昨日は地鎮祭を行いました。雨が降る中、ご両親もご出席されよい地鎮祭が出来ました。
写真はお客様にご用意いただいお供え物です。豪華です。
で、今日ご注目いただきたいのは、鯛とお酒の間に見える線です。
建てさせていただく場所は岐阜の街中です。3方がビルに囲まれていて、そして間口がちょっと狭いなんとも設計屋冥利に尽きる場所なのです。
線の向こうはお隣さんの壁です。
通常ならタマゴグミの場合1メートルほどあけて造るのですが、このような場合は出来る限り建物を大きくするために、ぎりぎりまでよせます。
ぎりぎりまでよせるといっても、やはりメンテナンスは出来るようにとお勧めしていますので、その分の隙間を空けて施工することが多いです。
それでは、この寸法誰が決めているのかと言うと・・設計者の私なのですが、実は重要なアドバイザーがいまして、それは、足場屋さんと外壁屋さんです。
現地の写真を見せて、
「どう、ここなら○○センチ空いていればいけるでしょ?」と聞くのです。
その顔色を見ながら、あと5センチなら縮めれるか? と判断するのです。
相当の狭さまでいけるのですが、あまり狭いと後々のメンテナンスや施工性に問題が出ます。今回もちょっと余裕のある寸法で決めました。
なお、「よせ壁」という工法もありこれを使うとお隣とベッタリに近い家が建てられます。言葉で説明すると難しいのですが、壁を作っておいてからクレーン等で吊り上げて、 ベッタリに建てる方法です。 以前タマゴグミが入っていた事務所を建てる歳に使用しました。
この工法の場合は後々のメンテナンスが出来ませんので、お隣さんとお話をして、外壁と外壁の間に雨があまり入らないように処理をすることをお勧めします。