沢田公園の岩崖を降りました。岩の地層の上は散策路の位置がほとんど分からず、海岸沿いの木柵をたどるしかありませんでした。海の方を見ると断崖絶壁が視界に入って足が震えてしまうので、なるべく海を見ないようにしました。
降りる途中で、上図の祠があるのに気付きました。龍爪神社といい、昔に沢田の猟師たちが弾除け信仰のために正月の鉄砲試し撃ちを行なった際の祭神であるそうです。変わった神様ですね・・・。
沢田公園の案内パンフを貰いに、沢田公園露天風呂の受付に行きました。この露天風呂は、西伊豆町の町営施設なので、地元の方がよく利用しているそうで、観光客の利用はあまり無い、という話でした。
パンフを貰った際に「露天風呂を利用されますか」と聞かれましたが、さきに堂ヶ島温泉に入ってきたばかりでしたので、辞退しました。
露天風呂は岩崖の一番高い所に設けられ、温泉は堂ヶ島の源泉から汲み上げているとの事です。湯船は広くはないので、4、5人も入れば芋洗い状態になるそうです。
やっと駐車場に降り立ちました。ホッとしました。これでこの日の巡礼スポットは全て計画通りに回りました。あとは宿に入るだけです。
宿は朝食のみで予約していたため、この日の夕食の弁当やお菓子、飲み物などを上図のスーパー「Aoki」で買いこみました。原作コミック第9巻67ページ5コマ目で各務原なでしこ達がキャンプ時の食材を調達し、また犬山あかりが姉あおいにトンボロのお詫びの焼き鳥を買って貰っていたスーパー「AOYAGI」のモデルとなった建物がここです。外観も完全に一致していました。
この日の宿、西伊豆松伊東園ホテルです。松崎町の松崎海岸に面するリゾートホテルですが、朝食付き一泊で6000円とリーズナブルです。堂ヶ島エリアで同じ条件で探すと価格が倍ぐらいになるので、こちらの宿に決めた次第です。堂ヶ島までは車で10分ぐらいで行けますし、折角なので松崎海岸の景色も楽しみたいと思ったからです。
部屋はこんな感じの、細長い8畳間でした。良いではないですか。こういうので良いんですよ、こういうので。
時刻は午後4時を過ぎたばかり、まだ夏日も高く部屋に強くさしこんでいました。それで机を手前の日陰部分に移動しておきました。
窓からは松崎海岸が一望のもとに見渡せました。松崎町の最大のビーチであり、遠浅で波も静かな美しい砂浜が全長500m余りにわたって続きます。
その後はホテルの浴場へ行ったり、カフェでコーヒーを飲んだり、部屋で持参したガルパン戦車プラモデルを作ったりしてゆっくり過ごしました。
この日は下田から爪木崎、上原美術館、竜宮窟、伊勢海老標語、岩科学校、堂ヶ島トンボロ、堂ヶ島温泉清流、沢田公園、と忙しく回りましたので結構疲れました。夏場ですから暑さもまだまだ厳しく、巡礼旅行も三日目になっていますから、ここでめいっぱい休んでおこう、と考えたわけです。
なので、就寝時刻も21時ぐらいだったと思います。プラモデルを大体仕上げて再度浴場に行き、まったりと湯煙に沈んだ後にフニャー状態になり、そのまま布団に倒れ込んだのでした。
翌朝は午前6時前にスッキリ気分で起きました。外は快晴、松崎海岸の静かな朝景色をみながらのんびり過ごしました。
7時に食堂に行って上図の朝食をいただきました。バイキング方式です。好きなものを好きなだけ食べられる、個人的に好きな朝食スタイルです。
この日、9月3日で伊豆巡礼旅行の四日目となり、夜には帰途につく予定でした。それまでに回る予定地も色々ありましたので、しっかり食べておきました。
西伊豆松伊東園ホテルの公式サイトはこちら。 (続く)