岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

昨日から岐阜の街中で完成見学会を行なっています   が・・

2016-02-27 | 日記

昨日から岐阜の街中で完成見学会を行なっています。

今日も盛況でほぼいっぱ。明日は10時から午後5時ころまで休みなしで予約が入っています。本当にありがたいことです。

けど・・・・私インフルエンザで明日まで人に会うなって言われています。

弊社島田が昨日・今日・明日と対応させていただいています。まあ、私の「勝手に見てください」的ないい加減な説明より初々しい説明のほうが役に立つかもしれませんが。

 

今日、送られてきた画像です。

こんな感じでビルにはさまれた敷地に建つ2階建てです。外構はまだです。

内部はこんな感じです。

外でもない、中でもない空間に向かって、居間と3畳の和室がくっついています。コンパクトになればなるほど、敷地条件が厳しくなればなるほど大胆な処置と無駄と思われる空間が、よい居場所づくりの要になってきます。

上の写真はロフトです。奥様のために造られた場所。トップライトからの光がやさしく空間を照らしています。この写真だけ私が荏油を塗るときにとりました。

このときはまだ「見学会は来た方をあっと驚かせて・・・」なんて思っていましたが、この作業から帰ったとたんアウトでした。

ということで、明日いらっしゃる方は、ぜひこのあたりをしっかりと見てください。

 

しかし一応私も働いています。今日は

不動産屋さんと、春から取り掛かるお宅の解体状況の確認を。

不動産屋さんに「俺、インフルなんだ・・」と告げたら、サッと3歩ほど身を引いていました。明日もご依頼されている土地調査に行った後、アフターにちょっとよって事務所でゴソゴソと仕事をしています。

まだ、インフルエンザ流行っているようです。十分気をつけましょう。特に私が拾ってしまったB型、風邪と同じ症状で体温もさほど上がりませんのでこじらせる恐れがあります。

今回の病気で、プレゼンやお打ち合わせの数々、そして見学会のご案内ととばしてしまいまことに申し訳ございませんでした。

そして、来年は絶対予防接種をしようと誓いました。

 


岐阜市内の見学会でお知らせ

2016-02-21 | 日記

お知らせとご確認メールです。

本日、岐阜市内の見学案内メールを送りました。

けど、残念なことにエラーになる数も結構あります。

特に、docomoなど携帯メールにh届かない確率が大きいです。

タマゴグミに資料請求をされ、見学を希望される方でメールが届いていない方は お手数ですがご連絡ください。

連絡先は 058-372-2575 です。朝9時から午後9時まで毎日OKです。

お手数をおかけしますが、宜しくお願いします。

 


岐阜市で完成見学会を行います。

2016-02-20 | 日記

まずは本題を。

2月27日土曜日 28日日曜日と 岐阜市で完成見学会を行います。ブロzグでもたまに話題にしてきた、三方を高いビルで囲まれた街中の住宅です。

今回もいいですよ。自分で言うもなんですが、いい空間になっています。

詳しくはこちらをクリック。 タマゴグミ見学会

 

そうそう、空間といえば、私はよく「空間」という言葉を使うのですが、これには理由があります。

建築は空間を与える商売、設計士は空間を計画するのが仕事

と教えられてきたからです。

先日、大阪で久々にデザインされた住宅を見てきました。よくチラシで見る「デザイナ~住宅」というやつではないですよ。こんな感じです

当初は住宅として造られたのですが、今は事務所兼スタジオで使用しているそうです。

一部だけですが、なんとなくわかってもらえるでしょうか?どんなシーンでもスッと飲み込む力があるデザイン。

この建物の設計が凄いなと思うのは、色々細部がデザインされているのに(たとえば格子の扉とか、モルタル磨きの壁とか)存在を主張していないところです。

建築は主張しないほうがいいのです。「○○風」なんて大きなお世話なのです。

空間を完結させるのは、最後はお客様なのです。

納豆をマゼマゼしながら新聞を読む こんなシーンもサッと飲み込む空間がよい空間と私は思っています。

壁でもそうです。

絵画をぶら下げても、小学校でお子様が書いてきた絵をぶら下げても、「うん、いいじゃん。」という壁が理想の壁なのです。

 

そんな思いでタマゴグミは家を造っています。


最近多い建築相談は

2016-02-13 | 日記

最近、建築のご相談をよく受けるようになりました。

昨日の夜にもご相談いただいたのですが、建築相談の内容は色々です。

じゃあ、多い内容は? なんて解らないというのが回答かというと実は整理すると共通した悩みが見えてきます。

「何からはじめていいのか解らない」と 「不安で仕方が無い」です

 

私は、ご相談内容を受けながら、次の道を示し、不安を取り払っています。

・・・なんてことは出来ません。そんな力はありませんから。

 

私が出来ることは、家づくりのときに考えることと不安を問題に変えることを意識してお話しするだけです。

その中の、今日は不安を問題に変えることを説明します。

 

不安ってなんだと思いますか? 

ひとつは「ごちゃごちゃ」だと思います。

なんか訳がわからなくて、どうしたらいいかわからなくて、何が正しいか解らなくて・・・

 

だから、私がやることは不安に思っていることを伺い、それを問題に変えていくことです。

問題とは、回答がある 選択肢があるものです。

ごちゃごちゃだったものを整理することで AかBかC どれですか?と選択できるものに変えることで、一つ一つ解決していけると考えています。

 

不安のもうひとつは「確信が無い」だと思います。

実はご本人としてすでに回答を持っているのだけど、誰も同調してくれないから不安だと思うのです。そんな時 家づくりのプロといわれている人間に「こんな方法と、こんな方法がありますよね。」とアドバイスを受け、それが自分と同じ考えだったら「ホッ」として、決心がつくのです。

 

さて宣伝を。 タマゴグミでは建築無料相談を随時受け付けています。詳しくはこちらをクリック建築相談会

 

現場の様子です。といいながら写真少ないです。

岐阜の街中現場。最終仕上げの段階に入っています。

来週は外構や格子戸など外回りを、再来週は内部のオイル塗りや清掃を行います。

今月末に見学会予定です。 

 

大垣林町の現場です。

外部は出来ていますが、今後は内部の設備やオリジナルキッチンの組み立てなどが始まります。来月中頃に見学会予定です。

 

日野の現場は、大工工事が最終段階に入っています。大垣では、大工工事が本格的にスタートしました。そして、羽島で造成工事が始まりました。

こんな感じで ボチボチと進んでいます。

 

さてここからはおまけ。

初夏から着工予定のお客様のところへ行って来ました。

静岡の清水市です。

そう、タマゴグミは静岡に進出・・・しません。 岐阜に帰っていらっしゃる方のお宅です。

静岡に行くとなぜか富士山を見たくなるのです。ちなみに私はまだ富士山に登ったことはありません。日本人なら一度はとは思っています。

お客様に伺ったところ、一日で登って降りてくる弾丸ツアーというのがあるらしいです。

誰か一緒に登りませんか?

 

 


長持ちさせたいからスケルトンインフィル

2016-02-06 | 日記

まずは現場の状況です。

日野の現場では

ちょっと暗い写真ですね。

外壁は完了し、内部の仕上げ工事にかかかっています。そろそろ足場が外れる予定です。

中では大工さんが、こんな感じで作業をしています。

タマゴグミの家をもう数十棟建てていただいてる大工さんですので、細かなことを言わなくても私たちの意図を理解してどんどん進めていってもらっています。

 

大垣林町では

外部が終わり内部の塗装仕上げをしています。

折角のフルオープンサッシだから窓を開けて写真を撮ればよかった。 間抜けな格好が移っています。

なお、このサッシのガラスは2重のLow-Eガラスです。内部に熱線を反射する金属幕が入っているので、よく反射しています。

 

そして、先日建前を行った現場です。

外壁が一部を残し貼り上がっています。

実は、上2つの物件も最初はこんな感じでした。上2つの物件は柱2本、この物件は柱一本あるだけです。

間仕切り壁は、あとから大工さんに起こしてもらいます。

正直なところ、大工さんにとっては手間です。通常間仕切りにも柱が立っていて、それにあわせて壁を建てればいいので楽なのです。

なぜこのような構造にこだわるかというと、タマゴグミの家づくりコンセプトの「丈夫で長持ち」の長持ちのためです。

家を何十年と使っていくうちにやはり間取りを変えなくてはいけないときがきます。そのときに簡単に変えられるようにというのが狙いです。

この構造は大空間を取るためだけのものではありません。タマゴグミではあまりありませんが、細かく部屋を仕切る場合もこの構造にします。

 

今まで新築のために何棟も家を解体してきました。実は材木が腐ってどうしようもないという物件は殆ど無いのです。つまり部材としては使い続けられるものを壊してきたのです。

 

今まで数棟リノベーション工事を行わせて頂きました。 以前の間取りをコロッと変えたリノベーションです。

大変な工事でした。間取りを変えるために、新たに基礎を作り柱を建てて、梁をかけ直す。そのために新築と変わらないような金額がかかりました。

もし、構造が単純であったら、こんなことは無かったでしょう。

 

タマゴグミは当初より、単純な形に単純な屋根をかける家を造ってきました。そして今後も変わりません。

家には出来る限りデコボコはつくりません。四角と四角野組み合わせで作ります。

 

30年後に間取り変更がやりにくいものは結局廃棄物になるだけです。

それは、家は店舗や商業施設ではないからです。住んだ当初はいいけど10年後に飽きてしまうごちゃごちゃデザインをするのであれば何もしないほうがましです。

単純な形をどれだけ美しく表現できるか、これが設計力かなと思いボチボチとやっています。

 


大垣で建前でした と進化について

2016-02-02 | 日記

 

今日は大垣で建前でした。大工さんたちに遅くまで頑張っていただきほとんど形が出来上がりました。

夕暮れどき、ちょっと早めに仕事を終えたお客様が見守る中、大屋根(上です)では「ほ~ら、軒先沢山出てるけどこんなに丈夫だよ。」といわんばかりに軒先で大工さんたちがたむろしています。

下屋(下)では「もう直ぐ日が暮れる、ヤバイ。」と誰もが感じながらタマゴグミ仕様のややこしい屋根と格闘中です。

今回の建前は通常より時間がかかりました。その理由は

新しい屋根収まりです。

ずいぶん前よりやってみたかったデザインです。

デザインが優れた設計事務所さんなどがよくやる屋根収まりですが、タマゴグミは2重屋根になっているので通常の収まりでは出来ないのです。

 

まずは構造の問題。

積雪時や将来的に太陽光発電をつんだときに加重がかかると、たわんで躯体が外に開く恐れあること、棟の梁に欠き込みをするので、断面欠損になる事を考慮し、ぶざいを太くしました。けどそれでも心配なので、現在京都で建築の勉強に行っている島田君に、私のスケッチを渡し、構造の先生に裏づけをとってきてもらいました。

次にプレカットの精度の問題。

これに関しては、幾度か打ち合わせをして、ちょっと手間がかかるのですが、筋交いの収まりを応用して収めました。

そして施工性の問題。

今日やってみて、このスパンならできることを確認しました。

で、こんな感じになりました。

 

 

実物は写真よりもいいです。

タマゴグミは「設計事務所が家づくりをする」というコンセプトです。設計図を描くだけでなく、現場に行って大工さんと一緒に施工をするから、どんなデザインでも不安無く提供できます。

(と自慢してみる)

なんてカッコいいこと言っていますが、ここまでくるのにドンだけ悩んだことか。私気が小さいので・・・