岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

岐阜市太郎丸 住んでいるお宅見学会

2019-11-25 | 日記

日曜日は岐阜市太郎丸で住んでいるお宅の見学会を行いました。

9組の方にご予約頂き、皆さんにゆっくりしっかりと見ていただきました。

一日お付き合いいただいたお客様には感謝いたします。

おいでいただいた方のご感想で多かったのが、暖かな感じがするお宅だということでした。確かに性能もよく、ご主人曰くエアコン一台で何とか冬を過ごせるということもあるのでしょうが(さらりと自慢・・)それよりも私が感じたのは 住んでいるご家族が暖かい感じがするお宅に育てていただいているということです。

新築と違い、2年間で置いたものやチョッとした傷、飾り付けの写真や絵、作りこまれた庭、何気なくぶら下がっている洗濯物・・・それら全てが暖かく感じさせたのではと思います。

いつも建てさせて頂いたお客様のところへ行くと、家は建ってから成長していくんだなと感じます。

私たち建築屋そんな成長する箱を造っている商売だと思います。だから最初に無理をして飾りつけをしないことは重要かと思います。

きちっとした箱を作り、あとは住まうお客様にお任せする。そんなスタイルを今後も続けていきたいなと思った1日でした。

 


銘木のお助けマン +お知らせ

2019-11-20 | 日記

昨日は構造の勉強会。年に数回、構造について教えていただいています。

いつもタマゴグミでは設計した物件の構造計算はパソコンソフトにお任せして計算しています。そうすると、地中梁は鉄筋何本で深さどれだけでという結果が出てきます。それに従い施工しています。それで安全な家が出来るのでいいのですが、やはり理屈をきちっと知りたいということで教えてもらっています。

講師の佐藤先生。露出許可は受けていません。まあ、先生 このブログまで見ないから大丈夫だろう・・・

このような場は大切だと感じています。自分が考えている工法や手法などを質問して、それが可能かどうかとかの検証にもなっています。今の家造りは勘と経験では何ともなりません。科学的な裏づけがあってこそ正しい施工が出来ると考えています。

 

そして、月曜日はここへ。

居間施工中のお宅のキッチン天板を探しに銘木屋さんへ。銘木の板を普通に買ったら1枚数十万になることもあります。それを何とか安価に仕上げたい、そんなときに頼りになるのは谷口さん。

「谷口さん、キッチンの天板がほしいのだけど・・予算は、これだけ(指で予算を示す。うちが使う材料は10本指の範囲で収まります)」

「う~ん、探してみる。」

今回は継ぎ合わせるといういい提案をしてもらい、何とか予算内に収まりそうです。

いつもありがとうございます。

さて、お知らせです。

住んでいるお宅の見学会が24日日曜日と迫ってまいりました。午前中は定員になりましたが 午後はあと3組の方に見ていただけます。

ご希望の方は、こちらからどうぞ。 タマゴグミ見学会


お子様のための間仕切りつくり ゴマタマゴの活動

2019-11-16 | 日記

今日はゴマタマゴの日でした。

ゴマタマゴ??とは、今まで造らせて頂いたお宅のお客様と一緒に間仕切りやなどを作る日です。

今日はお客様の可愛いお嬢様からの依頼で子供部屋を二つに分けてきました。

お伺いしたのはこのお宅

お引渡しをして10年以上経つお宅です。玄関に自転車がぶら下がっているところなんかなんかお洒落ですね。

今日の作業箇所は2階です。

作業をしているのは大工さん、、でなくてお客様です。今回は私は材料のカットのみで組み立ては全てお客様に任せました。

こんな感じで間柱を立てて

シナ合板を貼り付けて完了です。

総額税込みで約8万円です。今回チョット価格が高いのは壁部分にあとから棚等を取り付ける予定があり、材料として使ったシナ合板の厚みをアップさせたことと、ロフト用の桧合板をプラスしたためです。

将来お子様が使わなくなったら約半日で分解できる間仕切りです。

 

お知らせ

11月24日 住んでいるお宅の見学会を開催します。

現時点の予約状況ですが、午前中は一杯になりました。午後からはあと半分、4組様の空きがあります。ご興味のある方はこちらをどうぞ

住んでいるお宅の見学会

 

 


土地を売らない不動産屋さん??

2019-11-10 | 日記

まずお知らせです。

10月24日に住んでいる家の見学会を行ないます。こちらに案内がありますので見てみてください。見学会の案内

 

昨日は、お引渡しさせていただいたお宅に追加の扉をつけたり色々やってきました。

弊社の島田が先に行って作業していたのですが、ついたら家には島田が一人、留守番をしながら作業をしていました。うちはみんな良い人に見られているようで、留守番率や子守率が高いです。

昨日は天気が良かったのでフルオープンサッシは開けっ放し。お客さまがカーテンを自作していました。

なるほど、こんな感じもいい名と思いました。

 

今日は大垣の現場の基礎水養生。

コンクリートを打設した後は必ず水養生をしています。コンクリートは水硬性の性質があります。水を十分与えることによって、ひび割れが少なく良いコンクリートになります。

 

さてさて、本題です。

今日、不動産の相談を受けていました。 現在お住まいになっている大きな土地付きの家をどうしていったらよいかというものです。

内容は個人情報ですので書きません。ここでは考え方のみを書きます。

大きな土地’(例えば300坪とか)に家が建っている場合最初に浮かぶのが

リノベーション、ですね。最近流行の古民家改装なんかが代表例です。私はこのやり方はあまりお勧めしていません。将来発生するであろう相続のことを考えるとどうしても問題が発生するケースが多いからです。古い建物を有効活用して、というのが自然に優しいのかもしれません。建築屋としてはその方法を薦めるのが筋かもしれません。

リノベーションする際は遠い将来のことをきちっと考え、覚悟を持って行なうのであればなんら問題がありません。しかし、その覚悟なしに行なうと将来的に問題を抱えることになりかねません。

次に考えられるのは、分筆をして一部を自家用に使いその他を売ってしまう方法です。この方法、結構使えると思います。現時点での税制が結構有効に使えますので、上手に活用すれば所得控除や非課税の贈与枠を利用して有利に新築が建てられます。ただし注意が必要です。それは分筆の方法です。間違えてしまうと所得控除が使えなくなってしまいます。

最後は一番すっきりした方法。全て売却してしまう方法です。

スッキリしていて税制面も有利なのですが、なんか寂しさを感じる方法ですね。ただ、土地形状や立地条件によってはこの方法がベストの場合があります。

 

このようなケースの場合のポイントは、1.将来の相続を考える  2.将来必要な家の大きさを知る 3.税制優遇をうまくつかう ということです。

古くなった家を考えるにあたり、色々な方法があるということだけはご理解ください。

 

とまじめなことを書いてみました。  それでは。。

 

 


頑固とこだわりは違うんだろうか?

2019-11-08 | 日記

題材の内容に行く前に現在の現場のようすです。今年は現場はボチボチとやっています。

則武の現場は外壁の養生中です。

そとん壁の下塗りが終わり、1週間ほど養生をしています。タマゴグミは塗り壁の場合いまのところそとん壁しか使用していません。理由は理屈が通った材料だからです。

塗り壁で一番懸念しているのがひび割れからの漏水です。モルタル壁などは割れると水がダラダラと入ってきます。そとん壁の場合は2重構造になっており、下塗りは細かな材料で水を通しにくい性質、上塗りは粗い材料で水を通しやすい性質となっています。上塗りから浸入した水は下塗りのところまでいく前に下に落ちてしまいますし、もし下塗りまで到達したとしてもそれ以上水が進みにくい仕掛けとなっています。

また、上塗り材料も全て色が付いており色が落ちるということはありません。 この点に惹かれて塗り壁の場合はそとん壁と決めています。あと、省エネ効果があるとかありますが、まあ、それはおまけと考えています。

大垣の家は基礎のコンクリートを打設しました。タマゴグミの基礎は立ち上がり一体打ちを採用しています。一体で打つことで強度が上がるという効果があるのですが、もうひとつは気密性がよくなることです。今回も床下エアコンを採用しますので、基礎から空気が漏れてもらっては困ります。一体で打つことでそれを防いでいます。

いつも思うのですが、一体で打てばコンクリート打ちは1回、コンクリートロスも少ないので通常の2回打ちよりコストが下がって当たり前と思うのですが、この工法のほうがコストは高いです。 つまり、技術料が高いということですね。そのあたりは職人さんの儀出に敬意をはらいきちっとお支払いしています。

 

さて本題です。

今日、メーカーの方が20年来改良を繰り返してきた家づくりの工法を紹介しに来てくれました。説明を伺うと数値的性能、施工性どちらをとってもいいなと思うものでした。

しかし、なかなかそれを採用しようとは思えない。というのも、タマゴグミが採用している工法と理屈が違うからです。

実際にはどちらの工法も大きな問題は出ていません。しかし、納得できない部分がありやっぱり認めることが出来ない。

これって、やっぱり頑固なのかな。とお話を聞きながら自問自答していました。

 

そこで、私の考えが頑固なのかそれともこだわりなのか、確かめるためにその工法を採用している工務店さんに後日連れて行ってもらうことにしました。

さて、納得できるんだろうか?

追伸

例え納得できたとしても、多分その工法は採用しないとおもいます。


これも手作り!!

2019-11-04 | 日記

今日は11月24日に見学会をさせて頂くお宅にお邪魔しました。

詳しくは こちらをご覧ください  タマゴグミHP

お引渡ししてから2年目、お庭も造りこんでいて非常に素敵でした。

で、伺っておどろいたのがDIYの凄さです。

押入れの中やキッチンの下に自作の棚、居間に小さな自作のテーブル そして極めつけがこれ

スピーカー。

なんか簡単な箱だから誰でも出来そう。と感じますよね。実はこれ無茶苦茶難しいのです。

スピーカーの音を響かせるためには共鳴させる必要があります。そのためには音が通る管を作る必要があるのです。箱がチョット大きくなっているのはその間にカタツムリの殻のようにグルグルと音が通る道がつくってあるのです。

そのためには使うスピーカーに合わせて計算してそれを正確に作らなくてはいけません。

単なる四角い箱に見えるのですが、感動もののDIYです。

 

音を聞かせてもらいました。重低音が柔らかい。いい感じです。

見学会の当日、音楽をかけておいて頂きます。是非手作りの音色を聴きに来てください。