岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

企業に大切なもの

2010-09-30 | 日記
今日はちょっと建築から離れます。

最近、インターネットの動画サイトで孫正義さんの講演を見ました。
ソフトバンクという会社をどんな思いで立ち上げたかを2時間に渡り熱く語っていました。

ソフトバンクがなぜここまで伸びてきたかよくわかりました。
考えが全くぶれていないのですね。
「インターネットを活用し人々を幸せにする。」
ただそれだけ。

どこに向かっているのかがはっきりしているので、迷いが無い行動が出来るのでしょうね。


タマゴグミはというと・・・ 実はちょっとづつ見えてきました。
ここで書くと、格好つけていると言われそうですので、造っていただいたお客様や協力していただいている方々にちょっとづつ伝えて行こうと思っています。

タマゴグミとしてそれが見えてきて、家づくりも明確になってきました。
タマゴグミは、「丈夫で長持ちの家を造る」
ただ、それだけ。

あと、年間10棟以上と大きな組織にしないことも決めました。じゃないと、理念が崩れてしまいますから。


写真は、タマゴグミが使っている枠材です。杉の木を削って一つ一つ手作りで作っています。


ついった~という奴

2010-09-28 | 日記
今日は現場廻り。
着実に完成に近づいています。
1ヶ月前から協力者が入り、大変よくやってくださるので、私は安気に現場が廻れるようになりました。ありがたいです。

お昼からは業者さんと値交渉。
「この金額でなんとか。。」と頭を下げて納得いただく。

この交渉のときは私はプライドはゼロになります。希望価格にあわせてくれるのであれば、この頭、何度でもどれだけでも下げますよ。


と、今日の行動を書いたあとで、ちょっとお知らせを。

実は、ツイッターという奴、登録してみました。
理由は・・・・何となくです。


筆まめではない私です。だから、直ぐに飽きるかもしれません。ただ、流行は一度体験しなくては。

ことに絶対は無いし 物には欠点があります

2010-09-26 | 日記

粟野の現場の様子です。大工さんが階段を造ってくれました。今回も、階段の収め方に少し工夫をしています。いつもと違った収め方。大工さんとタマゴグミの合作です。完成をお楽しみに。


今日、新しいお客様との出会いがありました。毎月数組のお客様と出会うのですが、そのたびに色々お話が伺えます。
色々なメーカーさんや工務店さんを廻り、迷った末にタマゴグミにいらっしゃいました。
写真はお打ち合わせが終わったあとの安八モデルハウスの様子です。




今日のお客様のお話から気付いたことをお話します。

最近のメーカーさん、工務店さんの営業マン等の知識レベルが向上し、色々な情報をインプットされるのですが、果たして信頼の置けるものかということです。

私が思うに、殆どの情報は信頼に値するものだと思います。ただ、お客様が迷うのは、「判断する」に値するまでの情報を得ていないということです。

例えば「絶対」
「絶対大丈夫ですよ」と、言われると、人は本能的に絶対なんか無いということを知っているので、「本当に大丈夫??」と心に残ってしまうのですね。だから、絶対、という話を出されたら、正直に「本当に??」と聞きなおしてみてはいかがでしょうか。
そうすることで、営業さんたちは、こういう場合は絶対ではないということを話してくれるはずです。
負の情報が入ることによって、始めて判断が出来るのですね。

例えば工法について
新しい工法には、利点が一杯です。けど、利点だけを説明されると本能的に「世の中そんなに良いことだけじゃないよ」と感じてしまうのです。
そういうときには、「リスクは?欠点は?」と聞いてみましょう。
それを聞くことによって、判断がぐっとしやすくなるはずです。

私を含めて物を売るときはどうしても

こうなりますよね。西日に映る影です。こんなに伸びています。

実際は、身長177センチ、少し座高が高いおじさんが、自転車をこいでいるだけです。

振り向いて本質を見るのは、あなた自身でしかありません。


どうでしょう、今日のブログ。 格好つけすぎですか??
(正直います、最後の写真が使いたいから書いた文書です。)


安八で地鎮祭

2010-09-23 | 日記
今日は雨の中安八で地鎮祭を行わせていただきました。

雨の中、テントの中での地鎮祭は何となく趣があっていい感じでした。
お客様は知り合ってからもう3年以上になります。今まで暖めてきた思いを形に出来ればと思っています。

さてさて、皆さんお待ちかねの「今日のショールーム」
さて、今日はどんな面白いものを見つけたかお見せしましょう。まず第一弾


神業です。
お休みだから来客数が増えるので、営業者はこのように駐められています。多分、運転役と監視役とで駐めるんでしょうが、3回に一度は
「オーライ、オーライ、オーライ  あっ・・・」
ということはあるでしょう。人間だもの。

もうひとつはこれ

横向きになっていますが、あるショールームで見つけた「キッチンにはこれだけ物が有るんです」展示。
よく見ると発泡酒も有ります。ビールじゃないところがリアルでOKです。

最近ショールームをたくさん廻らせていただきましたが、お客様の感想は
「どれを見てもあまり変わりませんね」

そうなんです、あまり変わらないのです。けど、どこかのメーカーに決めてユニットバスとか、トイレとかを購入するのです。
その差は、

確かに価格と機能のバランス、少々のデザインの違いなどはあると思います。
しかし、もっと大きな要素が
お客様対応力

お客様が知りたいこと、確かめたいことと、メーカーが伝えたいことは違うということを知って
お客様が知りたいタイミングで情報を伝える。それも相手の立場になって伝える。
それが出来ているショールームは流行っているんじゃないかなと感じます。
ショールーム間で今大きな差がつき始めている様な気がします。

ショールーム周りは、私にとってもお客様対応の見直しが出来て良い機会です。

ショールーム新アイテム発見 そして現場の様子

2010-09-20 | 日記
ドンだけ変な題材だろう・・・他の工務店さんのブログじゃあ、長期優良住宅とかエコポイントとか色々建築の話が上がっているのに、今日話題に上げようとするのは

これですよ、これ。。

昨日は墨俣で地鎮祭を行わせて頂きました。

朝6時、借りたトラックで河原へ。長靴長袖、手にはのこぎり。 「すみません。切らせていただきます」と若竹を4本。
7時ちょっとに、現場について用意していると神主さんが「時間間違えて早くついちゃった~~」
そこで、神主さんにも準備を手伝ってもらう。(普通神主さんにそんなことさせちゃいけないんですが・・)

地鎮祭の間、敷地を改めてきょろきょろ見て、プランを頭に思い浮かべていました。
間違いの無いプランのはずだと思いつつ、本当にいいかと確かめていました。
よい家になるように、一生懸命頑張ります。

で、地鎮祭のあと、お客様と一緒にショールームへユニットバスなどを見に行きました。
そのときみつけた新アイテムが写真のものです。
なんと、玉子焼き。 本物みたいでスゲーですよ。ショールームはこんなアイテムが一杯ありますので面白いですね。
けど、これらはどうやって手に入れているんでしょうね?
会議で「部長!やっぱ、日本人は玉子焼きでしょう。だからこれを入れてください!3万円しますけど」なんて直訴しているんでしょうか?


さて、今日は現場周りです。

各務原でキシラデコールを塗ってきました。バリサンダという一番濃い色です。濃い色はムラが目立つので結構気を使います。写真にこうして出しているのは、我ながら上手くぬれたじゃないかと思い、自慢するためにアップしました。

その後、今嶺の現場へ


塗り壁の下塗りが完了しました。いい家が出来そうな予感。大工さんも楽しんで仕事をしていただいています。(と私は思っているのですが、いかがでしょうか。I大工さん)

さてさて、10月の勉強会をそろそろ企画しなくちゃと思っています。
最近、長期優良住宅やエコポイントが業界で話題ですが、タマゴグミの家は積極的に対応していません。お客様からもあまり聞かれません。
長期優良住宅で造れば長持ち???
エコポイントが仕える住宅はエコ???
と言う私の考えが有るからです。
けど、無視しているわけじゃありません。耐震等級は2以上と同等程度のものを造っていますし、メンテナンス性などは対応しています。

根本的な、長持ちする家 の定義も出来ていないのに、机上で決めたルールで行っているからなんかしっくり来ない。
そんなことしているから、実態を知らない評論家的な方々が、「家を丈夫にすれば中古流通は出来る」なんて、全く根拠の無い話をしているのです。

ということで、タマゴグミが考える 長持ちする家 について話してみようかと思います。
場所は、人数の関係で 安八モデルハウス 岐阜事務所 その他 考えます。

今回はちょっと宣伝色が濃くなりそうです。他者で検討中の方やタマゴグミに興味の無い方は、洗脳されるといけないので、おいでにならないほうがいいかもしれません。





伊礼智先生 岐阜へ

2010-09-18 | 日記
私の住宅設計の師匠と勝手に呼ばせていただいている伊礼先生が、建築士会の講演会で岐阜にいらっしゃった。
といっても、伊礼さんと言われて、知っている方は相当住宅マニアの方で、一般には建築の仕事をしている方しか知らないでしょう。
それでは、写真を公開します。


あ~あ この人ね! とうなずいた方は多分ゼロでしょう。
けど、凄い人なんです。本当にいい家を設計されるのです。多分30坪以下の家の設計では日本ではトップだと私は信じています。

住むと肩がこってしまうデザイナー住宅と言うものではなく、いつまでもいつまでも住んでいたい家、風や光がす~~っと見える家、そんな家を伊礼先生は東京で作っていらっしゃいます。

お話は大変参考になり、今後取り入れようということが多々ありました。


ということで(何がそういうことかわかりませんが) 講演が終わったあとに控え室に押し入り、タマゴグミの現状報告をさせていただきました。報告をさせていただきながら、絶対にこの人に「いい家だね」と言わせる家を設計して見せるぜ。と心に誓うのでした。。

けど、凄い人だ。


おいしいビールを頂いてきました

2010-09-18 | 日記
土曜日はホームオーナーさんに誘われて、さとこさんとともにビアガーデンへ。
気候も暑くなく寒くなくちょうどよく、ビールがドンドン進むのなんのって。
金曜日で、3連休前(らしいですね。)でビアガーデンはこんな感じでした。


ビールを飲んで、焼肉をつつきながらホームオーナーさんから家の自慢話を伺いました。
「17坪しかないのに、全く感じないんです」
とか
「玄関まで行く細い路地を抜けて行くときに、なんか豊かな感じになるんです」
とか
「寝ているときに、吹抜けの高い壁に、月明かりが当たってほんのりした感じでいいんですよ」
とか

私は、あたかも計画通りだ!と言った感じで「フンフン、そうでしょそうでしょ」とうなずいていたのですが、本心は、
「エエッ、あの窓にはそんな効果もあったのか。知らんかった」
「へ~ あの空間はそんな感じも作り出していたんか。発見だな」
と、驚くことばかり。

私が勝手に住宅設計の師匠と呼んでいる、伊礼先生が「お客様の住む力を大切に」と仰っていたが、もしかしたらこういうことかもしれません。
家を作らせていただいて、私が関わる時間はほんの1年ほど。お客様は、今後数十年関わることになります。
ということは、設計した私よりその家に詳しく全てを知ることになるわけで、新しい発見や、新しい住まい方を見つけ出してくれています。

Mさま、ありがとうございました。


2次会はいつものところへ


店舗は、安価な材料をこう使えばいいよ。と言うことをたくさん教えてくれます。
構造用合板も使い方次第で、「おしゃれ」といわれる材料になります。



丈夫で長持ちの意味

2010-09-15 | 日記
今日から今嶺の家では外壁左官工事が始まりました。
ソトン壁という火山灰をぺたぺたと塗っています。



タマゴグミの家づくりの理念は「丈夫で長持ち」
ただそれだけです。
当たり前のことですね。

だけど、丈夫ってどんな状態のことですか?
長持ちって、どんなことですか?

タマゴグミにはタマゴグミの考える「丈夫」があり、「長持ち」の定義があります。
これを語ると1つの言葉身1時間程度の時間がかかります。

例えば長持ち。
間取りを変えやすくすることも長持ちのひとつです。 時間とともに味のある材料を使うことも長持ちです。


そしてそして、
家が丈夫である必要、長持ちである必要もタマゴグミとして考えています。

けど・・・・
まだまだ、です。言葉を現実化することは大変難しいと思っています。


そんな話、モデルハウスに来ていただいたお客様にちょっとだけ語っています。
お時間がある方はぜひモデルハウスへおいでください。

申し込みは こちら 安八モデルハウス

今日の宣伝。我ながら上手だったかも。

高知へ行っていました

2010-09-14 | 日記
日曜日のお昼頃から、高知へいっていました。
岐阜へ戻っていらっしゃるお客様のお宅を計画中なのですが、いますんでいるお住まいを一度見たいと思い打ち合わせがてら行って来ました。(というよりも、理由をつけて一度高知へ行ってみたかったと言うのが本音です)
片道6時間、結構遠かったです。


かの有名な 桂浜 

波打ち際を走っていませんよ。 

龍馬さんの銅像もありました。思っていたよりもでかかったですね。


今回の目的のひとつ、坂本龍馬記念館。
展示物も見たかったのですが、この建物が見たかったという方が大きいです。
設計は高橋晶子さん。10数年前、設計事務所に勤めていたとき、建築雑誌で目にしました。
そのとき、オーバーハング(柱が無いのに建物がせり出していること)したガラスの箱が印象的でいつか見てみたいと思っていた建物です。



夜は、こんなところに行ってきました
「ひろめ市場」
雰囲気は、ショッピングセンターのフードコートに飲酒を付属させ、スーパーみたいな売り場もくっつけたようなところです。
日曜日の夜遅くだったのに、結構流行っていました。

店舗の共同出店の一つの方法としていい方法だと感じました。

けど、真似すればはやるというものではないですね。
肝心なことは「なぜ、ここまで流行っているか」と言うことを推測して一つ一つ検証して行く必要があります。
でないと、大きなミスを犯します。

えっ? じゃあ、いては検証してきたかって??
え~~ 店舗に入って30分後、アルコール血中濃度が急激に上昇し、脳が正常な判断を下せなくなると言う障害に陥り、残念ながら出来ませんでした。
恐るべし「ひろめ市場」





蟷螂ってこんな字なんだ

2010-09-12 | 日記
今日、粟野の現場に行ったとき、こんな方とご対面しました。

蟷螂(カマキリ) カマキリってこんな字を書くんですね。私はてっきり鎌切だと思っていました。

最近お客さんから「あなたは全く家の宣伝をしませんね。もっとしたらどうですか?こだわっているんだから」と言われました。
どうでしょう、「カマキリも安心して入ってこれる家」

嬉しくないですね・・・

私は、こだわっているよりも、怖がっているんです本当は。
住んでいただいた方に、「なんか、変なにおいがする」と言われたらどうしよう。雨が漏っているのが解らなくて腐ってしまったらどうしよう。壁の中で、結露が起こって気が腐りだしたらどうしよう・・・

だからなかなか新しい工法には手が出せません。こだわっていると言うより、この家がどうか無事に長い間使ってもらえますようにという祈りのようなものです。


上の写真は、各務原での打ち合わせ資料。
コンピュータ時代に、方眼紙にいまだ手書き。それも小学生並みの表現方法。

細かい収まりは原寸図面を手書きで書いて大工さんと意思疎通をする、そんなダサい方法を今だにとっています。
けど、この方法、結構頭が整理できて良いですよ。

明日はちょっと遠出します。遊びじゃなくて、遠方のお客様との打ち合わせ。
片道6時間。
写真をアップする予定です。