岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

今日も床下もぐっています

2017-05-28 | 日記

 

 

今朝は、朝に瑞穂のお客様のところでキシラデコール塗りの相談を受けてから、このお宅の床下点検を。

今年はネコさん2匹家族が増えていました。

床下はこんな感じで問題なしでした。この床下で約5年ほどです。

床下は周りの環境を凄く反映します。田んぼ近く、柿畑近く、街中、それぞれ違います。この床下は街中タイプで、変化が少ない部類です。

その頃上では

くつろいでいらっしゃいます。

ネコさん2匹 半年弱暦で床はこの程度になります。これを許せるオオラカな気持ちになれたとき、初めてネコさんや犬さんを迎え入れられます。

ちなみにうちは新築初日からいらっしゃいました。

、、、、、、ショックでした、、、、、

けどやっぱりかわいいですね。

 

その後、近くのお客様のところへ。

前年に作らせていただいたサンルームの調子を伺いに。

なじんでいますね。

心配していた洗濯物が乾かない現象や、凄く厚くなってしまう現象は起きていないようでホッとしています。

 

こんな感じののんびりした休日を過ごしています。

 


岐阜と一宮で建物解体中です。

2017-05-26 | 日記

 

解体のお話の前に

これ、タマゴグミ施工ではありません。全てお客様施工です。

もう直ぐ着工させていただく方の、敷地の一部に建てた畑用倉庫。なかなか味があっていいです。

 

で、本題へ。

今日は、2棟の解体現場を回ってきました。床下を覗いたり、柱の根元を見たりしてこれから建てる家の参考にするためです。

岐阜市の現場では、建物の解体が始まりました。今日は屋根瓦をおろしています。

一宮では

今週末に解体終了です。

予定では、タマゴグミとして今年中にあと2棟解体する予定です。

 

建物を解体して家を建てる理由は、これ以上持たないからとか、地震がきたら怖いとか、暑い寒いとか、住みにくいとかいろいろでしょう。

けど、地震にさほど強くなく、多分寒いし暑いし、結構住みにくい家が集団で残っている地域もあります。ここ なんかそうですね。

 

いやいや、高山は観光地だから、それに建替えも簡単に出来ない地域だから。

 

そうですね。けど、それは大昔からそうではなかったはずです。整った街並みが、残り続けたからこそ、構造や性能や利便性を超えた存在価値が発生したから残っていると思います。

 

で、何がいいたいかというと、100年住宅とか200年住宅とか造っても存在価値がなければ同じことが繰り返されるということです。

とはいっても、日本は好き勝手バラバラで街づくりをしてきた国です。いまさら街並みとか団体戦は、ほぼ不可能です。(可能性があるとしたら一団地をいっぺんに造れる建売です)

ポツンと1棟づつ建てる個人戦で、存在価値を造って行かなければなりません。無茶苦茶難しいのです。

 

じゃあどんな家を造ればいいのでしょうか?

明確には解りません。。。

この先世の中がどのようになっていくか、技術がどのように進歩していくかなんて明確には解りません。

ただ、想像できる未来 つまり自分が70歳になったとき、そして自分の子供や地域の子供たちが大人になる次の世代のときは何となくわかると思います。

少なくとも、何となくわかる未来を予想して、そのときでも成り立つデザイン、成り立つ間取り、もしくは変えられる間取りを作ることかなと思います。

まず、50年。構造が持つだけでなく、そのまま使える家が造れたらと思います。

 


家を仕上げていくこと

2017-05-23 | 日記

先日、建てさせて頂いたお客様にバーベキューのお誘いを受けました。

社員全員(と言っても3人ですが・・)でありがたく参加させていただきました。

 こんな感じです。

 

テントがぴったりはまり、凄く落ち着く良い空間での食事は最高です。

照明も、お客様があとからつけたりしてこんなに感じの良い居場所になっていました。

外から見ると

おお、いいじゃん。

木々にはカエルも居座っていました。

で、この空間は設計時から意図的か というと全く意図していません。

お客様が工夫をされて偶然作り出した空間です。

 

私には強く印象に残っている言葉があります。タマゴグミ1棟めのお客様から頂いた言葉です。私が家づくりの感想を伺ったところ

「家づくりには満足しています。けど家は完璧ではありません。」

一瞬「エッ? 1棟目でやっちゃったか?」

とあせったのですが、その後のお客様の行動で真意がわかりました。

家が、どんどん成長していったのです。

 

私たち設計屋はともすると、でしゃばろうとします。

ここはこう使って、ここにはこんなものをつけて・・・

大きなお世話なのですね。

だから、最低限の計画にして、けど、普遍的な美しさを何とか取り入れて。

それがうまくいくと、1年後、2年後に訪問したときに

「おお~いい家に育ったな」と感じるのです。

そのいい家って、片付いていてすっきりしているとか、いいものが増えたとかじゃないんですね。

 

お子さんと一緒に造った万国旗みたいなのが天井からぶら下がっている。 手作りの棚が増えている。 いつも通っている床が光ってきている。 外に木々が増えいてる。

そんな感じがなんかいいのです。

 

ビール片手に、そんなことを考えた夕方でした。

 

 

 


個性のある家づくり

2017-05-12 | 日記

今日は文書だけです。

 

昨日、プラン作成のためのヒアリングをしました。

「週末の晩酌が楽しみだから、そんな時間が似合う家がほしいな。」

印象的な言葉でした。だからそんな家を造りたいと強く感じています。

 

だから・・・

居酒屋風にして、なんていうことは一切やりません。古民家調に・・しません。

いつもと変わらないいつもの仕上げ、いつもの空間づくりをします。そのときに「こんな居場所があるかな? こんな開口はどうかな?」最低限のことで希望をかなえようと考えます。

家に強い個性なんていらないと思います。個性を造るのは、住み手がその家を使い出してからだと思うからです。

私は若い頃お酒はビールばかりでした。日本酒なんてまずくて飲みませんでした。社会人になってバーボンというしゃれたものを覚えました。 そして今は日本酒が一番です。

ただ、お酒を飲むと言う楽しみは変わっていません。

 

家に個性を造りすぎると、次の段階に進むときに大変なのです。ビールが好きだからってビールにあった家を造ったら、20年後大変なことになります。

家を造る側はプレーンな空間を提供して、最後の仕上げはお客様に任せるのが私は良いと感じています。

すばらしい建築家(私はまだまだですので・・)の造る家は廻りになじんでいます。部屋内も、なんかホワッと包む感じで刺さるデザインは少ないです。

建築家の造る家は一見個性的、と見えるのですが実は周りに建つその他の家が個性的過ぎると私は思います。

そんな普遍的な家が沢山出来たとき、新築が減り空き家も減っていくような気がします。

まだまだ先は長そうですが。。

 

 

と、まじめなことを書いてみました。

 


最近の状況です。

2017-05-10 | 日記

お久しぶりです。タマゴグミいてです。

最近の状況ですが、お陰さまで多くのご依頼を頂いています。 ありがたいことです。

現在は、岐阜市と大垣市で工事をさせていただいており、近々の着工は3棟を予定しています。バタバタと言う状況ではありませんがパタパタ程度に動いています。

最近はこんな事をやっていました。

各務原のお宅をお引渡ししました。

そして、

大垣市では来週早々に建方を行います。

今日は地盤調査を行いました。

地縄張りをしたときは、草が生えていなかったのですが、今日はこの状況。

地盤調査屋さんが、機械が草に絡まぬようにさびしそうにバックで土地に入っていくのが印象的でしたので、写真を撮ってみました。

そして

箱根で遊んできました。・・・じゃなくて、新しい構造壁の発表会に出席してきました。

構造壁として必要な長さは最低60cmなのですが、それを45cmまで縮めて大空間を取れるようにした壁です。開発者はお付き合いのある方で、数年間色々な実験を繰り返してやっと表に出せる技術になったものです。

最近はこんな感じで活動をしてきました。

 

と、これで終わったら面白くないので、最近受けたご相談内容から参考になることを。

 

中古住宅ご購入にあたり、構造を見てほしいとのことでアドバイスさせていただきました。今回は簡単な図面と、お客様がみていらっしゃった状況をヒアリングしてですので、確実なお話は出来ませんでした。

図面だけで中古住宅を見るときは、まずは1階と2階の壁の重なりを見ます。理想は総二階で真四角な形です。一番まずいのは、1階と2階の壁がずれていて、なおかつ2階の壁が構造壁であろう場合です。

調べ方は簡単で、透き通る紙(理想はトレーシングペーパー)に2階の平面を写し、1階の図面に重ねてみる方法です。そうすればどの壁が重なっていて、どの壁がずれているか予想がつきます。

ただ、一概にずれいてるから全てダメと言うわけではありません。 部屋内の間仕切り壁はずれていても問題ない場合が多いです。外壁がずれている場合はプロにご相談されることをお勧めします。

 

次に2階のバルコニーの位置を見ます。

バルコニーの下が部屋の場合は正直なところ、あまりお勧めしたくない形です。ただし、漏水する恐れがあるということを理解して、年に一度は必ず点検、そして怪しいと思ったら防水のやり直しをするということでしたら大丈夫かと思います。

 

そして屋根の形状を見ます。

単純であればあるほどよいです。複雑な屋根は漏水の原因になります。また、軒は出ていれば出ているほどいいです。理想は45cm以上です。

まだまだ細かいこともありますが、大体このようなことに注意いただければよいかと思います。

中古住宅を購入される方で、気になる方は相談にのりますので気軽にご連絡ください。

 

 

今日はここまでです。

岐阜の住宅屋 タマゴグミいて