岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

お客さまからのうれしいご感想の裏話・・

2019-09-28 | 日記

今日、プレゼンテーションをさせて頂きました。お客さまには大変好評で奥様からは「なぜ、具体的にいっていないのにこんな空間が提案できるの?」と喜ばれました。

そのときは、「えへへ」と照れ笑いをしていた私ですが、実は裏が・・・・ それは最後に書くとして 今の現場の様子です。

則武の現場です。2階の窓がこれまたいいのです。全部開け放つとサッシが見えなくなります。要は、開口が額縁みたいになり外の景色を切り取るのです。

開け放ちたくなる窓。いい感じです。

セルロースファイバーの断熱も終わり室内は何となく「し~ん」とした感じになってきました。

正木の現場は、仕上げに取り掛かっています。私の出番も増えてきて、昨日はキシラデコール塗装のお手伝い。今後は内部で小さな建具を作ったり机を作ったり、私のちょっと趣味の分野へ入っていきます。そろそろ見学会の案内をメールにて送ります。来週には養生もはずれます。

そして

大垣の現場で、地鎮祭を行ないました。高さを押えた限りなく平屋に近い2階建。いい家になりそうです。

こんな感じで現場は進んでいます。

 

さて、冒頭の続きです。

実はご提案した内容は全てお客さまが私に伝えてくれた内容なのです。それを具現化したまでに過ぎません。

設計にかかる前に、ヒアリングというものをします。それは、お客さまに普段の生活や好きなこと、子育ての考え方ややってみたい事などを聞きます。

そのとき、部屋の大きさとかどんな形が好きかとか具体的なことは聞いていません。ただ、お客さまの話をうががっていると「ああ、こんな場所で過ごしてもらえたら、きっと楽しいはずだ。」とか「こんな空間が必要じゃないか。」とか浮かんできます。

今日の提案も、そのように浮かんできたことを絵にしたまでに過ぎません。ですから、ご提案したものはお客さま自身が作り出したものです。

 

 


いつやるの?今でしょ って古いな。

2019-09-07 | 日記

また台風が来ていますね。

ゲリラ豪雨、台風の大型化、突風 異常気象が多くなってきたように感じます。

以前、九州の建築屋さんに教えてもらったことがあります。

「九州では 雨は横からも下からも降るんだ。」

九州は台風が多い地域です。彼らは家づくりの防水に関して非常に気を使って施工をしています。タマゴグミもその方法に習って軒の防水紙の収まりをチョット変えています。この地方でも九州並みの防水対策が必要になってきたなと感じています。

 

さて、今日は床下点検。

この下が

これ。水漏れや、虫害、壁体内結露の有無を調べるために今日ももぐってきました。

 

その後、お客様と話しこみ。現状報告や町のこと、お仕事のことなどを話しました。ふと本棚を見るとサーフィンの雑誌が。

「えっ?サーフィン始めたのですか?」

と聞くとご主人が「ええ。妻が。」

「いつ、出来なくなるかわからないですもんね。出来るときにやっとかなきゃ。」と奥様。私よりずっと若いのに今をちゃんと見ていらっしゃる。

 

そうだな~と思いました。

私の場合、仕事が軌道に乗ったら好きなことをはじめようと思いはや10年、仕事はいまだ軌道に乗らず、というか この世の中仕事が軌道に乗るわけないんです。

言い訳を作らず、出来ることから好きなことをやっていこうと思いました。

昔と比べて出来なくなったことがぽつぽつあります。

30歳まで出来た空中回転。1分以上のす潜り。20歳の頃は当たり前だった野宿での旅。高校生を相手に柔道・・・

ほんと、今出来る事をやらなくちゃ。

で、まず今年は 「ビワイチ」 これをやります。

そのために、家内に内緒でお安めの自転車をネットでポちっと買ってしまおう。

 

下の写真は、そんなことを考えお話させてもらったお宅の今の様子です。

6メートル角の2階建て。タマゴグミの傑作のひとつです。