土曜日・日曜日は殆ど仕事をしています。 通常お休みと言われる日に、働いているとホッとするんです。
まだまだネームバリューも無く、運だけで仕事を頂いている小さな会社ですので土曜、日曜に予定が入っていることは嬉しいことなんです。
ということで、今週日曜日は
お客様と一緒に土地探しにいってきました。
街中にもこんな土地があるんだという土地や、すげ~景色が良いという土地、いろいろ見てきました。
タマゴグミは、土地探しの時には施工する業者を大体決めておかれることをお勧めしています。
私たちと一緒に土地を探すことで、どんな家が建てられそうだとか、どのように土地を購入するのとかお手伝いできる部分がかなりあるからです。
また、土地を一緒に見ながらお客さまが忘れがちになる情報を思い出したりしてもらっています。
夏ですと、日当たりがよく感じるのですが冬になったらどうでしょうかとか、お子様の通学経路はどうでしょうかとか、ご予算はどうなるでしょうかとかまるで小姑のようにお話をします。
お探しになっているお客様には、たまに「チッ。うるせいな」 と感じられているかもしれませんが、心配性ですのでガマンしてもらっています。
けど、土地探しの最後の決定打は・・・妥協です。 最終的にはこれしかありません。よい妥協が出来るために私たちはお客様に情報提供をしています。
さてさて、
地縄張りの確認もいただきました。縄で建物がこんな感じで建ちますという位置を出しています。
ここでは、駐車の仕方や外の使用方法、お庭の感じなどの最終確認をしてもらいます。 この段階で問題があれば、建物の位置から見直します。
土曜日にはこんなこともやってきました。
コンクリート打設後のお楽しみ、水巻です。
この現場には、まだ水道が来ていません。ですので、軽トラックに水のタンクを積み込みポンプで水撒きをしています。何で水をまいているかというと、趣味だからですじゃなくて、コンクリートは水を得て固まる性質を持っています。急激に乾燥してしまうと表面の強度が落ちてしまうからです。
面白いですね、乾いてほしいけれど、急に乾くと強度が落ちる、コンクリートってわがままなんです。
乾燥を防ぐ方法として、ガバッと何かをかぶせて蒸発を防ぐ方法と、このようにチマチマと水をまく方法があります。うちとしてはチマチマが好きですのでこの方法です。
こんな感じで活動しています。
ついでに
先日 馬篭に行ってきました。
写真のような家がいっぱいあって、家マニアにはたまらない場所です。
この高さ、この建具の収まり、どれひとつとってもいいですね。骨組みがあって、その間は建具。その高さが絶妙。
多分、寸法のルールが決まっていたんだと思います。つまり「標準化」ですね。
先人が繰り返し実験して作ってきた寸法が伝えられることで、どの家もバランスが崩れていない。
近年の町はせっかくつくられた標準寸法が無くなってしまったことで美しくない街並みが出来てしまったのかもしれません。
これから、このような伝統工法を作っていくのは困難かも知れません。ただ、設計屋としていつも違うものを造るのではなく、同じものを常にバージョンアップして造り続けることが大切だと思います。そんなことを気づかされる街並みでした。