車体右側の後方にある手摺状の懸具とみられるパーツを真鍮線で再現しました。これは今回のキットでは再現されておらず、ガイドに指示もありませんが、劇中車には付いています。
御覧の通り、赤枠内に手摺状の懸具とみられるパーツが見えます。キットに含まれる燃料缶やボックス等の積載物の取り付け位置にありますので、おそらくは積載品の固定懸具であろうと思います。
戦時中の実車の写真にも同じパーツが見えます。ガルパンの劇中車はこうした実車写真も参考にして描写されているのでしょう。
バックミラーはキットに入っているエッチングパーツと真鍮線で作りました。
左右のバックミラーです。他に前照灯、牽引ホールドなどのパーツを取り付けました。牽引ホールドは片方が不良で半分が欠けていたため、プラ板で同じ形を切り出して補完しました。車体後端の牽引ホールドも、片方のパーツが粉々に砕けていたため、無事だったもう片方のパーツをプラ板にトレースして複製して取り付けました。
左側の前後のハッチのアーム部分もパーツが折れたり欠けたりしていたため、全てプラ棒に交換して取り付けました。ガレージキットにおいては細かいパーツが不良になったり欠けたりするのは、よくある事です。こういう時にジャンクパーツやプラ材の備えが豊富にあると助かります。
以上で組み立て完了、と思っていましたが、劇中車のシーンを再度確認してみると、あと一つ、パーツを付け忘れていたことに気付きました。 (続く)