコストも気にするほど上がらないとのことです。


まだまだ寒い日が続きます。先ず私が明日から実践してみようと思っています。
モデルハウス(自宅)がどんな感じになったか、数日後に報告します。

写真は、井戸掘りの様子です。本巣の現場で井戸掘りが始まりました。

きっといつかは

2010-02-17 | 日記
写真を見て、どこへ行っているんだ? サボっているのか?
とお思いの方、いらっしゃるでしょうね。
はい、ちょっとサボっていました。

朝、大垣でお客様にお会いしてその後この写真の場所へ。

ここは、ソフトピアジャパンの展望室です。たまにここへ来て、景色を見ながらカップコーヒーを飲んでいます。

あまり夢は話さないのですが、実は私、このビルに小さな事務所を持つのが夢なんです。
住宅造りの事務所ではなく、ITシステム作りの事務所です。

住宅造りをしていて、こんなシステムがあったらいいのにな。とか、お客さまの所や、立ち寄ったお店で、こんなシステムがあったら便利だろうな。と思うことがあります。

通常、オリジナルのITシステムは安くても数十万、通常は数百万円します。それらをもっと安価にしていけばもっと便利な生活になるはずです。

この夢、何十年後にかなえられるだろうか・・・

追伸
データベースに興味のある学生さん。うちでアルバイトしませんか?
自給がもらえて、データベースが覚えられ、たまに現場でこき使われるという、一見よく見えるのですが、結構3Kなバイトです。
興味のある方は、メールもしくはお電話を 058-253-6588です。

あったかさを求めて

2010-02-16 | 日記
昨日は、蓄熱暖房機の使い心地や使い勝手を伺いにホームオーナーさんのところへ行ってきました。

お部屋に入った瞬間に違いがわかりました。暖かさがやわらかい。風を感じない。

奥様に伺ったら「キッチンのタイル床まで暖かいんです」とのこと。
ただ、家全体を暖めることは光熱費のことや暖房機の能力的に難しいです。

暖房機は色々あります。日々研究だと思っています。

写真は、飾られていたおひな様です。こんな時期なんですね。うちにも娘がいますが、ここ数年おひな様は見たことありません。 お客さまの家へ行っては季節を感じる私です。

追伸
最近資料請求いただいた皆様へ
やっと資料の増刷があがりました。(手作りですけど)
順次発送しますので、もうしばらくお待ちください。

勉強会は・・・ちょっと失敗しました。

2010-02-15 | 日記
今日は、午後から勉強会をしました。今年からの住宅のトレンドを話し、どんな考えで家造りをしていったほうが良いかという話です。

参加された方には、ためになったと言って頂けましたが、私としてはちょっと失敗してしまったと反省しています。
エコ 太陽光 断熱 気密 次世代省エネ・・・それらを説明するのに、専門用語や数値が多すぎできっと理解しづらかったのではと思います。それに加え、業界内部のことをお話したので、さらに混乱を招いたのではないかと反省しています。


家造りって、色々難しいですよね。けど、本当は単純なものなんです。そして、大切なのはあなたの意思です。


次の勉強会は4月に予定しています。次回はテーマをもっと絞り込んで、初めての人でも解りやすくさらには笑顔があふれる勉強会にしていきたいと思っています。宜しくお願いします。


今日参加いただいた方へ
今回のテーマについて質問などありましたら、遠慮なく連絡ください。ご理解いただけるまで説明いたします。

写真は、先日訪問したホームオーナーさんの洗面飾り棚です。
このように使ってもらっていると、作ったほうも嬉しくなります。