岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

2019年仕事納め

2019-12-29 | 日記

2019年 仕事納めは30日の現場周りで終了です。本年は大変お世話になりました。

 

昨日は、お正月休みで帰省されたご検討中のお客様を連れて、オーナーさん宅へ。こんなお忙しい年末にご対応いただき感謝です。

すんでいる様子をしっかりと見ていただけたようで、今進めている計画に参考になったことともいます。来年からボチボチと計画を始めます。

来年ですが、3日から営業しています。 お正月休みでお暇な方は是非おいでください。 なお、5日までは私一人ですので事務所にいないこともあります。おいでになる前にお電話をください。058-372-2575です。

オーナーさんにお知らせです。 毎年恒例の遅ればせながら年賀状ですが、2020年も年明けから製作します。

また、今年は通信と一緒に送りますので、封筒で送ります。多分仕事始めの頃には到着するかと思います。

年賀状に同封するタマゴグミ通信(じゃないですね。タマゴグミ通信に同封する年賀状ですね)ですが、今回の読みどころは「ゼネコン100億円現場のトイレ事情」です。私がゼネコン時代に経験したことをチョット書きました。

 

さてさて、今年のちょっとまとめです。

今年は私にとっては例年と全く違う年でした。今振り返ると、いつもいつも変なことを考えていたような気がします。

勉強も、例年のデザインや性能というよりも、相続や税金、資産運用なんかが多かったです。というのも、タマゴグミとして自慢じゃないですが、まあまあいい家を造れる様になってきたと思っています。しかしそれは物理的な丈夫で長持ちでしかない。

本物の丈夫で長持ちは次の代や次の持ち主に引き継がれ続けてこそなんだ、しかしそれには必ずソフト面が必要になってくる。じゃあどうすればいいの?そんなことをぼ~っと考えていました。

行き詰っていたとき、お世話になっている方が「一緒にパリへ行かないか?」と誘ってくださり計画もなしに行ってきました。

毎日あてもなく地下鉄に乗り街中をぶらつき、夜になるとカフェで食事をしてワインをがぶ飲みする堕落した旅をしていて気づきました。

「ああ、違うんだ。マネなんかしちゃだめなんだ。」

建てた家を将来につなげるにはと、アメリカに行って建材屋さんに案内してもらって現場を回ったりとか、建売に住んでいる方を訪ねていろいろ聞いたりしました。なぜアメリカは80%以上の住宅が流通しているのか? 場所に価値を持たせているからか?と感じました。

じゃあそれを日本で活用するには? そんなことを考えていました。

パリでは、なぜこんな美しい街がずっと守り続けられているんだ? 日本も古くから文化があるのに何でこういう街並みが残らないの?

単純な話です。

アメリカと日本は人の考え方そして生活環境が全く違います。住宅の殆どがもともと建売で流通させることで成り立っています。フランスと日本では自然災害が全く違います。地震がほとんど無いので昔の建物を残したではなく残ったと言うのが正しいと思います。

つまり、全く違う。だからマネなんて出来っこないのです。遠くを見るのではなく足元を見て次を考える必要があるなと気づいた年でした。

さて2020年、タマゴグミはどうなっていくんだろうか??

2020年もよろしくお願いいたします。

追伸

タマゴグミ通信できました。ご登録いただいている方には年明けに発送します。

 


あいさつ回りと見学会の様子です

2019-12-20 | 日記

ここ数日年末のご挨拶にちょっとしたものをもって 今まで建てさせて頂いたお客様のところを回っています。

軽バンで一日中走り回るのは結構大変ですが、年末の楽しみですので続けています。何が楽しみかというと、

こんな感じで、家の成長が見られるのです。

やはり素材を生かした家は住めば住むほど味わいが出てきていいです。

お庭も成長しています。

このお宅は建てさせていただいてから10年経っています。どんどん良くなっています。

家づくりは素材選びが大切なのがよくわかります。

 

確かに木は部分的に腐ることもあります。けど、そのときは部分的に取り替えたり補修をすればいいのです。

きちっと軒を出した家であれば、さほど早くダメにはなりません。

 

あと数軒で今年のご挨拶も終わりです。そしたら・・・・ああ、倉庫の掃除が待っている。。

 

さてさて、則武の見学会の様子です。

連絡が遅かったこともあり、今回はボチボチです。

今週土曜日までやっていますのでよろしければおいでください。詳しくはこちら。 則武見学会

今日は、お客様から支給品の建具を仮に建

て込みました。

以前ここに建っていた家から外したものです。高さ1750ミリ。頭をぶつけるような高さです。しかし建て込んでみると部屋の雰囲気がグッと上がったように感じます。

受け継がれていくものがあるっていいですね。


自営業の方が家を買うときの準備は

2019-12-05 | 日記

チョット思い出したことがあるので、題材のことを書きます。

その前に現場の様子です。

則武の家は、内部建具等を行っています。この格子結構感じいいです。夜など照明がつくときっと感じよく浮き上がってくれるはずです。

大垣では、モイスが貼り終わったところです。今回の2階の天井高さ、なかなかいい感じです。落ち着いた部屋になると思います。

 

さて本題です。

自営業の方が家を購入するときに注意したいのが経費と収入の割合です。

自営業のよさは、経費として色々落とせるところです。そうすることによって節税できるからです。例えば車や家賃、これらも仕事で使っているのであればその割合分は経費として認められます。ユニクロで買った衣類、これらも仕事で使うのであれば落とせます。

しかし、経費で落としすぎると個人の収入、会社員で言う給料にあたるものですが、それが下がってしまいます。

住宅ローンの審査はあくまでも個人の収入で決まります。家を買おうと計画し出したら、経費を押さえて個人収入を増やす必要があります。

その目安ですが、

銀行では 3年間 場合によっては2年間の個人収入が審査対象です。

フラット35では、1年間の個人収入が審査対象です。

どの程度の収入にすればよいかの目安ですが、借り入れ金額の3.5倍程度は必要かと思います。(あくまでも目安です)

 

私が住宅ローンを借りたときは個人事業主として事業をやっていました。その当時私は住宅ローンが何で判断されるかも知りませんでした。運がよかったのが、経費で落とす技をあまり知らなかったのでまともに申告していたのです。だから何とかなりました。

運だけで生きている男です。

そうそう、住宅に関係ないのですが、個人事業主には3年後にまた厄介な制度が出来ますね。

インボイス制度

現在非課税の個人事業主の方で法人と取引されている方は、早めの対策が必要ですね。

参考になるリンクです インボイス制度


建前と完成間近と4年目の住宅です

2019-12-04 | 日記

大垣市で平屋プラスアルファの住宅を上棟しました。

平屋をご希望のお客様に、平屋のような2階を提案して受け入れていただき実現しました。

南を向いた本体と、道路に平行な大きなポーチとアプローチ。結構いい住宅となりそうです。

 

則武の家、そろそろ完成です。足場が外れました。22坪のコンパクトの中に家族が楽しく過ごせる空間を作りました。

外壁はソトン壁を採用、1階には幅3メートル弱のフルオープンサッシを2階には幅1.5メートル弱のフルオープンサッシがつきます。戸袋には杉板を使いました。年数が経てば経つほど育っていく外観です。

 

で、4年ほど経つとどんな感じになるかというと

いい感じになるのです。

4年弱前にお引渡ししたお宅の床下点検に行って来ました。外部の木が感じよい色になってきています。干し柿がなじむ家って素敵だと思いませんか?