塗装作業にとりかかりました。作中車はカラーページがありませんので、車体カラーは不明です。そこで、竪琴高校がビルマつまりミャンマー軍ティストのチームであることをふまえて、ミャンマー陸軍の2005年からの制服および車体の基調色となっている緑色の明暗2色を採ってみることにしました。
ミスターカラーの525番の緑色でまず車体全体を吹き付け塗装し、緑色にホワイトを適量混ぜて薄緑色にしたものを筆で塗って上図のようなスイカみたいな迷彩にしました。
もちろん、迷彩パターンは上掲の作中車に合わせました。知波単学園チーム車輌と異なって迷彩パターンは帯状に流れており、カラーは濃淡の2色であるようです。分断色の黄帯もありません。
これらをふまえて、ミャンマー陸軍の2005年からの基調色となっている緑色の明暗2色を選択した次第です。
作中車になるべくあわせて塗った結果です。面相筆は使わず、使い慣れた細筆一本だけで仕上げました。
今回の迷彩塗装作業は、並行して製作中の知波単学園チームの九七式中戦車の迷彩の予行演習も兼ねていました。周知のように知波単学園チームの車輌は全て3色迷彩に黄帯が入っており、塗装もかなり手間がかかります。現時点で旧砲塔型と新砲塔型とをそれぞれファインモールドとタミヤの2種のキットで2輌ずつ作っており、それぞれの迷彩パターンも異なります。なかなか大変な作業ですが失敗も許されませんので、一回は練習しておかねばなりませんでしたが、たまたま今回の竪琴高校チーム車輌が似たような迷彩であるため、格好の練習機会が得られた形です。
一通り塗ってみて、細筆1本だけのほうが意外と塗りやすい事に気付きました。迷彩は輪郭線を細く引いておくと簡単に塗れます。広い範囲を塗りつぶす際にも、細筆にたっぷり塗料を含ませて、ベタッという感じで、厚く塗料を塗るというより置くと言う気持ちで輪郭線の内部を塗りつぶすのですが、それは細筆のままのほうがやり易いと個人的には思います。
その細筆とは、他のガルパンキットにて車外装備品類などの細かいパーツ群を塗るのに常に使っている愛用の筆です。模型店で販売している専用の高級製品ではなく、セリアで100円で買った安物です。子供向けに柄が短く作られているため、軽くて持ち回しが楽です。細かい所にピタッと塗れますが、それは当然ながら迷彩塗装でも使えるわけです。
要するに、自分が持ちやすく塗りやすい筆を1本だけ持っていれば、大抵のものは塗れるのだろう、というのが私の基本理解です。模型に限らず、水彩や油彩やパステル画でも同様です。
車輪類を組み付けました。転輪の迷彩パターンは適当に決めて塗りました。
車外装備品類を取り付けました。金属部分は28番の黒鉄色、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。
背面のワイヤーを取り付けました。28番の黒鉄色で塗りました。
排気管は61番の焼鉄色で塗りました。
車体前面の車載機銃は28番の黒鉄色で塗りました。
砲塔の後面機銃も28番の黒鉄色で塗りました。
転輪のゴム部分はポスカの黒で塗りました。
ベルト式履帯を取り付けました。
最後にメタルパーツのジャッキを取り付けました。525番の緑色で塗りました。 (続く)