岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

釘の検査とうんちく

2012-05-31 | 日記

各務原の現場へ外壁構造壁の釘チェックに行ってきました。

タマゴグミの家は殆どが面材(構造用合板もしくはダイライトなど)で耐力壁をとっています。耐力壁とは地震や風が吹いたときに、建物が変形しないように耐える壁です。主には筋交(すじかい)か面材のどちらかで耐力壁は作られています。

私は、筋交は補助的に使用しています。というのも、筋交は計算どおりの耐力が出ない場合があるからです。

 

写真は面材をとめるための釘です。CN50という釘です。5センチの長さのくぎもいろいろあります。

釘の種類は重要で、種類が違うと太さや頭の径が違い、引き抜きやせん断に対する力も変わってしまいます。

CN50に似た名前で NC釘というのがあります。 

NとCがひっくり返っただけですよね。けど、この釘を使って面材を打つと、肝心なとき家がひっくり返ります。太さがまったく違って、CN釘の半分程度の断面積しかありません。

 

構造面材に使用してよい釘は CN釘 もしくはN釘です。 見分け方は色です。  5センチのCN釘は写真のように緑です。5センチのN釘は通常黒色です。

打ち込んでも写真のように色がわかりますので確認が出来ます。ちなみにこのうち方は合格です。

恥を忍んで出してしまいますが、これは不合格です。 めり込みすぎです。 こんな場合は打ち直してもらいます。

今日も何箇所かあったので、打ち直してもらい明日再検査です。

 

 

 

 

 


ホームオーナー会と建前です

2012-05-28 | 日記

日曜日はホームオーナー勉強会でした。今流行のFacebookについてでした。facebookの便利なところと危険なところ、個人的にはどんな楽しみ方があるのか、商売はどんな活用方法があるのかをお話させていただきました。

参加者さんから企業の情報漏えいのリスクとルール作りについて質問されたときには、ドキッとしました。立場が変わればこんなリスクもあるんだと気づかせていただきました。

 

その後、2次会。次の日が建前ですので、8時までという強い意志で望んだのですが・・・結局5時半から9時過ぎまで、それも結構な量を飲んでしまいました。

うちで建てるお客様は趣味も結構同じな方がいらっしゃって、マニアックな話題で盛り上がっている方々もいて、やってよかったなと感じております。

 

またやろうと思いますので、ぜひ参加ください。 次はビアパーティかななんて思っています。

 

さて、今日は各務原で建前でした。お客様にも一日立ち会ってもらい、よい建前となりました。

22坪の面積に4人のご家族が暮らす家。今回タマゴグミが出した回答は2階の居間と、それに付随する屋根つきバルコニーの一体化です。

完成したとき、きっとあなたが「え~っ、すごい!」とついつい言ってしまうような空間に仕上がるはずです。(たぶん・・・)

今日の建前は

赤軍団に協力してもらいました。建前に協力いただくのは2回目です。

狭いところで建前を行うとき、彼らの本領が発揮されます。その理由は、彼らはこんな武器を持っているからです。

住宅専用の電動クレーンです。

狭い場所に設置可能で、なおかつ静かです。  けど、欠点もあり、動作が少々遅いのと、重いものは吊れません。

けど、これを駆使して彼らはチャッチャと建前を強力サポートしてくれます。

 

このブログ、プロの方もたくさん見てもらっているようですので、彼らをご紹介しておきます。

東京BK各務原SC(058-371-7095) です。

建前のとき、特に狭い場所のときは一度検討してみてください。

「なんか、タマゴグミがあんたんち良いって言っていたけど。お値打ちにやって。」と連絡していただければきっと

「はあ? タマゴ何チャラ それ 誰?」という答えが返ってくるかもしれませんが。。

 

 

 

 


当日申し込み大歓迎です

2012-05-27 | 日記

明日日曜日は、ホームオーナ勉強会です。事務所で2時30分から行います。まだ参加可能ですので、よろしければおいでください。詳しくはホームページを。

タマゴグミ

 

月曜日は各務原で建前です。4人家族のための22坪の家です。2階に居間を持ってきて、その前には深い軒のしたにちょっとしたテーブルが出せるバルコニーが。 いい感じになるはずです。

お昼から現場へ行って、材料搬入状況と足場の状況を確認、そしてあとはせっせと養生を。

ブルーシートで材料が包んであるのですが、気になるところがいっぱいあり、包みなおしたり補強したり・・・

ブルーシートは夜バタバタと音がするんですね。回りの方に迷惑をかけてしまうのですが、ちょっとでもましにしようと思ってやっています。

 

今回は場所が狭いので、トンボクレーンというものを使って行います。結構面白い機械ですので、月曜日にアップします。

 

さて、午前中は

もぐってきました。このお宅はもう5回目くらいです。もぐるとなんか懐かしいのですね。 ここに配管があって、ここにダクトが・・・大体覚えています。けど、1年で少しですが変化しているのですね。

今回は、断熱材が一部垂れ下がってしまっていました。それを押し込んでテーピングをしてきました。

 

さてさて、昨日は

タマゴグミ2棟目のお客様のところへ。お隣に住むお父様からの依頼で、倉庫に窓をつける下見に行ってきました。

玄関の花や木々はお父さんの努力の結果です。やっぱり緑がある家はいいですね。

 

さて、月曜日は上棟、天気よ持ってくれ。。


今日も耐震化講習

2012-05-24 | 日記

この写真のもの何かわかりますか?大工道具みたいですね。

耐震診断に使う道具です。この中でも一番高いのはシュミットハンマーというコンクリートのアシュク強度を測る機械です。

今日は、先日に引き続き名古屋で耐震改修の研修を受けてきました。今日の研修内容でぜひあなたにお伝えしておきたいことを書きます。

 

兵庫県南部地震のときお亡くなりになった方の80%は地震5分以内に亡くなっている。という事実。

これは、建物の下敷きになってお亡くなりになったことが多いということです。

じゃあ、今、新築している建物なら大丈夫だろうと思われますよね。 はい、崩れることはありません。しかし、家の中のテレビやタンスなどの家具が襲い掛かってきます。今一度家具等の置き場を考えてください。 特にお休みになる部屋に置いてある家具などは大変危険です。

 

まともな耐震改修は価格が高いという事実。

昭和56年以前の家は、高い確立で耐震性が弱いです。大きな地震(震度6弱)が来たとき、大破するという評価点0.7以下の建物が多いです。(今の最低基準を1としての点数です)

しかし、耐震改修はぜんぜん進んでいないのが現状です。その理由は、評点1.3程度(震度6弱のときに使い続けられるレベル)を目指す耐震改修をすると価格が高くて出来ないという事実があります。

そんなときはどうすればいいのでしょうか?

それは、「一度にやろうとしない」ということです。

評価が0.4の家を1.3まであげようとすると大変です。ですから、まず0.7まであげようと計画するのです。

0.4なら震度6弱で倒壊してしまいます。しかし、。0.7なら大破はすれど命は助かる可能性が高いのです。

前のブログとちょっと違うことを書いていますが、今日研修をうけて、まず動くことが大切だと知りました。

 

ここ数日、まじめなことを書いていますが、研修内容が生命にかかわることでしたのでお伝えしたいと思い書きました。

 

さて、各務原の現場です。 昨日より土台伏を行っています。土台はヒノキ4寸角です。黄色いのは防蟻剤です。

今回はフラット35基準で作る必要がありますので、土台の上にロングキソパッキンを使用しています。フラット使用にしない場合は、基礎にべたっと土台を乗せています。

月曜日まで天気持て~ 

 

 

 


耐震補強 これも一理ある考えだなと

2012-05-22 | 日記

昨日は金環日食でしたね。(昨日はその話題で持ちきりでしたので一日ずらしてみました)。出勤を遅らせ自宅で観察。

これは庭の木々がつっくた影。金環日食しています。このときふと思ったのが、金柑の木を育てときゃよかったなということ。理由はくだらないからやめておきましょう。

 

さて、昨日は耐震の勉強会へ行ってきました。

新築の方の場合は今はどの会社でも耐震強度はしっかりありますので、大きな地震が来ても少し壊れはしても倒れることはないでしょう。問題は、昭和56年以前に建てられた建物です。

耐震性能は低く、今後必ず来るといわれている東南海沖地震のときには倒壊する可能性が高いのです。

写真は名古屋工業大学 井戸田先生の講演です。先生は、耐震改修を研究されています、それも、机上の空論ではなく実際に使え、しかも安い方法を研究されています。その先生の話でぜひ紹介したい内容がありましたので書きます。

「耐震改修をしたほうがいいよというと、特にご年配に多いのですが、 「いいよ、大きな地震が来たら わしゃ建物と一緒にあの世に行くから」とおっしゃいます。そんな方に言うのです。

「もし、もし家が大きく壊れて使い物にならなくなって、でも、あなたが生きていたらどうするんですか? その後、本当に大変ですよ。だから、大きな地震が来ても、少し直せば家は使えるというところまでの回収をしたほうがいいのじゃないですか?」

人として言ってはいけない言葉かもしれません。しかし、現実に家がなくなってしまった、けど、生きているというつらい状況の方々がいるのです。」

 

人にとって命は一番大切なものです。だから命は守らなくてはいけません。けど、命を上手に使うには今の世の中環境が必要です。

耐震改修=人の生活の環境を守る  と考えさせていただけたよいお話でした。

 

タマゴグミとして耐震改修は積極的にはやってきませんでした。というか、やっていませんでした。けど、昨日の話を伺い相談はきちっと受けようと反省しました。わたし、一応 耐震診断士の免許持っています。

 

さて、今日は、来週立て方の現場にいったあと

土地を見てきました。 ちょっと前に行ったときは造成中で中に入れませんでした。今日は中に入っていろいろ検討してきました。

前回まったく気づかなかったことに気づけて、提案に深みが入る・・・といいな~。

 

 

 

 

 


この土日は

2012-05-19 | 日記

昨日は

 

地鎮祭でした。

ところで、地鎮祭を行ったことはありますか? しょっちゅうやることじゃないので、ないですよね。

神主さんが祝詞をあげるのですが、途中神様を迎え入れるために「オ~~~」っと唸るんです。

その唸る前に、中段左の坪みたいなもののふたを開けるのですが、たまにハクション大魔王を思い出してしまうのは私だけでしょうか。

 

その後プレゼンテーション

これは、プレゼンのために島田君が作った模型の写真撮影風景。それにしても机が乱れている・・・・まあ、模型を作った後なのでよしとしよう。

 

今日はお客様と一緒に土地を見に行って、午後からは建てさせていただいたお客様のところへ写真撮影とインタビューに

うるさい上司(私ですね)から写真にいちゃもんをつけられ、追加で写真を撮っている様子です。

 

奥様がインタビューで家の傷についてこんな話をされました。

昨日のプレゼンテーションでお客様に無垢材の傷について聞かれたのでその補足説明になるかと思い書きます。

 

住み始めてすぐは、むちゃくちゃ気になりました。 特に主人は。子供がおもちゃを落とすたびに、神経質になっちゃって。

けど、今はこの通りです。(お子様が大胆に遊んでいる姿をさして)まったく気にしていません。

 

殆どの方がそんな感じです。多分ですが、タマゴグミが使っている材料が採れたてそのまんまを、素材のまま使っているからだと思います。

たとえば床、ウレタンでピカピカに塗装された床は、その状態が一番整っていて美しい状態です。だから傷はマイナスになると思います。

けど節のある杉床などは、もともと整っていないので傷がついても節の仲間みたいに感じ、ああこれもありか。と感じるのでしょう。

 

どちらがよい悪いとはいえません。選ぶのはあなた自身です。

ウレタン塗装の床は傷がつきにくくなっていますし、完成当時の美しさを長く維持できるようになっています。

節つきの無垢の床は、傷がつきますが変化が楽しめるようになっています。

どちらもよい材料です。

 


刈谷でアンティークな家を建てるのならここです。

2012-05-16 | 日記

ドルフィンスクエアさんに訪問してきました。刈谷でアンティークショップとカフェそしてアンティークな家をこだわって作っている会社です。

タマゴグミの理想系の会社。 約1年前に知って、いつかは訪問しようと思っていてやっとお邪魔できました。

 

タマゴグミの次期計画に欠かせないカフェとショップ。これをどうやって開いたかとか、なんで社長はそんなにカッコいいのとか、儲かりまっか~とか根掘り葉掘り聞いてきました。そして、タマゴグミの次期計画の時には協力してもらえるようにと、勝手に約束を取ってきました。

 

ドルフィンスクエアさんの扱っているアンティークは、社長自らヨーロッパ 特にイギリスやフランスなど、社長の人脈だけで田舎を回り直接交渉で手に入れてくる本物ばかりです。来週から3週間、また買い付けの旅に行かれるそうです。(私も一度いってみたい。「ちょっとイギリスまで買い付けに」って。私の場合せいぜい、「ちょっとホームセンターまでブルーシートを買出しに」ですから)

タマゴグミでもステンドグラスをたまに入れますが、次回からはここにお連れしようと思っています。

 

いろいろお話しするあいだに解ってきたことは、小さな会社はやっぱりブレちゃいけないなということ。

アンティークの家は価格もそれなりにしますし、求める方もすくない。けれど、アンティークのよさを知ってしまった社長としては、アンティークを取り入れない家はやらないという方針。 だから、よいお客様とめぐり合いよい仕事をやり続けていると感じました。

 

タマゴグミも造る家は、今のスタイルの家だけと決めています。私が不器用で他の家を造れないということもあるのですが、やっぱりいい家は今のスタイルと信じているから。  いい勉強をさせていただきました。

 

写真は打ち合わせ室にあった、黄金バットのおもちゃ。 うちの島田君に「おっ、黄金バットやないか」といったら、「は? 黄金バット、どこですか?」と

もしかしたら、こいつバットを探しているな? と思ったら案の定そうでした。 ところであなたは黄金バットを知っていますか?

知らない方のために。黄金バット

 

いろいろ教えてもらったのに、食事までご馳走になりました。刈谷では有名なインドカレー屋さん。チーズナンがGoodです。

カレーを食べに行ったのに、島田はドルフィンスクエアさんの新人とビール対決。1時間ほどで1人ピッチャー一杯づつ空けていました。

 

ホームオーナー様へ

そんな酒豪島田が企画した勉強会 行います。 詳しくは タマゴグミホームページより  タマゴグミ


ノスタルジックと新しいもの

2012-05-14 | 日記

日曜は親戚が集まってお食事会。俗に言われる法事というものです。

小さなころは夏になったら1週間くらいお邪魔していた場所。懐かしくなりちょっと歩いてみた。

ずいぶん変わってしまったのですが、名残が少し残っていました。

場所は中津川です。中津川の路地にはこんなところがいっぱいあります。

山からの湧き水が小さな水路を走っていきます。いい町なんです。

 

その後場所を移動して食事会。

50年以上前に皇太子殿下も宿泊されたというお部屋。古くて趣のある建物です。

耐震なんて関係ないねといわんばかりの大きな開口に木の窓。ガラスはフローとガラスの初期のものだろうと思うちょっとひずんだガラス1枚。 断熱??はあ~なに~  と言わんばかりの設え。

私はもう、寸法がとりたくなるほどの感動。いい、実にいい部屋だ。 きっと皆さんも・・・・と思ったのですが、外の新緑は美しいねというものの、部屋の感想はゼロ。

今回の参加者は年齢が高い。60歳代後半が主です。70歳代のかたが部屋の感想をぽろっと言った。「古くさい部屋だね。」

 

その時ハッと気づきました。そうか、その方にとってこの家のスタイルは若いころの生活そのもので、特別な目で見ていないんだ。そして、寒い厚いといういやな経験。水がもったり、自分の居場所がなかったり、うるさかったりという経験もしてきている単なる古い空間なんだ。

 

最近岐阜の街中でも、古い感じの民家がバーになったり居酒屋さんになったりしています。そして若い方々でいっぱいです。

私もたまにそのような店に行きます。ノスタルジックな気分に浸りに。

 

ノスタルジック??? いやいや、違うな。本当は新しいものなんです。特に若い方々はこのような空間を経験していない。テレビや映画では見たことがあるからノスタルジックという言葉を使ってしまうのですが、実は初めての経験であり、新しいものなんですね。

 

設計屋としてはここを間違っちゃいけないのです。

今のかたがたは、古いものをほしがっているんじゃなくて、古きよき時代を感じさせる新しいものを求めているんだということ。

だから、古い建物だからといって、性能を軽視することは出来ません。

いいことを教えてもらった日曜日でした。


6月発行の土地本の状況です

2012-05-12 | 日記

6月に土地がない方のための本を出す予定です。

とえらそうに書いていますが、いつもの手作り本です。

タマゴグミが6年間、土地探しや土地購入のお手伝いをしてきたノウハウをまとめてみました。

 

そして今日は、今土地を探していらっしゃるお客様を不動産屋さんへお連れしました。

そのついでに、出来立てでまだ編集も終わっていない本をいつもお世話になっている不動産屋さんへ渡してきました。

 

いつもの家の本ならまず間違ったことは書いてないという自信はあるのですが、土地となるともしかしたら間違ったことを書いているかもしれないと思い、確認してもらうためです。

 

土地探しは重要です。ですので間違いのない探し方をしてほしいと思っています。

ご希望の方はホームページトップの500冊・・・の写真をクリックしてみてください。最後に予約のフォームがあります。

タマゴグミ

 

写真は夕方の各務原の現場の様子です。この土地購入もタマゴグミがアドバイスをさせていただきました。

 


朝から水遊び

2012-05-11 | 日記

水遊び・・・をしているわけではありません。

昨日打設したコンクリートに水をまいています。コンクリートは水を得て硬くなるという性質があります。

明日も水をまくのですが、出勤が私だけのようで必然的に私が行います。

 

この近所、いま建築ラッシュなんです。ほんの20メートル隣でも新築をしていますし、さらに50メートルほど先では、大規模改修を行っています。多分、タマゴグミ施工の家が一番小さい家だと思いますが、それでも「おお~広く感じるな~」と思える家を目指しています。

写真の青いヘルメットは島田です。コンクリートの出来をチェックしています。