岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

今日の現場の様子と「今日お電話いただいた方へ」

2016-03-31 | 日記

まずは個人的連絡です。

今日お問い合わせのお電話いただいた方へ。

タマゴグミはログハウスは出来ますか?という質問を頂いたので、うちはログハウスは出来ません。ビックフットさんが得意とされていますよ。とご紹介しましたが、訂正です。

今はビックフットさんじゃなくてBessさんといいます。ログハウスの超大手です。私、古い人間なので昔の会社名でご紹介してしまいました・・

 

さてさて、今日はお客様とお打ち合わせのあと、大垣の施工中の現場へ。足場が外れたのでウキウキと外観のチェックに。

現場に着くと、あれっ?大工さんがいない。

チョットしたらお客様のお父様とドライブから帰ってきました。なんか、大工さんの面倒まで見ていただいて申し訳ないです。。

外観はこんな感じで仕上がっています。

3メートル近く張り出した1階の軒が結構感じよいです。

そして中は

ボード工事を行っています。

ついつい天井の写真ばかり撮ってしまっています。

大工さんから「これ、一本づつ抜けるんじゃない?」といわれましたが、確かに構造的には半分の材料で十分です。

しかし、意匠的には(見ためですね)この数が必要と考え入れています。

 

設計事務所に勤めているときに、店舗の設計監理担当を行っていました。外壁にシャモットタイルという材料で仕上げました。

所長と外壁について打ち合わせしたときに、私がタイル割り(タイルをどのように貼るか書いてある図面)を見せました。そしたら所長が

「ダメだ! 目地は8ミリだ。10ミリは大きすぎる。もし10ミリではったら全部はりなおしさせるぞ!」

といわれたことがあります。

たった2ミリだから計算しやすい10ミリでいいじゃないか。とそのときは正直思いました。

そしてタイルが張りあがったとき外観を見て・・・(通常ここで ウンやはり8ミリで正解だった、美しい。と書くのが普通ですが・・) やっぱり8ミリの意味が解りませんでした。第一10ミリと8ミリを比べることが出来ませんので。

けど、今でもあの所長の言葉は鮮明に覚えています。

10ミリでもなく6ミリでもなく 8ミリ。

その寸法には確固たる信念がある。それが材料を生かそうとする執念かなと感じて、居間も時々思い出しています。

 

そして今日の夕方は

島田と共に墨俣一夜城近くにお花見へ。年に数日だけの風景です。なんか潔くていいですね。

 

 


3月末の現場状況です

2016-03-30 | 日記

4月中過ぎより、見学会をさせて頂くお宅の状況です。

キッチンが付きました。

今回の仕様は、天板が人口大理石でシンクがステンレスです。天板・シンク共にステンレスというパターンが一番多いのですが、次にはこのパターンがあります。

他には、オール人口大理石や人口大理石と陶器のシンク、タイルの天板、木の天板などのパターンがあります。

標準で、食器洗浄機も付いていますが今回はお客様のご希望で食器洗浄機を外し、その代わりに引き出しを増やしています。

廉価版のキッチンよりは少し高いですが、さほど高くありません。理由は施工者が建具屋さんと大工さんだからです。

杉の無垢材で作っていますので、将来的にはいい色になってきて使えば使うほど味が出て来ます。正直なところ無垢材ですので、1~2年間ほどは木が反ったりして引き出しが閉まりにくくなったりしますが、調整は可能ですし、暫くすれば落ち着いてきます。

ご見学いただくときにぜひ見てください。

 

次は岐阜で茶こうさせていただいた現場の数日前の様子です。

地盤改良を行いました。

エコジオ工法といって筒状に掘った穴に砕石を詰め込んでいく工法です。メリットは色々ありますが、私が期待しているのは価格の割には液状化に強い点です。

デメリットは、造成したばかりの土地では使えないこと、よう壁近くでもダメ、そして施工終了したときにお客様に「あれっ?どこを改良したの?」と思われてしまうほどの、存在感のない仕上がりです。

さて、4月から基礎工事に入ります。

 

羽島では、ご夫婦お二人の家の地縄張りを行ってきました。

凄くシンプルな形ですが、この縄張りから想像できないほど良いのです。(と私は強く思っています)

2階建てですがワンフロアーみたいな感じですし、軒がどーんと出ていて中と外を結ぶ空間がこれまたいいのです。縄張りをしながら、島田と二人で「ここにで~んと木を植えて、」とか出来上がりを想像しながらニヤニヤしてきました。

 

さて最後は

昨年完成したお宅に追加の工事に行ってきました。

小さなお子様が手すりを登ってしまってヒヤヒヤしているので、何かいい方法は無いかとの依頼を受けました。そして考えたのがこの方法。

中空ポリカ板を手すりにくっつけました。

この方法ですと、光は十分入りますし外から見ても取り付けられているのが解りません。また、お子様が大きくなり不要になったらビスを外すだけで元通りになります。

なお施工は大工さん、じゃなくて私です。だから安価に出来るのです!

 

こんな感じで現場は進んでいます。


見学会が終わりました と 地鎮祭を行いました

2016-03-21 | 日記

大垣の家の地鎮祭が本日終了しました。次回は岐阜市で4月の中過ぎです。

今回も、色々なご相談やヒアリングの予約を頂いています。今後ボチボチとやっていきます。

しかし、今年のインフルエンザの猛威は凄いですね。「見学できなくなりました。」とかご主人だけいらっしゃったり、お子様連れのご主人が奥様のために写真を撮っていかれたりとか・・

今日はいらっしゃったお客様に、タマゴグミがなぜ施工も行う設計事務所になったのかという話をしました。

2つ理由があるのですが、ちょっとその話を紹介します。

ひとつは、コスト管理です。

設計事務所の立場だと、こうしたらコストが落ちるはずだということも、現場でお金の責任を取れる立場じゃないのであきらめてしまうことが多いのです。それと、職人さんたちも慣れていない方法だといくら簡単でも時間がかかったり失敗したりするリスクが伴うので、安い金額では「ウンやってみよう」とは言えないのです。

作る立場であれば、「こうすればコストは抑えられるはず。もし抑えられなかったら自腹で出す。」と言える様になりました。

これは、コストだけではなく、デザインや仕様についても同じです。

 

もうひとつは、「同じものをつくり続ける」です。

日本で優れた住宅建築家さん(岐阜でも数名いらっしゃるのですが)はいつも同じテイストのもの、同じような空間の家を造っていらっしゃいます。それは、繰り返すことでどんどんクオリティが上がっていくことを知っているからです。

設計事務所の立場だったときから、私はそれを知っていました。しかし、お客様から見たら手抜きに見えないかそれが不安で不安でたまりませんでした。だから、無理をして外観を凝ってみたり、収まりを凝ってみたりしていました。いつも違うものを造っていたら、品質の向上と安定からはなれてしまうことを知っていながら。

タマゴグミになってからは、「私は造る立場の人間」と吹っ切れて、同じようなものを造りだしました。

なんとなくカッコいい話のように見えますが、正直なところ建築士という立場では自分の意思を通す方法が解らず、気が小さかっただけなのかもしれません。現に、設計事務所のみで多くの方々から支持される方はいらっしゃいます。

と、こんなお話をしました。

 

さてさて話は変わって

日曜日の風の強い早朝に、岐阜市で地鎮祭を行いました。風が強すぎて、テントも建てられずお客様には寒い思いをさせてしまいました。 こうなったら、暖かい家を造って挽回するしかないと思っています。 今月末から地盤改良工事より始めます。

タマゴグミとしては大き目の家の縄張りをお客様と一緒に確認をしました。

お車を持ってきていただき、道路からの乗り入れの感じとかを確認してもらいました。敷地でちょっと気になることがあるので、今週末に安城の師匠のところへ行ってアドバイスをもらってきます。更なる良いご提案ができたらと思っています。

そして見学会の合間に近くの大垣のもうひとつの現場へ。

こんな感じでボード貼りが進んでいます。

このお宅は、断熱材にセルロースファイバーを使用しています。

 

さて、来週からは岐阜の現場に仕上げに通います。

 


見学会の状況と 雑談

2016-03-18 | 日記

大垣の見学会ですが、平日に関わらずぼちぼちときて頂いています。本日も2組の方をご案内しました。帰りがけにちょっと写真を撮ってみました。

こんな感じです。

日曜日の午後と月曜日の夕方に一組づつの 空きがあります。

ご希望の方はご連絡ください。連絡は058-372-2575(朝9時から夜9時までOK)です。

 

雑談です。。

最近、空家問題が話題に上がりますね。私の周りの不動産屋さんも空家対策をと色々動いています。けど、なかなかうまくいかない。

 

昨年、知り合いの不動産屋さんにつれられてある町を見学しました。蒲生四丁目。たった二人のコーディネーターが、空き家に息を吹き返している町です。具体的に言うと、空き家を店舗に改装してやる気のあるオーナーさんたちに貸し出しているのです。こんな感じで

今年中には80店舗に増えるそうです。

昨日、オーナーさんたちの定例会議があるということで、「坂角のゆかり」をもってお邪魔しました。 何で岐阜なのに坂角のゆかりなんて聞かないでくださいね。だって鮎餅じゃあ、数が・・・

まあ、それはいいとして・・・

今回は年に数回行っているイベントの打ち合わせ会議でしたが、同業者さんたち、それもテリトリーが重なっている方々がひとつのイベントを盛り上げるのに色々意見や労力を出し合う姿はなんか凄いんですね。

 

このスタイルで空家対策が岐阜で出来るか?というと、まず無理です。色々な条件が重なってこの町ではこのスタイルが成り立っています。

会議が終わって、代表の和田さんに思いを伺いました。そしてわかったことは根本に「こんな町をこんな人たちとつくりたい」という思いがあるのですね。その思いの中には空き家住宅がどうのこうのなんて無くて、あったから使った、という感じなのです。

岐阜ではこのスタイルは無理だとしても、なんか違う方法があるはずです。その方法を見つけ出すにはどんな町がつくりたいかという思いが無いと難しいのですね。

空家対策は建物そのものを見る前に、街を見渡すことからはじめたほうが良いようです。

 

と、こんな事を書きながら、タマゴグミは空家リノベーションを本格的にやっていくのか?というと今は考えていません。

まずは、空き家をうまく利用している街を見せてもらいながら、さらには今後地方でも空家活用を考えている和田さんの考えを聞くことで、新築に役立てようと思っています。

なぜ、その家は再生できたのか?再生させやすい構造は? 再生させやすい地域はどんなところか?を知るには具体的に再生している現場を見るのが一番です。

来月もがもよんにお邪魔する予定です。

 


大垣の家 見学会予約状況です

2016-03-13 | 日記

 

明日14日 月曜日から 再来週祝日21日月曜日まで 大垣市林町で予約制見学会を行います。

居間のところの予約状況です。

水曜日・木曜日以外は平日はまだ余裕です。19日土曜日は夕方以外 20日日曜日は午後3時以降 21日は午前中と午後3時以降が空いています。

ということは、まだがら空きじゃん ということです。 ぜひおいでください。

予約TELは 058-372-2575(毎日朝9時から夜9時までOK)です。お待ちしています。

 

昨日、掃除が終わりました。

オリジナルキッチンの様子です。

今回はご主人もキッチンに立たれることが多いということで、高さを90センチにしています。

オリジナルですので1センチ単位で高さが決められます。よくあるパターンが

「90センチにしようかな? 85センチにしようかな?」と迷われている方に

「じゃあ87センチにしますか。」なんてふうに高さを決定するのに便利です。

 

そして今回私は

ご主人のリクエストで、机のかわりにカップや食器を飾る 吊り棚を作っています。

明日の夕方あたりに取り付ける予定です。オイルフィニッシュ仕上げで結構いい感じに出来ています。

ぜひ私の新作を見に来て下さい。

 

さてさて、話は変わって 今日 建築相談を頂いた内容からです。

直ぐ南に家が建っている土地にどうやったら明るい家が建てられるかというご相談です。

窓の開け方 吹き抜けの活用 場合によってはトップライト と方法は色々あるでしょう。

けどひとつ見落としがちなことがあります。

それは、南の窓を開けると お隣さんの北側、通常デザインもいまいちだし、モノなんか置いてある方向 を見るということです。

いくら部屋の中を明るくしてもその景色が心を暗くしてしまいます。その景色をどう消すか、が結構重要な内容なのです。

これがうまくできると、太陽の光がサンサンと入らないとしても結構ホッとできる空間が出来るはずです。

 


完成見学会の案内を発送いたしました

2016-03-08 | 日記

14日から20日にかけて行います大垣市の完成見学会の案内メールを、本日の夜にメールいたしました。

携帯メールが上手く送れていないかもしれません。今週末までには何らかの方法を考えて送りなおしますが、タマゴグミに登録いただいていて案内が届いていない方はお手数ですがお電話ください。

連絡番号は058-372-2575です。あさ9時から夜9時まで受け付けています。

また、ご登録いただいていなくてご興味のある方もお電話ください。

詳しくはこちらを  タマゴグミHP

 

さて、今日の大垣の現場は

荏油を塗りました。

塗って直ぐは、こんなにベタベタです。約1日でべたつきは無くなる程度に吸い込んでくれますが、全くべたつかなくなるのには約2週間程度はかかります。 その間お客様にはご迷惑をおかけすることになります。

これを塗ることで、汚れ防止と杉板がいい色になるお手伝いになっています。京都の老舗油店の油をタマゴグミ創業以来ずっと使い続けています。

こんな感じで仕上げが進んでいます。

ぜひ見学にお出でください。

 

さて、他の現場ですが

大垣の現場です。今回の断熱はセルロースファイバーを使用します。その下準備が済んだところです。

 

岐阜の街中の家、お引渡しが終わりました。

お客様を待つ間に3畳の和室にたたずみながら全体を見渡していました。

自分で言うのもなんですが、いい感じに出来ていると思います。

 

こんな感じで、現場は進んでいます。


3月の見学会案内をアップしました

2016-03-03 | 日記

3月の14日から20日までの間 大垣市にて完全予約制の完成見学会を行います。

24坪ちょっとの間四角のなかにお客様の思いと夢を詰め込んだお宅です。詳しくはホームページをご覧ください。 タマゴグミHP

完全予約制にして数回目の見学会です。チラシも出さない、ただ登録いただいている方にメールを送るだけの見学会。

毎回 「今回こそ誰も来てくれないんじゃないか?」という不安と戦いながらやっています。見ていただく方々には好評ですし、結構多くのお客様に見ていただいていますのでこの方法を暫く続けていこうと思っています。

ご興味のある方は、タマゴグミのいえづくり勉強ツールをお申し込みになり、ご登録ください。

家づくり勉強ツール

 

さてさて、現場の様子です。

4月完成予定のお宅の足場が外れました。

ウン、オーソドックスな格好でいいです。派手さは無いですが、いつまでたっても飽きの来ない形、オーナーさんがいくつになっても似合うかたちになっています。

商業施設は別として、住宅は時間の流れを考慮してデザインをしなくちゃいけないと思います。今、よくても 10年後残念になってしまうデザインはいくら世間受けがよくてもしない方針にしています。

これ、普通の形に見えるのですが、それを実現するために結構考えています。

階高や、屋根の勾配、軒の出や高さなど どうしたら落ち着いて見えるだろうなんて考えながら決めていっています。

 

さて、今月見学いただく現場は、

オリジナルキッチンがセットされました。この状況で大丈夫か? と思いますよね。

私たちにとっては、ここまできたら「おお~ほぼ完成した。」という気分になります。

このあと、養生を外して荏油塗りなどの作業を行っていきます。

 

もうひとつの大垣の現場は

床はりが始まりました。床を貼ったら直ぐに養生をしてしまいますので完成するまでこの床が目に入ることは殆どありません。次回お目にかかるのは5月終わり頃です。

そして岐阜市内では

地縄張りを行ってきました。

地縄張りは殆ど私が行います。というのも、これをやりながら設計の確認をするからです。特に今回は南側にお隣さんが迫っている土地ですので、この影を見ながら凄く考えるわけです。

この段階で大きな設計変更を行うことはほぼありませんが、細かな設計調整を行うことは多々あります。

今回も 窓の位置や大きさ、軒の出の調整 配置の見直しなどを検討、ちょっとでも良くなるようにと変更をしました。

 

こんな感じで工事は進んでいます。