岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

Skype Messenger zoom なんかで営業中

2020-04-20 | 日記

こんにちは。タマゴグミいてです。

新型コロナ対策として、事務所では私は1階に島田は2階に別れて仕事をしています。朝礼も途中打ち合わせも基本的にはメッセンジャーを活用し行いますが、相手の声がもれ聞こえるので「おーい」と読んだほうが早いか??とおもうのですが、それをグッとこらえてネットミーティングをしています。

もうチョッとしたら島田は在宅勤務で現場へは直行直帰の体制にしようと思います。

事務所の広間はネット環境場所になりました。というか・・・くちゃくちゃです。なぜかボロいピアノまで置いてあります。

お客様との打ち合わせもSkypeやmessengerを活用しています。着工中や計画中のお客様とは何度かお打ち合わせしたのですが、昨日はじめて検討中のお客様と土地活用のお話をskypeでさせて頂きました。

路線価とか固定資産税とか贈与税とか、ややこしい数値を説明しなきゃいけないので大丈夫かなと思いましたが、面談じゃないということより解らないことが明確になり、何とか御理解いただけたようです。

 

ということで、ネットでのご質問やお問い合わせも受け付けていますので遠慮なくご相談ください。

 

さてさて、現場は

大垣の平屋のような家は珪藻土が塗り終わりました。美濃加茂のリノベーションは今週末で一応完成です。

また、大垣では30日の上棟にむけて準備中です。

写真は・・・また今度あげますね。

 


それは誰のこだわり?

2020-04-08 | 日記

今日は土地を見てきました・・・・が、チョット早すぎました。開発中で何もわかりません。雰囲気だけでもわかったのでよしとします。

 

今日、お電話で相談を受けました。

「家は無垢の材料じゃないとダメですか? 集成材ではまずいのですか?」

集成材でもまったっく問題ありません。使い方を間違えなかったら強度は安定しており本当によい材料です。

なぜそのような疑問を持ったかと伺うと、工務店に行ったら家は木曽の桧と杉の無垢材で作るのが一番いいと教えてもらったからだということです。

ただ、そうすると高くて手が出せなくて迷っていたそうです。

家は無垢材。

これは誰のこだわりでしょうか? ちなみにタマゴグミも岐阜県産材の杉と桧の無垢材100%です。

このこだわりは、その工務店や設計事務所のこだわりであって、あなたには何にも関係ないのです。だから、影響される必要は一切ありません。

そんなふうに考えてはいかがでしょうか?

 

貴方としては、家に入った感じが好き、香りが好き、見た目が好き、それらがたまたま無垢材だった。だから無垢にするか。

位の判断でいいです。

家づくりに迷ったときのひとつの解決方法として

「そのこだわりは、誰のこだわり?」

と自分に質問してみてください。

そのとき「私のこだわりじゃない。」という答えが出たら、それは貴方には全く関係のないこだわりであり、無視しいていいこだわりです。

大垣で平屋もどきの家、足場が外れました。

さて、この模型どおりになっているのでしょうか?

数日後に実物写真をアップします。


ソトン壁 施工中

2020-04-04 | 日記

大垣の家ではソトン壁の仕上げ中です。

スチゴテ仕上げといって、一度壁を塗ってからスチロールで面を荒らす方法です。通常、荒らしたままなのですが、タマゴグミ(というか私か・・)の場合、スチロールで荒らしてからさらにサッとかなゴテで抑えてもらっています。

そうすることによって、表情がやさしくなります。

足場が来週中頃に外れます。 楽しみですね。

 

※コロナウイルス対策として

 

打ち合わせや、個別勉強会をウェブ上で行えるようにします。

現時点ではskypやLINEの活用ですが、他にも対応できるようにしていきます。

 


地震補強の迷い

2020-04-01 | 日記

今日は、なんからしい題材です。そしてつまらない内容です。

リノベーション、リフォームには耐震補強がつき物です。最近の建物と昔の建物は外観は同じように見えても考え方は全く違うのです。

今の建物はとにかく箱状にして頑丈にする方法です。箱状にするからしなったりずれたりという変形がおこらない建物なのです。

これ、非常に丈夫なのですが力が特定なところに凄くかかるという特性があります。だから、金物が沢山要ったり2階と1階の柱が同じ位置にないとダメだったりするのです。

昔の建物は、力を変形やずれる事で受けていました。

石場立て工法といって、柱や土台が直接石の上にのっていて固定されていない工法などは、地震が来たときに石の上を土台が滑ってエネルギーを吸収します。これなんか今の免震装置と同じような働きです。

土壁は、力を受けたとき柱と梁が変形するのを崩れることによって力を吸収して、いっきに変形しないようにしています。これは今の制震装置に通じるところがあります。

さすが地震国日本、先人の知恵です。

残念ながら現在の家は変形やずれを許さない仕上げや仕様になっているので過去に戻ることは難しいでしょう。

 

話は戻りますが、昔の家のリフォームのときは矛盾との戦いになります。

壁に合板を貼って固めれば地震に強くなるような気がするのですが、そうすると予期せぬ力がかかり、余計に危険になってしまいます。場合によっては、建物が浮き上がったり2階の梁をへし折ったりすることもありえます。

だから、耐力壁を1枚増やすにもどんな力がかかるのか想像しながら設計をします。その結果、あまり耐力壁を増やすことはできないということに気づきます。現在の基準法並み(今の家での最低限の強さ)に満たない場合が多いのです。

それではまずいので、強さを現代の家にあわせようとすると、基礎を作ったり1階の部屋のど真ん中に柱を設けたり、梁を変えたりする必要が出て来ます。

結果・・・・価格がいっきに高くなります。

昔の家は本当に味があっていい感じなのです。天井や建具周りなんて洒落たことをしているなと感心する収まりも沢山あります。

もし、日本がヨーロッパ並みに地震が少ない国だったら、戦後間もない家も沢山残っていて、もっと豊かな街並が残っていたのだろうなと思います。

 

チョット設計に行き詰っていたのでメモ書きをしてみました。